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link Road to SAROMAN BLUE Road to SAROMAN BLUE (2024-10-10 15:00:05)

feed 歩き旅 (2013-11-17 21:23:23)

 実は若い頃から歩くことは好きでした。旅行するのも、いわゆるバスツアーのように観光するよりもバスに乗っている時間の方が長いというのはあまり好きではなく、移動するのも楽しめる歩き旅が好きでした。

 あれは高校1年の春休み。金沢・能登を一人旅しました。小樽からフェリーに乗って敦賀に行き、それから金沢に移動して泊りました。それから能登半島を3泊しながらぐるっと回り(外浦に3泊して、内浦は1、2ヶ所途中下車しただけでほとんど国鉄での移動でした)、再び金沢に泊るという5泊6日の金沢・能登の旅でした。帰りは金沢から特急白鳥に乗り込み、青函連絡船を利用して北海道に戻りました。

 このときは金沢の市内観光はもちろん、能登半島を回るときはけっこう歩きました。

 歩き旅の魅力は、なんといっても出会いです。ガイドブックには書かれていない景色や体験、そして地元の人との出会い。スポットとスポットを交通機関で移動するような旅では絶対に出会うことのできない体験が数多く待ち受けています。

 加賀谷はつみさんの1stアルバム【シンガーソングハイカー】に収められている【DAYS】。この曲は彼女が登山をしているときに作った曲ということで、彼女のテーマソングにもなっているような曲です。そしてクリスタルガイザー・山ガールネット・モンベルの3社による『シャスタ・チャレンジ』のテーマソングにも採用され、標高4317mのマウント・シャスタの頂上でも彼女は歌声を響かせてきた曲です。この【DAYS】の中に、こんな一節があります。

歩こう キラッキラ光る太陽の下を もっと輝きたいから
ほらね 見慣れた道で見たこともない 世界が始まっていくんだから
何が待ってる?って 誰に出逢える?って 心を弾ませて


 登山も同じなんですね。歩き旅もまさにこの歌詞の通りです。いつも車で通っている道だとしても、そこを歩いてみるだけで見えるものや出会えるものは全然違うんですよ。歩き旅にはそれだけの魅力が詰まっています。

 4年前、しまだ大井川マラソンを走った翌日に東海道を20km近く歩いたときも楽しかったですよ。途中で思わぬ雨に打たれたおかげで飛び込んだお店がとても素敵な店だったり、広重も眺めたであろうさった峠からの絶景を楽しんだり(富士山は隠れていましたが)。さらに翌日は道に迷ったおかげでまた面白い体験ができましたし。歩き旅にはさまざまな魅力がたっぷりあります。

$Road to SAROMAN BLUE-薩た峠から


 そんな歩き旅を楽しめるイベントのひとつに、「とかちロングトレイルクラシック」というものがあります。立ち上げのとき、私もほんの少し手伝わせてもらったのにまだ参加したことがないというのが申し訳ないのですが、9月に100kmの行程を4日間で歩こうというイベントです。全ステージを参加することも、一部ステージのみを参加することもできるのですが、このイベントなんかまさしく【DAYS】の歌詞のようなことを味わえるイベントだと思いますよ。

 ぜひともこのとかちロングトレイルクラシックに加賀谷はつみさんをゲストとして招いて、第1ステージで登る白雲山の山頂で【DAYS】を歌ってもらえたらと思うのですけどね。このイベントにもっともふさわしいゲストじゃないかと思います。

 せっかくだから、歌詞だけじゃなく動画のリンクも貼っておきます。ぜひ【DAYS】を聴きながら、マウント・シャスタや富士山、北岳などの様子も楽しんでみてください。



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