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【2013.8.24 ナズドラヴィ・フィルハーモニー特別演奏会を聴く】 (2014-8-25 11:31:59)
8月24日(日)、午後2時開演
大井町.きゅりあんホール
主催:芸術家の家、ナズドラヴィ・フィルハーモニー
指揮:佐伯正則先生
ドヴォルザークプロ
・スラブ舞曲第1番
・ピアノ協奏曲(pf:小田裕之)
・ヴァイオリン協奏曲(Vn:山?千晶)
アンコール
・スラブ舞曲第8番
佐伯先生から招待券をいただき、チェコ音楽などを紹介するアマチュアオーケストラ.ナズドラヴィフィルを
聴いてきました。今回でこのオケを聴くのは3回目です。
今回、聴いてみて少し感じたのは、協奏曲とスラブ舞曲の時の演奏スタイルが対照的で、協奏曲の時に、
もう少しオケが時にはソロ奏者に挑戦的になっても良かったかな?ということ。
2つの協奏曲、共にソリストを大切にしていこう!という穏やかな姿勢を感じました。
勿論、こういうスタイルも大切であって、2曲ともオケはソリストの演奏をよく聴きながらアンサンブルを
していることはよくわかりました。
その中で例えば、弦で言えば、コンミス、セコバイのトップ、それからヴィオラ最後列にいた男性奏者、
この3人は、かなりソリストに挑んでいるように思えました。
一緒に更に飛躍しよう!という気持ちが強く伝わってきました。
ソリストのお二人、小田さんは桐朋を首席で卒業、そして山?さんは桐朋在籍時は江藤俊哉門下、
更にお二人ともその後はチェコに留学し研鑽を積んできたようです。
私は個人的には今回、初めて実演に接するピアノ協奏曲への期待が非常に高く、
またそれは十分楽しめる演奏となり、本当にこのオケには感謝で一杯です。
第3楽章はとても明るく、佐伯先生の指揮にオケもよく答えていたと思います。
ヴァイオリン協奏曲は、よく耳にする名曲であり、コンサート、コンクール本選でも
近年、名演を聴いてきました。今回も冒頭の荒々しい序奏から、オケの燃焼度は高かったです。
第2楽章のソロなど、さすがでした。
アンコールでは、団員も緊張が解けたのか、佐伯先生の指揮に応えすぎるような劇的な演奏になり、
盛り上がりました。この位の元気さが協奏曲でもう少し出ればなぁとも思いました。
逆に言えば、それだけ協奏曲は難しいということ。チェロ協奏曲等と違って、この2曲をオケで
やられた方は少なかったことと思います。まして協奏曲2曲を演奏!
各団員が少し探るような、慎重さを感じた演奏会ではありました。
既述したようにコンミスさん、セコバイのトップさん、ヴィオラ後列のおにいさん、
あとはTrb、Tpの各奏者はかなりお上手。次回は来年5月に「新世界から」のようです。
チェコの音楽は、まだまだ一部しか知られていないと思います。
今後もこのオケには、演奏機会が少ない曲をどんどん積極的に紹介してほしいと思いました。
佐伯先生はステージに現れ、指揮台に乗るや颯爽と指揮されてました。
来週、日曜は都民交響楽団を聴いてきます。
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