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feed 交響曲「HIROSHIMA」 (2014-3-10 7:19:56)
広島を題材とするいうクラシック作品となると、話題の偽作曲家の作品が一般には一番認知されていると思うが、
クラシックファンであれば、林光、ペンデレッキあたりが有名だと思う
(そもそも、あの交響曲第1番は広島とは関係なく作られた)。

そのような状況下、忘れてはならないのは團 伊玖磨の交響曲第6番「HIROSHIMA」である。
作曲者指揮のウィーン交響楽団で録音が存在する(交響曲全集)。團は第7番に着手するも未完で世を去っている。

今回の騒動で、「HIROSHIMA」という交響曲を今後、演奏する際、 團の作品が、


「ヒロシマ??あの騙し野郎が書いたヒロシマ??」


って誤解されそうな気がしてならない。



この交響曲第6番では團は原爆の悲惨さを訴えるというよりは、あの廃墟から立ち上がった広島市民の力を描いているようだ。

最終楽章では女声独唱による「ヒロシマより誇らしき町はない!!」等の詩が唱えられ、オケ全体が壮大に鳴り響き、
圧倒的な終結を迎える。

能管、篠笛が特徴的で、初めて聴いた時は、ウィーン響に凄い方がいる!!と思いきや、これは日本人による演奏だった。

私が素人ながら残念に思うのは、なぜウィーン響を使ったのか??ということ。オケは非常に上手いのだが、
團音楽の何というか、土臭さがない。綺麗に演奏しているのだ。

それがまた篠笛との対話で顕著。


それから團といえば「ぞうさん」だ。まどみちおが先日亡くなったが、この曲は本当に楽しい。

そしてラジオ体操第二も團の作品。
「祝典行進曲」は吹奏楽経験者であれば、一度は演奏したことがあると思う。


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