もうジャパンカップも33回目になるのですね。

　ジャパンカップといえばなんといっても第1回大会の衝撃を思い出します。海外からやってきたのはアメリカのG2クラスの馬。迎え撃つ日本勢は最高クラスのメンバー。ところが結果は日本勢の大惨敗。日本の馬は海外の馬に100年やっても勝てないとまで言われたものです。

　でもその後の日本のホースマンの皆さんの努力が実を結び、今では日本の馬が海外のレースを勝つことも珍しくなくなりました。そんな日本の馬たちの主戦場で行われるジャパンカップは、近年は日本勢が非常に優勢となっています。今年も海外からの参戦馬の数が少なく、実績的にもちょっと寂しいですね。ジャパンカップと言いながら、国内の馬による争いとなりそうです。

　そんな中でもジェンティルドンナ、ゴールドシップ、エイシンフラッシュの3強対決ムードが高まっています。

　人気はジェンティルドンナですね。昨年はオルフェーヴルを抑えて戴冠し連覇がかかっていますから、人気になるのも頷けます。

　エイシンフラッシュは一時低迷が続いていましたが、今年に入ってからは安定した走りを見せています。

　一方ゴールドシップは、ツボにハマれば強い勝ち方をするのですが、春の天皇賞で不発に終わったあとの宝塚記念ではジェンティルドンナを抑えて勝利しています。京都大賞典でいいところなく5着に敗れたゴールドシップですが、宝塚記念と酷似しているように思えます。

　そんなことから、2番人気ならばゴールドシップが狙い目のように思えているのですが・・・。