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vol.419 トレイルラン規制の条例化についての陳情 (2014-5-8 22:27:22)
先週はトレイルランのマナーについて取り上げて、全国会議が開催されたこともあわせてお話しました。そのレポートの中で、市長名により大会中止の要望が出されて中止に追い込まれた大会もあるとお伝えしました。
実はその大会というのは神奈川県の鎌倉市で行われていた『鎌倉アルプストレイルラン大会』という大会でした。先週のレポートでは、鏑木毅さんたちが「今はトレイルランニングが生きるか死ぬかの瀬戸際」と立ち上がって全国会議を開催したとお伝えしましたが、実はひとつの大会が中止に追い込まれたというだけではなく、もっと大きな問題になってきています。今日はそんなお話をさせていただきます。
その鎌倉市で今年の3月に開催された市議会にひとつの陳情があげられてそれが可決しました。その陳情というのは、『トレイルラン規制の条例化についての陳情』というものです。ひとつの大会に対する中止要請だけではなく、トレイルランそのものに条例で制限をかけようという動きが出てきています。生きるか死ぬかの瀬戸際というのもわかりますよね。
この陳情を提出したのは鎌倉市にありますボランティア団体で、鎌倉のハイキングコースの見回りや整備について1977年から取り組んでおられる団体とのことです。トレイルランがブームになるはるかに前から、こうしたコースを守ってきた団体なのですね。
この陳情をあげた理由を要約しますと、トレランブームで増加したランナーと散歩や野外活動を楽しんでいる人が混在することで接触による滑落や転倒事故等の危険にさらされているということ。1人通るのがやっとというところでも、ランナーに出会うとすれ違いができず長時間待たされるという現状になっているということ。ランナーはこういうときに待つ、歩くというルールらしいが、現実にはほとんど守られていないということ。団体でマラソンするため樹木の根元の傷みも激しく倒木の要因になりつつあり、整備した階段も破損してきていること。こうしたことなどからトレイルランが増えている状況下では危険も増大して人身事故が起こるのではと懸念しているということです。
条例制定にあたっては、(1)タイム・レースの禁止、(2)団体走行の禁止、(3)個人も含む全面禁止、(4)ランナー専用道の新設・整備等といったことを考慮して検討してほしいという内容のものでしたが、この陳情が鎌倉市議会で採択されたということですから、今後はなんらかの条例案が市議会に提出されることになると思います。
特にトレイルは道幅も狭いし傷みやすいですから、走るにあたってはロード以上の配慮が必要になると思います。街中を走るのとは全然違いますから、山に関する知識やマナーも要求されると思います。そうしたことを理解せずにロードの延長のつもりでトレイルを走っていると、こうした軋轢を招いてしまうのも当たり前かもしれません。ですからトレイルを走るにあたっては、ロード以上に他の利用者に対する配慮と、周辺環境を守るという意識を持って走る必要があると僕は思います。
これはトレイルランだけの問題ではありませんし、トレイルランだけの問題にしちゃいけないと思います。今一度、私たち自身も自分たちのランニングスタイルが周りに迷惑をかけていないか、見つめなおしてみる必要があるのではないでしょうか。 以上、おがまんレポートでした。
FMアップルアスリートの風は、毎週木曜日の夜20時から21時に76.5MHzで放送されています。コミュニティ放送のため聴取可能範囲は限られています(札幌市内の一部)が、インターネット放送も行われているため、全国から聴取可能です。
この番組は「走る」パーソナリティ、市民ランナーのHITOMIさんが送る、札幌初の現役ランナーによるマラソン情報番組です。マラソンに関するあらゆる話題を取り上げ、毎週、各分野でマラソンに関わっている走ること大好き人間をゲストに迎えています。かくいう私も、2005年の11月に出演して以来、準レギュラー兼旭川支部長を拝命することとなりました。
2006年の2月から大会インフォメーションの中におがまんレポートのコーナーを作っていただくこととなり、最初はメールを送って読んでもらうというコーナーでしたが、そのうち電話レポートをすることになりました。ただ、どうしても時間が足りなくなることも多く、巻きが入ってしまうことがほとんどです。一時は無理やり収めるように短くしようと思いましたが、最近では無理に縮めることなく、HITOMIさんのグルグルを楽しんでいます。
自分としては、一リスナーとしてレポートをしていたつもりでしたが、100回記念放送の時はスタッフの一員として参加させて頂き、2006年の10月に創刊されたプログラムピックアップ誌・ピックアップルの中でもレポーターとして紹介されるようになりました。第4号のピックアップルでも、ムコレンジャーが載っているし、第9号のピックアップルでも250回記念としてアスリートの風が紹介され、私の姿も載っています。そして第13号のピックアップルでは、アスリートの風300回記念特集、第17号では350回記念特集、第21号では400回記念特集、第25号では450回記念巻頭特集が組まれ、またまた私の姿とコメントも載っています。
招待選手としても、2007年8月16日の放送では、家族で2度目のゲスト出演、そして2008年1月10日には3度目、9月4日には4度目、2009年3月19日には5度目、8月6日は6度目、2010年2月11日には7度目、9月16日には8度目、2011年4月28日には9度目、12月1日には10度目、2012年5月3日には11度目、2012年8月9日には12度目、2013年8月15日には13度目、2014年3月20日には14度目のゲスト出演を果たしました。
あっという間に9年目に突入したこのレポート。転勤に伴い、2008年4月からは帯広支部長、2011年4月からは留萌支部長としてやらせていただいています。
これからも皆さんに興味を持って聴いていただけるレポートをしたいと思っていますので、もしも「こんなレポートを聴いてみたい」という意見等があれば、ぜひお聞かせください。
みなさん、木曜夜はアスリートの風を是非聴いてくださいね〜!
