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第2回加賀温泉郷マラソン中止 (2013-11-25 23:22:12)
昨年まで37回にわたって「全国健勝マラソン加賀温泉郷大会」として石川県加賀市で開催されてきた大会が、今年から従来のコースを一新して「加賀温泉郷マラソン」としてリニューアルされて4月に開催されました。
来年は第2回大会として4月19日、20日の開催が予定されていたのですが、11月22日に第2回大会の中止が発表されました。大会が中止になることはさまざまな事情からときどき見かけますが、今回は11月1日からすでに第2回大会のエントリーが開始されていながら急遽中止が発表されたという点がきわめて異例のことといえると思います。
公式サイトでは以下のように発表されています。
(引用ここから)
第1回加賀温泉郷マラソンとして、従来のコースを変更して新たに開催致しました当大会では、多大なご支援、ご協力をいただき誠にありがとうございました。
第1回大会の反省を踏まえ、第2回大会の準備を進め11月1日から募集を開始したところでしたが、参加されたランナーの皆様方からは好評を得ましたものの、継続して開催するための多くの課題の克服や様々な関係機関との調整が、思うように進まず、来年の第2回大会を強行することでご賛同いただきました皆様にご迷惑をおかけすることになると判断し、止む無く中止することとなりました。
今後実行委員会と致しましては、慎重に細部までの検証を行い、数年後には再度開催できますよう努力してまいりたいと考えております。どうかその節にはご支援賜りますようお願い申し上げます。
なお、数多くの大会から加賀温泉郷マラソンを選んでいただき、すでにお申込みいただきましたランナーの皆様方には大変ご迷惑をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。
又、お振込みいただきました参加料につきましては、返金させていただきます。その他ご不明な点等ございましたら下記大会事務局までお問い合わせ願います。
最後に、第2回加賀温泉郷マラソンの中止について、重ねてお詫び申し上げます。
平成25年11月22日
加賀温泉郷マラソン大会事務局
(引用ここまで)
公式サイトでは『多くの課題の克服や様々な関係機関との調整が思うように進まなかった』ことを中止の理由として掲げられていますが、新聞報道によりますと加賀市は今年の第1回大会が赤字だったことを理由に挙げているそうです。中止の決定がこの時期までずれ込んでしまったのは、業者と第1回大会の費用を減らすよう交渉を続けてきたため、赤字となることが確定するのが10月までずれ込んでしまったのだとか。そのため開催中止の決定が遅れてしまったそうです。
今年の大会は申込者数が4,174人でした。これは昨年の全国健勝マラソンの3,119人を大きく上回っています。しかし目標の4,970人には届かなかったため収入が不足し、市内3温泉地をめくるコースとしたため安全確保の看板や警備員の確保に費用がかさんでしまったそうです。さらにエイドステーションを増やしたため、参加者には好評だったものの費用がかさむこととなり、約2,250万円の赤字となってしまいました。
中日新聞には、準備期間が約1年と短く、開催を十分に周知できなかったということも書かれています。加賀市の教育委員会の報告などを見ますと、大会当日の苦情電話が鳴り止まなかったともありました。どうやらコースの沿線では家から車が出られないというところもあったり、大幅な交通規制のために移動が制限されたりということがあって、地元の方々からの苦情が多かったようです。
たしかに、受付開始後の中止決定という点をみても、ちょっと事務局対応が後手に回っているような気もしますし、いろいろな意味で準備不足だったと言えるのかもしれません。特に公道を止めてマラソン大会を開催するとなると影響も大きいですから、周到な準備と周知が必要になってくると思います。今後は第1回大会の内容を検証した上で大会を再開できるか判断するということですが、どうなるのでしょうか。
ちなみに第2回大会にはすでに約650人が申し込んでいたそうで、全員に参加料を返金してお詫びするということでした。
来年は第2回大会として4月19日、20日の開催が予定されていたのですが、11月22日に第2回大会の中止が発表されました。大会が中止になることはさまざまな事情からときどき見かけますが、今回は11月1日からすでに第2回大会のエントリーが開始されていながら急遽中止が発表されたという点がきわめて異例のことといえると思います。
公式サイトでは以下のように発表されています。
(引用ここから)
第1回加賀温泉郷マラソンとして、従来のコースを変更して新たに開催致しました当大会では、多大なご支援、ご協力をいただき誠にありがとうございました。
第1回大会の反省を踏まえ、第2回大会の準備を進め11月1日から募集を開始したところでしたが、参加されたランナーの皆様方からは好評を得ましたものの、継続して開催するための多くの課題の克服や様々な関係機関との調整が、思うように進まず、来年の第2回大会を強行することでご賛同いただきました皆様にご迷惑をおかけすることになると判断し、止む無く中止することとなりました。
今後実行委員会と致しましては、慎重に細部までの検証を行い、数年後には再度開催できますよう努力してまいりたいと考えております。どうかその節にはご支援賜りますようお願い申し上げます。
なお、数多くの大会から加賀温泉郷マラソンを選んでいただき、すでにお申込みいただきましたランナーの皆様方には大変ご迷惑をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。
又、お振込みいただきました参加料につきましては、返金させていただきます。その他ご不明な点等ございましたら下記大会事務局までお問い合わせ願います。
最後に、第2回加賀温泉郷マラソンの中止について、重ねてお詫び申し上げます。
平成25年11月22日
加賀温泉郷マラソン大会事務局
(引用ここまで)
公式サイトでは『多くの課題の克服や様々な関係機関との調整が思うように進まなかった』ことを中止の理由として掲げられていますが、新聞報道によりますと加賀市は今年の第1回大会が赤字だったことを理由に挙げているそうです。中止の決定がこの時期までずれ込んでしまったのは、業者と第1回大会の費用を減らすよう交渉を続けてきたため、赤字となることが確定するのが10月までずれ込んでしまったのだとか。そのため開催中止の決定が遅れてしまったそうです。
今年の大会は申込者数が4,174人でした。これは昨年の全国健勝マラソンの3,119人を大きく上回っています。しかし目標の4,970人には届かなかったため収入が不足し、市内3温泉地をめくるコースとしたため安全確保の看板や警備員の確保に費用がかさんでしまったそうです。さらにエイドステーションを増やしたため、参加者には好評だったものの費用がかさむこととなり、約2,250万円の赤字となってしまいました。
中日新聞には、準備期間が約1年と短く、開催を十分に周知できなかったということも書かれています。加賀市の教育委員会の報告などを見ますと、大会当日の苦情電話が鳴り止まなかったともありました。どうやらコースの沿線では家から車が出られないというところもあったり、大幅な交通規制のために移動が制限されたりということがあって、地元の方々からの苦情が多かったようです。
たしかに、受付開始後の中止決定という点をみても、ちょっと事務局対応が後手に回っているような気もしますし、いろいろな意味で準備不足だったと言えるのかもしれません。特に公道を止めてマラソン大会を開催するとなると影響も大きいですから、周到な準備と周知が必要になってくると思います。今後は第1回大会の内容を検証した上で大会を再開できるか判断するということですが、どうなるのでしょうか。
ちなみに第2回大会にはすでに約650人が申し込んでいたそうで、全員に参加料を返金してお詫びするということでした。
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