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  ホーム >> frunブログ集 >> 足裏の マメが激走 物語る〜第50回北商ロードレース完走記1

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feed 足裏の マメが激走 物語る〜第50回北商ロードレース完走記1 (2014-8-26 0:58:07)
(1)幸先の良いすべり出し

 「北商ロードレース」という変わった名前。これは「北竜町商工会」が主催する大会だったことからこのような名前がついたようです。

 ローカル大会でありながら50回の歴史がある大会です。しかも以前はれっきとした陸連公認大会で、コースも国道を走っていました。

 私が以前この大会に出たのはそんな時代です。走り始めた1999年には、第35回北商ロードレースの奨励種目3kmに参加しました。年代別の参加人数が7人で、6位に入った私は初めての入賞を経験した大会です。翌年の36回大会も奨励種目3kmを走り、37回大会ではハーフを走りました。

 38回大会にもエントリーをしていましたが、前日にジョグをしている最中に軽い肉離れをやってしまってDNSとなり、翌年からは北海道マラソンに参加するようになったため、その前の週に行われているこの大会には参加しなくなりました。ですからこの大会に参加するのは、13年ぶりとなりました。

 今までは北海道マラソンに影響があるのではないかと避けていたこの大会です。でも今年は、北海道マラソン前の最終調整として20kmを走ろうと思ったのです。北竜町は留萌からも近く、1時間以内で行けますから。そしてもうひとつ、赤羽有紀子さんがゲストランナーとしてやってくるということが最終的に参加を決断する決め手となりました。

 これまでずっと赤羽さんを応援し続けてきた私。現役を引退してからゲストランナーとして大会に来ることが増えましたが、わたしはなかなかそういう大会に参加できませんでした。でもこんな近くの大会に来てくれるとなると、そりゃあ参加しないわけにいきません。ということで、エントリーしました。

 13年前とはコースもすっかり変わっています。以前は役場前が発着点となっていましたが、今はひまわりの里が発着点です。以前は国道を走っていましたが、今はひまわり畑の中を走り抜けた後は農地の中を走ります。そして噂ではアップダウンもきついとか・・・。それでも20kmを走ることにしました。

 大会要項を見ると、開会式終了後に赤羽さんを交えて記念写真を撮るようです。さらにサイン会もあるとか。サイン会は先着40名のみ。その参加整理券は7時から配布するそうです。

 7時か・・・6時に出発しなきゃならないな・・・。そのためには5時起きか・・・。最初は行く気満々でエントリーしたのですが、現地で7時からスタートの10時まで待つのも大変だと思い、6時出発は諦めました。

 そうして迎えた大会当日。天気予報はどんどん悪化し、道北地方は大雨の恐れも出ています。北竜町の予報は曇りとなっていますが、大気の状態は不安定なようなので安心はできません。しっかり傘は用意していきました。

 受付開始は8時からです。その時間に間に合うように行けば、もしかするとサイン会整理券は残っているかもしれません。それにかけて8時を目指そうと思いました。ところが朝が苦手な私は、予定よりも出遅れてしまいます。7時20分頃、出発しました。

 道中は雨が降ったりやんだり・・・空を見ると雲が黒いところと明るいところがまばらになっています。長く降り続く雨ではなさそうですが、いつどこで降ってもおかしくなさそうです。そんな中、会場に到着したのは8時10分頃でした。

 もう結構な車の台数が駐車場にあります。その数は40台ではききません。こりゃあもうサイン会は無理でしょう。失敗でした。

 諦めつつもわずかな期待は持って受付に向かいます。受付テントには列ができています。その隣のテントには「サイン会場」と書いてあります。そしてそこには係員の方が1人座っています。手には何か券を持って。

受付会場

 私は受付の列には目もくれず、そのテントに向かいました。

 「整理券はまだありますか?」

 「ありますよ」

 と言って渡された整理券には、31番という番号が書かれています。いや〜、よかった!非常に幸先の良いすべり出しです。(つづく)


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