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link Road to SAROMAN BLUE Road to SAROMAN BLUE (2024-10-10 15:00:05)

feed 周回を 重ねるたびに 距離延びる?〜北ガスグループ6時間リレーマラソンin札幌ドーム完走記5 (2014-7-17 0:35:56)

(5)力尽きたか?

 あとからタイムを確認すると、rosehip teaさんからタスキを受け取ったとき、月組との差は2分近くに広がっていたようです。でも私はそのようなことはまったく知りません。3周目を走ったときは、一瞬、安全圏か?と思えるくらいの差がついていたのに逃げ切れませんでした。ぷーさんと私の走力差を考えると、かなり大きな差をつけておかなければ3周連続で差されるということになってしまいます。もう悲鳴を上げそうな体に鞭打って必死で走りました。

 3周目で走ったときはぷーさんとすれ違った区間でも、今度は姿を見ることはありませんでした。どうやら先ほどの周回より差は広がっているようです。それならば悪くてもアリーナ内までは先行していられそうです。私が失速をしない限り・・・。

 給食所ではバナナをパスして羊羹だけを受け取りすばやく食べます。最初、給食所で羊羹を配られると聞いたときは、「走りながら羊羹を食べるのは無理だろう」と思いましたが、この羊羹は優れものでした。

 それは井村屋の『スポーツようかんプラス』です。こんな羊羹が出ているとは知りませんでした。

井村屋 スポーツようかんプラス 40g×5本入 ☆押し出すことで中身が出てくる新形態を採用☆

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 何より嬉しいのは食べやすさです。スティック状に個包装されており、その下の方を押すと先っぽからニョキッと出てくるので、手を汚さずに食べられます。そして味は慣れ親しんだ羊羹の味ですから抵抗なくいただけました。たまに受け入れがたい味のジェルなどもありますからね。1本113kcalということですからエネルギー補給としても十分です。

 これ、今後の補給食の主力として考えたいと思います。

 むろん、給食所で羊羹を食べたときにこんなことを考えていたわけではありません。ただ従来の羊羹をイメージしていた私は、大きな衝撃を受けながらスポーツようかんプラスを食べていました。

 給食所を過ぎてからサッカー練習場横、枕木コースを走ってドームを目指します。ところがこの間の距離がやたらと長く感じます。

 おかしいなあ・・・このエリアはこんなに長かったっけ?枕木エリアに入ったらすぐにドームへの入り口に到達しなかったっけ?そんなことを考えながら、なかなか思うように前に進めないことにもどかしさを感じています。

 毎年感じることですが、周回を重ねるたびに休憩場所までの階段の段数が増えているように感じ、自分の出番までの間隔が短くなっていくように感じ、そして1周の距離が長くなっていくように感じます。しかも著しい練習不足の今年は、その度合いが例年よりも大きく感じます。

 おかしいなあ・・・と首をかしげながらアリーナ内に戻ってきました。あとはakomさんにタスキを渡し、次の出番までじっくり休むのみです。無事にタスキを渡してコースアウトした私は、そのまま四つんばいになって呼吸を整えました。もはや疲労困憊です。

 タイムは2周目、3周目より落ちましたが、9分50秒とどうにか10分を切ることはできました。月組とのタイム差もかなり詰められましたが、初めてリードを保ってタスキをつなぐことができました。

      花組        月組
19周   3時間21分48秒  3時間22分21秒

 かなり時間をかけて休憩場所まで戻り、椅子に崩れ落ちるように座りました。

 さて、このあたりの時間になると、42.195kmの部に参加しているチームは続々とゴールを迎えています。私たちも42.195kmの部に参加していれば私はもう走らなくてもいいのですが・・・。

 「来年も1チーム6人だったら42.195kmの部に出ようか」

 冗談めかしてみんなに言いましたが、半分くらいは本気の発言でした。もうそろそろビールも飲みたいし(笑)。

 疲労はなかなか抜けませんが、周回はどんどん進んでいきます。

      花組        月組
20周   3時間32分01秒  3時間33分23秒
21周   3時間41分02秒  3時間42分50秒

 akomさん、hiromさんと走り終え、42.195kmの部ならばこれで撤収を開始して打ち上げに移ることが出来ます。しかし私たちはまだ2時間以上走らなければなりません。私はあと2周走らねばなりません。周回を重ねてからの2周は、出だしの2周と比べて倍以上の疲労度を感じます。

 しかし「疲れているのは私だけなのか?」と思えるくらい他の皆さんは快調に走っています。

      花組        月組
22周   3時間52分55秒  3時間54分05秒
23周   4時間02分31秒  4時間08分50秒

 daroさんからrosehip teaさんにタスキが渡ったことを見落としてしまうほど疲れきっている私ですが、月組のぷーさんがリレーゾーンに行ってるのを見て慌てて準備を始めました。準備といってもスライムをかぶっただけですが。

 やがてrosehip teaさんがやってきました。私はタスキを受け取って走り始めました。でも自分でもはっきりとわかるくらいこれまでの周回と比べてスピードが出ていません。完全に余力をなくしてしまったようです。

      花組        月組
24周   4時間16分51秒  4時間20分09秒

 足が重いうえに体も重く感じます。左腕の痺れも増してきたように感じます。あとはばてて失速しているのではなく、ファンランでクルージングをしているように見せかけようということばかりを考えていました。いったいどこまで見栄っ張りなのでしょう。

 4周目よりもはるかに距離が延びたように感じられる周回でしたが、どうにか途中で倒れることもなくアリーナに戻ってきました。akomさんにタスキを渡し苦しかった周回の終了です。案の定、この1周は10分32秒もかかってしまいました。 

      花組        月組
25周   4時間27分23秒  4時間28分41秒

 残すところはあと1周。そうすればいよいよビールを飲めます!(つづく)


(1)楽しい楽しいリレーマラソン
(2)ゆっくりスタート
(3)花組vs月組
(4)段数が増え、間隔が早まる



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