frunブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
井上陽水 ドキュメント「氷の世界40年」 (2013-12-28 23:00:13)
年末年始最大の不満は、面白いテレビがあまりないことです。バラエティのスペシャルが多過ぎて・・・。もっとも私が見たいテレビがあったとしても、チャンネル権は私にありませんから録画して観るしかないのですが。私と奥さん、テレビの好みがまったく違いますので。
ところが今日は奇跡的に同じ番組を観たいと思いました。それは21時からNHKBSプレミアムで放送された『井上陽水 ドキュメント「氷の世界40年」です。
私が中学生の頃はフォークソングブームでした。同級生の多くがフォークギターを持ち、みんながシンガーソングライターでした(笑)。そのブームの中心にいたのが、井上陽水と吉田拓郎(当時はよしだたくろう)です。
中でも私は井上陽水のファンでした。私がフォークギターを買ったのは、【東へ西へ】を歌いたかったからです。
もちろん、陽水のアルバムはすべて持っていました。でもシングルは1枚も持っていません(後に【闇夜の国から】だけは買いました)。陽水の魅力はシングルよりもアルバムと当時から思っていたのです。シングルカットされた曲より、アルバムに残されている曲こそ名曲だと。
この番組で取り上げられた【氷の世界】ももちろん持っていました。
そんな【氷の世界】のマルチテープが発掘されたということで、当時の関係者や陽水本人が出演していろいろ語ります。そして陽水本人が歌います。
驚いたことに、テレビから曲が流れてくると私も歌えるんですよ。しっかりと体に染みついているんですね。そうだよなあ・・・。当時、陽水の曲といったら青春そのものだったもん・・・。【氷の世界】の前にはライブアルバムの【もどり道】がリリースされましたけど、あれは聴きすぎて本当に擦り切れちゃいました。ザラザラとひどい雑音が入るようになっちゃいましたから。
【氷の世界】からは【心もよう】がシングルカットされてこれも大ヒットしましたが、私はB面の【帰れない二人】が大好きでした。【氷の世界】の中で一番好きな曲でした。でもどちらをA面にするかで、陽水本人をはじめミュージシャンはみな【帰れない二人】を推したのに、プロデューサーだけが【心もよう】を推して決まったという裏話が面白かったです。
いま、こうして思い返してみても、本当にクオリティの高いアルバムだと思います。特にA面の3曲。あかずの踏切り〜はじまり〜帰れない二人と続く流れは最高でした。いつも部屋を真っ暗にして聴いていました。帰れない二人の時は、好きな子のことを思い浮かべながらね。
本当に素晴らしい番組を見ることができて満足しましたが・・・私の中の物欲は、【氷の世界】のCDをポチれと言ってます(笑)。