frunブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
やめようと 思ったけれど Go ahead〜第62回なよろ憲法記念ロードレース完走記5 (2014-5-25 22:34:20)
(5)体調不良の原因は
15kmは6分36秒、16kmは6分30秒とどうにかペースを保って走ります。最後の折り返しを回るとあとは下るのみです。1周目もこの下りに入ってから調子が戻りました。ここまでくればもう大丈夫でしょう。
・・・いやいや、そんな簡単なものじゃありません。油断をするとだいたいろくでもないことが起こります。
折り返して下りに入るとペースが上がったような気がします。でも体は逆に重く感じられるようになってきました。1周目はこの下りの途中で体に憑いていた何かが落ちたような感じがしましたが、今度は逆にそいつをまた拾ったような感覚です。しかも忘れていた吐き気もよみがえってきます。
こうなるとペースを上げるわけにいきません。少しペースを上げて1秒でも早く走り終えたいというのに、体がそれを拒否しています。
ここで体の欲求に反してペースを上げることも考えられます。でもゴール前で頑張りすぎることは危険にもつながることです。まして今日は体調がよくありません。こういうときは体調優先で無理のない走りをするべきでしょう。あえてペースはあげないように、控えめの走りに終始しました。
17kmは5分57秒、18kmは6分26秒とペースを守って走ります。ところが18kmを過ぎてまもなく、スマホから「ワークアウトを停止します」という声が聞こえてきます。2月に購入したスマホはどうもさまざまな面でトラブルが多く、GPSも突然測位を停止してしまうことがよくあります。止まってしまったら仕方がありません。
そのままのペースを維持したつもりで走り続けると、20km地点の距離表示がありました。ここで腕時計のラップを止めます。そこから出したこの2kmのペースは6分46秒/km。ちょっと落ちています。本人はイーブンで走っているつもりでしたが、体の方はかなり疲れているようです。
それでもここまでくれば残りは1kmあまり。ゆっくりクルージングをする感覚で競技場に入り、そのままラストスパートをすることもなくゴールしました。
2時間13分48秒というタイムは、仮装してクリーンアップランをしたときを除くとワーストタイムとなりました。でも今回は完走したということだけで満足です。なにしろ序盤からリタイアを考えながら走るような状態で、完走できるとは思ってもみませんでしたから。
ゴールして脱力してしまいました。会場内には煮込みジンギスカンの販売テントもあり、美味しそうな匂いも流れていましたが、とても食べられる状態ではなく諦めました。
帰り支度をして帰路につきましたが、やはり食事をしたいという気は起きません。途中で疲れからか睡魔にも襲われ、駐車帯で仮眠を取るという場面もありました。小平のゆったりかんで温泉につかり、どうにか帰宅しました。行きも長かったけど、帰りはより長く感じました。
帰宅してから奥さんの話を聞くと、どうやら奥さんもおなかを壊してしまったようです。2人揃ってということは、何かに当たってしまったでしょうか?ところがこの2日前から前日までは旭川・美瑛に行ってたこともあり、同じものを飲食したというのはあまりありません。そうやって考えていったら、思い当たるものがひとつありました。
それは美瑛から持ち帰ってきたお茶です。2リットルペットボトルに入っていたウーロン茶。半年以上前に買って美瑛の家の中に放置されていたものです。これが傷んでいたとしたら・・・。いや、それ以外に思い当たりません。
それならば、行きの運転のときも吐き気に悩まされた理由もわかります。どうやら私は、お茶に当たっていながら150kmの道のりを運転し、ハーフマラソンを走った後また運転して帰ってくるというものすごいことをやってのけたようです。でももう2度とこんな挑戦はしたくありません。
来年こそは普通の状態でこのコースに挑んでみたいと思います。(おわり)
(1)最初の試練
(2)真っ青な空と曇った心
(3)体が走行拒否
(4)Go ahead!