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2013おがまんの10大ニュース第7位 (2013-12-13 22:00:19)
関門の 制限時間が 気にかかる
北海道マラソンは、今も私にとって最重要レースのひとつです。
初めて参加したのがちょうど10年前の大会でした。当時、男子の参加資格は『2年前の1月1日以降、フルマラソン4時間以内またはハーフマラソン1時間40分以内の持ちタイムがあること』でした。大会名とタイムを申告せねばならず、そのタイムは大会のリザルトでチェックされて虚偽の申告をしてもエントリーが認められず返金されるという厳しさがありました。当時、フルマラソンの自己ベストが4時間17分だった私は、ハーフタイムの1時間36分台というベストタイムでようやく参加資格をクリアしました。当時は『北海道マラソンに参加する』というだけでもステータスを感じられる大会でした。
むろん、参加するためのハードルが高かっただけではありません。5kmごとに関門制限時間が設けられ、私クラスのランナーには大変厳しくのしかかりました。40km地点に設けられる最終関門の制限時間は3時間45分。ここをクリアするとゴール関門もないので完走は約束されます。最後は中島公園までのビクトリーロードをウイニングランの気分で走れました。
8月最終日曜日に開催される北海道マラソンは、コース上の最高気温が30度を超えることも多く、暑さとの戦いになります。ですから走友たちからは、『3時間40分で走る力がなければ北海道マラソンは完走できない』と言われました。
それなのにこの日、やはり30度を超える暑い日となったにもかかわらず、私は3時間50分18秒という好タイムで完走してしまいました。それ以来、北海道マラソンへの挑戦は続けています。
今年で11回目の挑戦となる北海道マラソン。2005年と2006年はタイムオーバーで失格となり完走できませんでした。ところがその後は参加資格と関門制限時間の緩和に助けられたこともあって、完走が続いています。最終関門である41.6km地点の制限時間が5時間05分となったため、いまでは5kmごとの関門制限時間も頭に入っていません。5kmごとの関門制限時間の3分くらい前にギリギリで通過し、数百m後ろを走る終末車のプレッシャーから逃げながら走っていた昔が懐かしく思えます。でもけっして戻りたいとは思っていません(笑)。
制限時間が大幅に緩和された2009年。それでも私にとっての北海道マラソンは制限時間4時間だ!とサブフォーを目指して走り、ギリギリで4時間を切ることができました。ところが2010年以降は終盤での失速が続き、4時間を切れなくなりました。しかも年々タイムが落ちてきています。昨年はとうとう歩きも交えることとなり、4時間30分を超えて北海道マラソン自己ワーストを更新してしまいました。
これじゃあいかん!この悪い流れに終止符を打たねばなりません。今年こそは北海道マラソンでのサブフォー復帰!いや、北海道マラソン自己ベストの更新を目指そうと誓いました。初挑戦したときのタイム、3時間50分18秒がいまだに北海道マラソンの自己ベストであり(30回以上走ったフルマラソン全体でも4番目のタイムです)、この記録の更新を目指そうと思ったのです。
でも思うだけでは実現しません。3月の大転倒から調整が大幅に遅れてしまい、ロング走もペース走もほとんどできないまま当日を迎えることとなってしまったのです。
2003年とその後を比べると、走力そのものはその後の数年間の方が明らかに上回っていました。ところが大会に向けた練習内容としては、2003年が最も充実していました。北海道マラソンにかける並々ならぬ想いが後押しをしたのでしょう。挑んでも挑んでもこの記録を更新できなかった理由はそこに尽きるでしょう。だから今年はそのことを思い出して内容の濃い練習をするつもりだったのですが・・・。
練習をしなければ満足に走れるわけがありません。4時間を切ることすら難しく思える程度の練習内容では勝負に出られません。それでもネットタイム4時間のペースをしっかり守りながら走っていました。だけどその走りができたのは新川通の折り返しまでです。折り返してからは徐々にペースが落ちていきます。そこに襲いかかるゲリラ豪雨!ウェアもシューズもずぶ濡れになり、あっという間に足裏にはマメもできてしまいました。これが痛くて痛くて・・・と、言い訳モードに突入しそうなので、ここで切っちゃいます。
まあマメができたのは事実ですが、できていなくても結果は同じでしょう。それどころか、ゲリラ豪雨がなかったとしても満足な走りができたはずがありません。今の私の力がそのまま現れた結果です。
30km付近から、今年もかなり歩いてしまいました。途中までは昨年よりはいいタイムでゴールできると思っていたのに、終わってみればワーストタイムを更新していました。4時間33分47秒。これが私の現実です。4時間どころか、42.195kmをきっちり走りきることすらできなくなっています。
このままだと、来年は5kmごとの関門制限時間をしっかりと意識しながら走らないと危ういかもしれません。そんなことにはならないように、しっかりと鍛えなおしていきたいと思うのですが・・・。
ということで、今年の第7位は、
関門の 制限時間が 気にかかる
(北海道マラソン自己ワースト更新)
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