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feed 南るもいプライベート米『夢味心』 (2014-5-20 23:55:01)
 先日Facebookでは紹介しましたが、先週の土曜日に南るもいプライベート米『夢味心』を買ってきました。

夢味心


 そして日曜日に早速炊いてみました。もちろん電気炊飯器じゃありません。私が愛用する土鍋で炊きました。

ご飯釜


 このお米、期待以上に美味しいお米でした。蒸らしを終えておひつに移そうと蓋を開けた途端、このご飯の美味しさが見えました。だってご飯粒が本当に立っていましたからね。そして蓋を開けたときの香りが・・・なんとも言えなく食欲をそそる香りでした。

 そのまま試しに一口食べてみると、粘りもありほのかな甘味さえ感じます。一緒に食べた奥さんも「お米の味ってこんなに違うんだね」と驚くほどの味でした。まあ、普段は安いブレンド米を食べていましたから余計に違いがわかるのかもしれません(笑)。

 皆さんは留萌というとどんな特産物を思い浮かべますか?多くの人は水産物を思い浮かべると思います。私も留萌に住むまではそうでした。ところが留萌の農産物も馬鹿にはできないんですよ。

 たとえば米。生産量は上川や空知に及びません。でも南るもいのお米って、食味は高い評価を受けています。そんな中でこの『夢味心』が誕生しました。

 南るもい地区の稲作は「ななつぼし」が主流となっています。でもこの「ななつぼし」の過作対策が大きな課題となっていました。

 そのような中で、平成17〜18年にかけて新品種開発を目的に、「北海300号」と「北海302号」という2品種の試験栽培が全道数ヶ所で行われました。でも3〜4年に及ぶ試験の結果は、病害への抵抗性や生育性等が劣ることなどから、新品種候補とはなりませんでした。

 でも地域の若手米農家や南るもい農協では、これらの品種の食味の良さが他の既存品種に比べ際立っていたことに着目して、南るもい限定のブランド米とするために平成21年から再び試験栽培を始めました。

 平成22年にこの2品種の食味アンケートを実施したところ、通常食べているお米(トップはななつぼし65.4%、2位がほしのゆめ11.2%)と比較して、「北海302号」は89.7%、「北海300号」は77.6%から同等以上という評価を受けました。

 そして平成23年にネーミングを公募し、留萌千望高校情報ビジネス科の生徒によるネーミングが採用され、『夢味心』に決定しました。

 当初はAコープ店頭販売と今摺り米(お客からの注文によりその場で精米して販売)などから始まり、平成26年現在ではさらに札幌市内米穀店、各種イベントなどでも販売しています。また現在は品種を絞り、「北海302号」のみの作付となっています。

 南るもい地区の少数の農家しか生産していない
貴重なお米です。生産量は少ないため、留萌と札幌の一部以外ではなかなか入手できない幻の302『夢味心』。もしもこのお米を目にしたら、ぜひとも味を試してみてください。さわやかな甘みともちもちとした食感が良い感じのお米です。南るもいのお米の美味しさを実感していただけると思います。


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