サン・サーンスは５曲、ピアノ協奏曲を残していますが、私はその中では第２番が特に好きです。
フィナーレは終始、ピアノが荒れ狂い、その激しさはヴァイオリン協奏曲以上のような気がします。

この曲の名盤も多いですが、私はタッキーノ盤を愛聴しています。




そしてヴァイオリンソナタ第１番！今夜は瀬崎盤で。瀬崎さんが日本音コンで１位になったのは、もう約20年前。

この曲はフランク、ドビュッシーのソナタと共に、フランスが産んだヴァイオリンソナタの傑作中の傑作ですが。
実演に接したのは、数年前の高橋真珠さんの演奏のみ。真珠さんの演奏も本当にお見事でした。

この曲は２楽章形式なのですが、「オルガン付き」のように実は４部構成。

サン・サーンスは、こういう形式にこだわっていたのかもしれません。

この瀬崎盤も、本当に伸びやかで、ラストは、まさに天空を音が飛び交うのが見えてくるような素晴らしい演奏です。