1月5日の日記でもちょっと弱気なことを書いていましたが、今年のサロマにはエントリーをやめようかという気持ちもありました。

　練習不足と体調不安。それらの影響で、自信をすっかり失っていたのです。今は10?を走ることもできないような状態です。こんな状態で、半年後までに100?を走れるようになるのだろうか・・・と考え始めると、ワッカを走っている自分の姿というものをどうしてもイメージできませんでした。

　十分なパフォーマンスを発揮できる状態にならないのにサロマを走ったとしても完走は覚束ないでしょう。そしてまたリタイアを重ねるとますます自信を失ってしまいます。長い目で見ると、今年は1年見送ったほうがサロマンブルーに向けて近道となるかもしれない。これぞまさに『急がば回れ』じゃないか。そんなことを真剣に考えていました。

　だけど一度エントリーを途切れさせたら、来年以降も走るモチベーションを保てなくなるかもしれません。これは危険な賭けです。

　なかなか結論が出ないので、とりあえずエントリーをしておいてどうするか考えようかとも思いました。でも「とりあえずエントリー」というのは好きではありません。「絶対に走る」という気持ちを持っているレースのみにエントリーしたいと思いますし、これまでもそうしていました。エントリー開始の1月22日までに「絶対に走る」という気になるかどうか。それがサロマのエントリーに向けての分岐点となりました。

　そのための手段として考えたのが投稿でした。北海道新聞の読者の声に投稿しよう。そしてそれが採用されたらサロマにエントリーをしよう。そう思ったのです。

　メールを送ってから数日間。掲載される気配はありません。これはもしかすると「今年はエントリーを見送りなさい」という天のお告げかな、などと思うようにもなりました。

　ところが今朝、新聞を見ていくと、載っているではありませんか！

　書いたときはそれほど感じなかったのですが、改めて読んでみると気恥ずかしくなる文章です。お恥ずかしい限りで・・・。でもこんな文章が載ってしまったからには、回避するという選択肢はなくなりました。今年もエントリーします！そしてエントリーするからには、完走を目指して最大限の努力をします。今の状態で完走できる状態まで上げていくのは難しいけど、不可能ではないと信じて頑張ります。

　今年は大好きな加賀谷はつみさんの【Never say never】をテーマソングに頑張ろうと思います。

グツグツ煮詰まる音が　頭に鳴り響いてる　あぁ・・・
まだ夜が明ける前なんだ　笑顔の準備する空　出かけよう

握りしめたコンパスで図る行き先は
挫けない心だけ出会う Heaven

走り出した僕らには引き返す理由はない
「辛いから途中で帰ろう」らしくないじゃん!
息をきらして走ろう　前に進んでるサイン
吸い込まれそうな青の中へ
ちっぽけな僕を全部あげよう

霧がかって何も見えない
右か左もわからない　あぁ・・・
立ち止まってる暇はない　
けど焦って迷子にはなれない

握りしめたコンパスで図る行き先は
暗闇の夜越えて出会う Eden

走り出した僕らには　失うものなどない
「怖いから途中で帰ろう」らしくないじゃん!
星の川を見上げて　自分を信じるんだ
穏やかに眠る青のように　揺るがない心一つあればいい

走り出した僕らには　目指すべき場所がある
「辛いから途中で帰ろう」らしくないじゃん!
辿り着けるはずなんだ　熱い朝日が見たい
吸い込まれそうな青の中で
風が囁いた　Never say never