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10度目の ゴールは笑顔で LOVE&PEACE〜2014北海道マラソン完走記3 (2014-9-5 22:11:13)
(3)カウントダウン
朝、5時に目が覚めました。すぐに窓から外を見ると、雲ひとつない青空が広がっています。
これでこそ北海道マラソンです。昨年のように雲が広がり突然のゲリラ豪雨に見舞われるなど、とても北海道マラソンとは言えません。今年はいつもの北海道マラソンとなりそうです。私の中で、急激にテンションが上がってきました。
朝食は6時からなので、それまでの間に準備をある程度進めます。乳首には絆創膏を貼り、足裏と指の間、太股の付け根などにはマメや股擦れ防止用のムースを塗ります。
6時になって食堂に下りると、今日のマラソン出場者と思しき人が大勢食事を始めています。そんな中に入って、私もたっぷりと朝食をとりました。レース中の尿意を抑えるため大好きなコーヒーは我慢し、スタート前に食べるためバナナを1本持ってきました。
部屋に戻ってからは残りの準備をします。タイツを履いてランシャツを着て汗止め処理を施した帽子をかぶり臨戦態勢が整いました。
7時半に5丁目集合でLRS北海道の集合写真を撮ることにしていました。余裕を持って会場に行こうと思っていたのですが、到着したのはぎりぎりでした。早速集合写真を撮り、それぞれのスタートブロックに分散していきました。
私はまずトイレに向かいます。それぞれのスタートブロックに仮設トイレが用意されていますが、昨年もスタート前はものすごい列ができていました。早めの対応が肝要です。この時点ではまだほとんど列はできていませんでした。
それから日陰を選んで座って待ちます。スタートブロックにはもう入ることができますが、スタート前にもう一度トイレに行っておこうと思います。そのため体力を温存しながら待っていました。
8時近くなり、荷物を預けにいきました。それからふたたびトイレに向かいます。すると先ほどとは違って長蛇の列ができていました。回転の速い男子トイレとはいえ、これだけの列となると20〜30分くらいかかるだろうという迫力のある列です。
私は先ほども済ませましたからそれほど強い尿意はありません。でもきっと並んでいるうちにしたくなるでしょう。なにしろこの列では、したくなってから並ぶとスタート時刻に間に合わないかもしれません。
無事にスタートブロックの閉鎖時刻である8時40分には余裕を持って済ませることができました。ここまでは順調です。
ナンバーを見ると、私のナンバーはEブロックとしては若い方のナンバーです。ですからブロックの前方に並びたいところではありますが、すでに早くから多くのランナーが集まっています。この時間からではブロックの後方になるのは止むを得ません。そのことは覚悟のうえで、スタート前のトイレの方を私は重視しました。
大通公園北側の路上に設けられたスタートブロックは、街路樹のおかげで日陰となっています。おかげで日差しによる体力の消耗を防ぐことができました。私は周りのランナー同様に路上に腰を下ろして休みました。
気象条件も次々とアナウンスされていますが、天気がよく日差しも暑く感じる割には、気温は低いようです。なかなか20度を超えません。ただし日差しの強さとアスファルトの照り返しがありますから、体感気温は間違いなくそれよりも高いです。
周りを見ると楽走412旭川の代表であるとしちんさんがいました。としちんさんは私の隣に移動してくれて、そこでいろいろとお話をしました。おかげでスタートまでの退屈で緊張する時間も、リラックスしたままで過ごすことができました。
やがてオープニングセレモニーが始まります。招待選手が紹介されたりスターターの高橋はるみ知事のあいさつがあったりしているうちにどんどんスタート時間が近づいてきます。スタートブロックに入ってからスタートまでの時間がこんなに早く感じたのは初めてかもしれません。としちんさんと話していたおかげか、近年よりもテンションが上がっているせいか、いずれにせよいい感じでスタートの時間を迎えました。
スタートまでの時間が1分を切り、札幌テレビ塔の電光時計がカウントダウンを始めます。私の位置からは木の陰になって時計が見えませんが、正面にあるビジョンの画面に映っていますから一緒にカウントダウンをできます。
「10秒前、9、8、7・・・」
私自身12回目の北海道マラソンがいよいよスタートしようとしています。(つづく)
2008北海道マラソン
(1)今年もやっぱり珍道中?
(2)前日練習会