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2013おがまんの10大ニュース第1位 (2013-12-29 21:29:33)
予想外 15年目の 金メダル
今では珍しい宣言タイム制の大会である、オロロンライン全道マラソン大会。毎年7月に留萌管内羽幌町で行われています。
宣言タイム制というのは、
1.エントリー時に自分が走るタイムを宣言タイムとして登録する。
2.当日は時計など時間がわかるものを身につけずに走る。
3.実際のゴールタイムと宣言タイムの差が少ない順に順位がつく。
ということで、速さに関係なく順位がつくという方式です。ですから私のように普段は入賞とは縁がないランナーでも優勝するチャンスがあります。しかしながら自分が思った通りのタイムで走るというのは、体がペースを覚えていなければできることではありません。それなりに走力を持っている人でなければなかなか入賞することはできません。私もこれまで何度か宣言タイム制の大会に出ていますが、1度も入賞経験はありませんでした。
この大会はリザルトが発表されるまでの間、レセプションとしてバーベキューが行われます。さらに参加者の過半数に景品が当たる太っ腹の抽選会も行われるという、走った後もたっぷり楽しめる大会です。そのようなこともあって、毎年奥さんも一緒に参加しています。
加えて今年はNHK-BSで毎週土曜日に放送しているラン×スマの取材も入っていました。お笑いタレントのザ・たっちの2人も出場しており、いつもより賑やかでした。
昨年は47分09秒で走った私。ですから今年は47分05秒と宣言タイムを登録しました。
風邪をひいて体調は万全ではありませんでした。それだけに宣言タイムになるように調整しながら走るというより、全力で走ってこのタイムで走れるかどうかという状態です。ですから調整はせずに全力で走ろうと思っていました。ところが体の動きは想像以上に重く、ペースが思うように上がりません。そんな状態が折り返しまで続きました。
このままでは予定より明らかに遅いと判断し、折り返してからはペースを上げました。おかげで1人、2人と前のランナーを抜きながら走りました。結局復路では5人を抜く形でゴールしました。
手応えとしては目標タイムに届いていないと思いましたが、もしかすると47分30秒くらいで走れているかもしれません。うまくいくと入賞しているかも・・・とちょっと期待していました。
そんな期待を胸に抱きながらレセプションのバーベキューを楽しんでいました。やがてリザルトが発表されます。それを見ると・・・なんと、一番上に私の名前があるではないですか。宣言タイム47分05秒。ゴールタイム47分06秒。なんとその差は1秒!復路でペースアップをしたことが報われました。
レセプション終了後の表彰式では3組15人ずつ壇上に上がって表彰されます。賞状と金メダルをもらって宙に浮くような気分でした。
しかも8月31日の18時からNHK-BS1で放送されたラン×スマでは、この写真が名前入りで紹介されました。宣言タイムとの差が1秒というのは、10kmの部で全カテゴリーを通じて最高の成績だったのです。2重の喜びでした。
1999年に走り始めてから、今年が15年目のシーズンとなります。高速ランナーではない私ですから、これまで入賞した経験というと数えるほどしかありません。たまたま年代別でエントリーが少ないカテゴリーだったときだけです。
優勝経験となるともっと少なくなります。単独で優勝したのは2004年の町民健康マラソン(美瑛町)だけです。この年は高校生などの高速ランナーが出場しなかったという幸運に恵まれてのものでした。そのほかでは1999年の町民健康マラソンと2001年のたかすジョギングフェスティバルで、いずれも娘と組んだ親子ペアで優勝しました。いずれも娘の力を借りてのものです。
地元ローカルの大会と親子ペアで優勝経験があるだけ。しかもそれは9年以上も前のこと。もちろん、優勝の味なんてすっかり忘れていましたし、こんなに立派な金メダルをもらったことなんて初めてのことです。
15年に及ぶランナー生活で初めてもらった金メダル。
宣言タイム制のローカル大会ですが、私にとってこれは今年最大の出来事でした。来年も連覇を目指して頑張りたいと思います。
ということで、今年の第1位は、
予想外 15年目の 金メダル
(オロロンライン全道マラソンで優勝!)