Let's Run with a Smile!
実はその大会というのは神奈川県の鎌倉市で行われていた『鎌倉アルプストレイルラン大会』という大会でした。先週のレポートでは、鏑木毅さんたちが「今はトレイルランニングが生きるか死ぬかの瀬戸際」と立ち上がって全国会議を開催したとお伝えしましたが、実はひとつの大会が中止に追い込まれたというだけではなく、もっと大きな問題になってきています。今日はそんなお話をさせていただきます。
その鎌倉市で今年の3月に開催された市議会にひとつの陳情があげられてそれが可決しました。その陳情というのは、『トレイルラン規制の条例化についての陳情』というものです。ひとつの大会に対する中止要請だけではなく、トレイルランそのものに条例で制限をかけようという動きが出てきています。生きるか死ぬかの瀬戸際というのもわかりますよね。
この陳情を提出したのは鎌倉市にありますボランティア団体で、鎌倉のハイキングコースの見回りや整備について1977年から取り組んでおられる団体とのことです。トレイルランがブームになるはるかに前から、こうしたコースを守ってきた団体なのですね。
この陳情をあげた理由を要約しますと、トレランブームで増加したランナーと散歩や野外活動を楽しんでいる人が混在することで接触による滑落や転倒事故等の危険にさらされているということ。1人通るのがやっとというところでも、ランナーに出会うとすれ違いができず長時間待たされるという現状になっているということ。ランナーはこういうときに待つ、歩くというルールらしいが、現実にはほとんど守られていないということ。団体でマラソンするため樹木の根元の傷みも激しく倒木の要因になりつつあり、整備した階段も破損してきていること。こうしたことなどからトレイルランが増えている状況下では危険も増大して人身事故が起こるのではと懸念しているということです。
条例制定にあたっては、(1)タイム・レースの禁止、(2)団体走行の禁止、(3)個人も含む全面禁止、(4)ランナー専用道の新設・整備等といったことを考慮して検討してほしいという内容のものでしたが、この陳情が鎌倉市議会で採択されたということですから、今後はなんらかの条例案が市議会に提出されることになると思います。
特にトレイルは道幅も狭いし傷みやすいですから、走るにあたってはロード以上の配慮が必要になると思います。街中を走るのとは全然違いますから、山に関する知識やマナーも要求されると思います。そうしたことを理解せずにロードの延長のつもりでトレイルを走っていると、こうした軋轢を招いてしまうのも当たり前かもしれません。ですからトレイルを走るにあたっては、ロード以上に他の利用者に対する配慮と、周辺環境を守るという意識を持って走る必要があると僕は思います。
これはトレイルランだけの問題ではありませんし、トレイルランだけの問題にしちゃいけないと思います。今一度、私たち自身も自分たちのランニングスタイルが周りに迷惑をかけていないか、見つめなおしてみる必要があるのではないでしょうか。 以上、おがまんレポートでした。
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FMアップルアスリートの風は、毎週木曜日の夜20時から21時に76.5MHzで放送されています。コミュニティ放送のため聴取可能範囲は限られています(札幌市内の一部)が、インターネット放送も行われているため、全国から聴取可能です。
この番組は「走る」パーソナリティ、市民ランナーのHITOMIさんが送る、札幌初の現役ランナーによるマラソン情報番組です。マラソンに関するあらゆる話題を取り上げ、毎週、各分野でマラソンに関わっている走ること大好き人間をゲストに迎えています。かくいう私も、2005年の11月に出演して以来、準レギュラー兼旭川支部長を拝命することとなりました。
2006年の2月から大会インフォメーションの中におがまんレポートのコーナーを作っていただくこととなり、最初はメールを送って読んでもらうというコーナーでしたが、そのうち電話レポートをすることになりました。ただ、どうしても時間が足りなくなることも多く、巻きが入ってしまうことがほとんどです。一時は無理やり収めるように短くしようと思いましたが、最近では無理に縮めることなく、HITOMIさんのグルグルを楽しんでいます。
自分としては、一リスナーとしてレポートをしていたつもりでしたが、100回記念放送の時はスタッフの一員として参加させて頂き、2006年の10月に創刊されたプログラムピックアップ誌・ピックアップルの中でもレポーターとして紹介されるようになりました。第4号のピックアップルでも、ムコレンジャーが載っているし、第9号のピックアップルでも250回記念としてアスリートの風が紹介され、私の姿も載っています。そして第13号のピックアップルでは、アスリートの風300回記念特集、第17号では350回記念特集、第21号では400回記念特集、第25号では450回記念巻頭特集が組まれ、またまた私の姿とコメントも載っています。
招待選手としても、2007年8月16日の放送では、家族で2度目のゲスト出演、そして2008年1月10日には3度目、9月4日には4度目、2009年3月19日には5度目、8月6日は6度目、2010年2月11日には7度目、9月16日には8度目、2011年4月28日には9度目、12月1日には10度目、2012年5月3日には11度目、2012年8月9日には12度目、2013年8月15日には13度目、2014年3月20日には14度目のゲスト出演を果たしました。
あっという間に9年目に突入したこのレポート。転勤に伴い、2008年4月からは帯広支部長、2011年4月からは留萌支部長としてやらせていただいています。
これからも皆さんに興味を持って聴いていただけるレポートをしたいと思っていますので、もしも「こんなレポートを聴いてみたい」という意見等があれば、ぜひお聞かせください。
みなさん、木曜夜はアスリートの風を是非聴いてくださいね〜!
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