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フレッツ光ネクスト隼 (2013-12-23 0:48:07)
我が家に来ているネット回線を、これまでの「フレッツ光プレミアム」から「フレッツ光ネクスト隼」に変えることとなった。最近NTTからやたらに携帯に電話がかかっていたのだが、今なら工事費無料で変更可能、月額料金も変わらずに最大1Gbpspまで通信速度が上がりますというセールスをしたかったということのようだ。どうやら将来的にフレッツ光プレミアムは廃止するので強制的にでも移行させたいというNTTの思惑が見え隠れしていたが、無料ということなので話に乗ってやることにした。
フレッツ光ネクストに変えると、個別の家まで光ファイバーが来るということになるようだが、うちは賃貸アパートなのに大丈夫なのか、という疑問があった。というのも現状で光が来ているのはアパートの共用設備までで、そこから各戸には電話のメタル線を使いVDSLで分配していたからだ。すると、来訪した業者は、うちの部屋の天井にあった嵌め殺しのコンセントまでファイバーを引いてくるという工事をやってのけた。ほんとうはもっと簡単にできるはずなのが、自分の入居以前に部屋の間仕切りを撤去するというリフォームをしている関係で、若干ややこしい状況になっているらしい。今まで電話のモジュラージャックが出ていた口はこれでお役御免となった。覚書のために記録しておくと、今後の退去の際は、原状復帰しなければならないので、改めてNTTに連絡して、この光ファイバーは撤去しなければならないそうだ。元の電話線を使うかどうかは次の入居者の状況次第というわけだ。
記録のため変更前の機器構成を記しておく。これまではモジュラージャックから電話線を引いてきて、そこから2つの端末装置を介在してLAN線が伸びるという形になっていた。さらに、光電話を契約しており、それは伸ばしたLAN線の一つが光電話用の装置を通ってそこから電話線で電話機につながる、という形になっていた。
変更後の構成は、機器が1つのみとなった。ここに先ほどの天井から出てきた光ファイバーがずるずると引きまわされて直接刺さり、LANの出口が4つと、光電話用のモジュラージャックの出口が2つあるという形になった。このおかげで、今まで光電話用に使われていたLANポートが1つ空いたのと、電源コンセントが3つ必要だったのが1つに減ったというメリットがある。
しかし、メリットというとそれぐらいで、変更後の回線速度を測ってみても前より速くなったという感じはしなかった。1Gbpsといっても、フレッツ網中の理論上の最速値であって、実際はそれを複数の利用者でシェアしているのだから、1Gbpsなんて値が出るわけがない。また、その先のプロバイダがどれだけの帯域を用意しているかということに左右されるようだ。
プロバイダと言えば、最初にNTTから電話があった際は、担当者は「プロバイダにも連絡しておいてくださいね」と軽いノリで言っていたのだが、実際にはプロバイダに対して設定変更の手続きが必要だったのだ。幸いプロバイダ側がすぐに対応してくれて、フレッツ光ネクスト用のIDパスワードをわずか数日でに発行してくれたから事なきを得たものの、そうでなければネットがつながらないところだった。
また、新たに設置される機器には無線LANをつけることができるとのことだったが、LANカードが月額105円の有償レンタルで、しかもネットの評判を見ていると性能はあまり良くないとのことで頼まなかった。市販の無線LANも使えるという話だったのだが、カードの刺さる口の形状は一般製品のそれとは異なっており、この機器専用のカードでないと使えないということのようである。市販品を使うならば、無線ルータの親機をLANポートにつながねばならないようだ。
というわけでつらつらと書き連ねたが、同様の状況にある人の参考になれば幸いである。というか今回の記事は、今後に向けた備忘録に近い。