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【TBS ドラマ「こうのとりのゆりかご」を観た】 (2013-11-27 12:34:13)
「愛と感動の〜」という副題だったが、大体、このような副題のドラマを観て、私は感動することは少ない。
「赤ちゃんポスト」の熊本のある病院のドラマだったが、「半沢直樹」が見え隠れする印象が強かった。
主人公の看護部長の夫役は宇梶さん←「半沢」の大阪編の悪者役(^^;。
病院の広報だったかは、排田さん←机バンバン!でブレイクした小木曽人事次長
医師には同じく「半沢」大阪編で半沢の部下役の方だ。
更にCMにはソフトバンクで、堺、上戸、鶴瓶が出てくるものだから、もう苦笑いしかない。
これでドラマ自体がしっかりしていればいいのだが、確かに赤ちゃんが生まれる場面等は、私も親という立場で見ると泣けてしまったし、
本当に育てられない..と赤ちゃんを預ける母親を演じた女優の演技は素晴らしかった。
路面電車に逃げるように乗り込み、追いかけてきた看護部長(薬師丸ひろ子)に頭を下げたのだが、
ここは、このドラマでの最高の場面だったと思う。
ただ、全体に安っぽいイメージが強かった。
特にラストだ。5歳の幼児が、両親・医師・看護師に「ありがとう」という場面は、非常に違和感を持った。
自分を産んだ母親は、今、抱っこされている母親とは違うということを突然知らされた幼児。
あんな場面で、いきなり育ての親、更には医師、看護師に歩み出て「ありがとう」等、言えるだろうか?
(ドラマを観ていない方には何の事やら?と思うだろうが)。
しかし、それが、今回のような安っぽいドラマとして、表現されてしまったのが残念。
最後が本当に薄かった。あそこで感動させようという狙いだったのかもしれないが、そうはいかない。「ありがとう」は素敵な言葉だけど。
これで視聴者から「感動した!!」等の声が、多かったら情けない。
熊本市周辺の名所がよく映ったのは楽しかった。熊本城、路面電車、商店街、更にはくまもんまで。
私の熊本の出張仕事は昨年で一息ついて、もうしばし行く機会はないと思うが、いつかのんびりとプライヴェートで訪れてみたい。
当たり前だが、出張だと楽しめないから。
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