昨日のおがまんレポートの中で、第1回オホーツク網走マラソンの紹介をしました。スタート地点は網走刑務所前ですが、ここは網走でも有数の観光スポットです。でも実際に使用されている刑務所の前が観光地となっている場所なんて、日本中でもここだけではないでしょうか。

　網走刑務所を観光スポットとするきっかけとなったのは、先日亡くなった高倉健さん主演の映画『網走番外地』でしょう。当時幼かった私には、『番外地』という言葉には怖いというイメージを持ってしまいました。番外地＝刑務所というイメージができちゃったんですよ。

　そもそもこの番外地という言葉、どういうものかというと、ただ単に土地公簿で地番がついていない土地のことをいうのですね。無番地とか無地番地とも呼ばれるそうです。国有地などには地番がついてない土地が多くあります。

　網走刑務所の住所は正式には網走市字三眺官有無番地ということで、それがいつの間にか網走番外地と呼ばれるようになったとか。網走番外地なんていうと、最果ての厳しさを感じる言葉になりますね。

　そんな網走番外地をスタートするマラソン大会。刑務所前がスタート地点なんていうマラソン大会も、全国的には珍しいでしょうね。とても楽しみな大会です。