frunブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
9月25日 北アルプス 南岳小屋〜槍平〜新穂高温泉 (2014-4-6 14:36:59)
朝、小屋から出て日の出を見ました。
朝ごはんをお腹いっぱい食べて、下山です。
南岳から槍平への下り道、どんな道なのかドキドキです。
少し下ると岩だらけのガレたところを目印のペンキや竹の棒を見失わないように下ります。
二人組の女性たちはどんどん下って行きました。
「木の道がこわい」と小屋で誰かが言っていました。
木を簡単に組んだ橋が岩の切れたところに渡しています。
捕まる壁はありません。
近づくとロープが手掛かりに渡していました。
怖いって言っていたのはこの部分かなぁ?と思いながら下っていくと、1999年新道と書かれた小さな看板がありました。
槍ヶ岳で私に教えてくれた人は「とにかく急な下り道、あまり歩きやすい道ではないけれど、南岳からなら一番速いよ」と言っていましたが、その人はこの道を通ったのでしょうか?
鎖のかかったところを登ると、やせ尾根に30センチくらいの木の道が付けられています。
まったくつかまるところがありません。
ストックを突くところもありません。
「ひえ〜でたぁ〜」これですね!怖い部分って。
風は爽やか、冷たい風ですが、冷や汗かいて通過しました。
先に行った人たちが少し広くなった部分で休んでいました。
わたしも、休むほどの距離を進んでいないのにザックを下して一呼吸入れました。
手で捕まるところのない道って怖いもんです、しかも、木の道。
草付の道とはいえ、岩場も多く、ゆっくりゆっくり細心の注意を払って下りました。
後から来る人もゆっくりらしく、追いついて来ません。
やがて、岩ごろごろの所で、岩が凍っていてツルツル滑り、なかなか進めません。
平に見える岩もそおっと、そおっと、足を置いて、蹴らずに次へ行かないとツルットいってしまいます。
もうこうなったら、恰好も気にしていられません、誰も見てないし、四つん這い状態にもなりました。
だんだん這松から樹林帯へと下っていくと、凍った岩もなくなりましたが、下っても下ってもなかなか沢は遠くに見えます。
梯子のような階段のようなのも、はじめは恐々、後ろ向いてみっともなく下りましたが、だんだん慣れてきて、前を向いて普通に歩いて下れるようになりました。
こんなに登ったんだろうか〜?
と思いながらやっと岩ばかりの沢にたどり着きました。
沢に下ったらすぐに槍平小屋だと思っていましたが、まだまだ岩の沢や、山道を下って、やっとやっと、槍平小屋が見えたときは、さっきまで「まだかなぁ?」と思っていたのをすっかり忘れてしまいました。
9時50分くらいだったけれど、小屋ではコーヒーをいれてくれました。
ここからは岩も多いけれどなだらかな山道を大きなブナの森を楽しみながら下りました。
白出の沢を渡ると、そこからは林道歩きです。
奥穂高への分岐がありました。
ここから奥穂高まで登るのは厳しいのかな?と思いながら下ります。
ちょっと退屈な林道の先に、穂高平小屋があり、夏山だけの近道を通って行きました。
もう山道終わりと思ってちょっと残念だっただけに、嬉しい山道でした。
新穂高温泉までほどなくつきました。
13時45分くらい着。
14時55分の高山行きバスまで、ゆっくり温泉に入って過ごしました。
でも、1時間はあっというまに過ぎてしまって、バスまで走って行きました。
途中で、前後になりながら同じ道を進んだ若いカップルとの出会いや、いろんな人との出会いがあって、お話もいっぱいできたし、独りっていうのも楽しかったです。
岐阜まで特急、岐阜からは在来線で帰ってきました。
怖い木の道ってこれ??ロープもあるし、楽勝・・・と思っていたら・・・
這松はあるけれど、両側切れ落ちたやせ尾根、ストックついてバランスもとれないし、緊張しました。
槍平から新穂高温泉まではブナや白樺などの森と岩の沢を繰り返し通ります。
白出沢って、穂高岳山荘のある白出のコルに続いているのかなぁ?
ここを過ぎると林道。