ブログネタ：世界で一番好きな曲 参加中

　世界で一番好きな曲は何かと聞かれたら、迷わず加賀谷はつみさんの【君がいる】と答えます。

　この曲は2011北海道マラソンのテーマソングでした。そのため大会前にテレビのCMのバックに流れ、その透き通った歌声に惹かれていました。北海道マラソンが終了して間もなく配信限定でリリースされたと知り、早速購入して聴いてみました。そのときに受けた衝撃は、今でも忘れられません。

　それまでは曲の雰囲気とはつみさんの歌声に惹かれて「いい曲だな」と思っていた程度でした。リリースされたという情報を聞いて「それなら1回通して聴いてみよう」というくらいの軽い気持ちで購入したのですが、聴き終わってからは何度も何度もヘビロテしました。

♪ねぇ待ってて光るゴールゲイトで
　そう絶対にたどり着いてみせる

　2番のサビで歌われているこの歌詞は、私に欠けていたものを思い出させてくれました。ゴールにたどり着きたいという願望は持っていても、いつしか「絶対にたどり着いてみせる」という決意を失っていたことに気づきました。初めて北海道マラソンを走ったときも、初めてサロマに挑戦したときも、周りが何と思おうと、自分は「絶対にたどり着いてみせる」という決意とともに走っていました。だからこそ周りの下馬評を覆してゴールにたどり着けたというのに・・・。

　そのことに気がつくと、この部分を聴いていると涙がこぼれてきました。

　さらにもう1か所、Bメロにも涙を禁じえませんでした。

♪どんなに遠くたって
　遅くたって前を向いて
　あの大きな風のようにほら駆けよう
　自分らしいスピードで

　まさにウルトラマラソンの走り方ですよ、これは。この通りに走ってればウルトラマラソンだって走りきれます。

　この【君がいる】と出会ったおかげで、私の中にまた力がよみがえってきました。その後、11月の神戸マラソンで2年ぶりのサブフォーをマークできたのも、翌年のサロマで5年ぶりに完走できたのも、すべて【君がいる】の力です。

　今では【君がいる】はマラソンばかりではなく人生の応援歌として聴き続けています。

　皆さんもぜひ聴いてみてください。10月に発売された加賀谷はつみさんの1stアルバム【シンガーソングハイカー】にも収録されていますから。