実はちょっと動きを注目していた大会があります。それは毎年3月に埼玉県さいたま市で開催されている『さいたまシティマラソン』です。ハーフマラソンなどの種目が行われ、今年は過去最高となる15,750人のエントリーがあったようです。

　3月17日付の埼玉新聞では、『さいたまシティマラソン』のフルマラソン化に期待の声が上がっているというようなことが書かれていました。その中では、「16年度の大会でフルマラソンが実施されれば、さらに魅力的なレースとなる。」というようなことも書かれていました。具体的に「16年度」と書かれていたので、もしかしたら具体的な検討も始まっているのだろうか？と期待していたのです。

　いろいろ情報を拾い集めてみると、平成23年（2011年）12月の埼玉県議会で、フルマラソン大会開催についての質問があり、それに対して埼玉県知事からも前向きな答弁があったようです。その背景には昨今のマラソンブームに加えて、埼玉県職員である川内優輝選手の存在も大きいようです。まあ開催するとなったら招待選手の目玉（というよりホスト選手？）となることは間違いないでしょうからね。

　そうしたところ、3月30日の東京新聞に『さいたまでフルマラソンを　「1万5000人規模」「制限7時間以上」市検討委案』という記事が出ました。これによると2016年度を目標にさいたまシティマラソンをフルマラソン化したいという考えで昨年8月に開催検討委員会を設置していたようです。

　市としては3万人規模の大会を目指していたようですが、開催検討委員会からの提言では十分な道路の広さの確保が難しいということもあって1万5000人程度が適当と判断したようです。

　コースについては「市の象徴的なスポットをめぐる設定を」として、さいたま新都心やさいたまスーパーアリーナ、武蔵一宮氷川神社などを見どころとして提案しているようです。ただネット上の反応を見ると、「さいたま市の象徴的なスポットって何があるの？」といった反応も多いようですが・・・。

　時期は2月か3月開催との提案ですが、この時期は関東でもマラソン大会が多数開催されていますね。そのことを心配する声も見かけましたが、フルマラソンはどの大会も定員があっという間に埋まっているという現状を考えると、むしろ「大会難民」の解消につながることを期待できるのではないかとも思えます。

　かつて平成4年（1992年）から平成13年（2001年）までは『彩の国さいたまマラソン』が開催されていましたが、当時は参加者の激減などがあって中止となったようです。これが復活するとなると、選択肢が増えてありがたいことと思います。

　Ogakunのところを拠点にすると、東京マラソンも板橋シティマラソンも参加しやすくなったと思っていました。でもこの大会が実施されたらさらに参加しやすくなります。

　開催時期が2016年度の2月か3月となると、2017年の2月か3月ということになりますね。3年後ですか・・・。今から予定に入れておきます（笑）。