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フードバレーとかちマラソン 完食記 (2013-11-6 23:07:55)
完走記の本編に入る前に、今回の遠征目的のひとつだった「十勝の食」について書いておこうと思います。
北海道といえば食の宝庫、と言えるくらい、農産物も水産物も美味しいものがたくさんありますが、中でも十勝は美味しいものがたくさんある地域として知られています。私も帯広で暮らした3年間に、たっぷりと味わわせていただきました。
昨年のこの大会に参加してからちょうど1年ぶりとなる十勝訪問。マラソンを走ることと孫と戯れること。それに加えて美味しいものを食べることが大きな目的でした。
なかでも「十勝でしか食べられないもの」を食べたいという思いを強く持っていました。そうして選んだ初日の昼食は中華ちらしでした。
昼過ぎに帯広に着いて最初に受付を済ませに行った私ですが、市役所の駐車場が満車で少し待たねばなりませんでした。
どうにか空きができて車を置いてから受付を済ませ、『あじ福東店』に向かいます。あじ福は中華ちらしの元祖といわれている店で、帯広在住時に何度か行きました。しかしだいたいの場所は覚えているもののたどりつけません。迷ってしまいました。
ようやくたどり着きましたが、3台分しかない駐車場は満車です。「今日は駐車場で待つ日だな」と腹をくくり、そのまま空くのを待ちました。5分ほど待って車を置くことができ、ようやく店に入りました。
迷わず注文した中華ちらし。ほどなくして出てきました。
一見すると中華丼のようですが、あんはかかっておらず味付けも甘じょっぱいしょうゆ味でどちらかといえば和風かもしれません。
もともとは帯広市内の割烹でまかない飯として作られたのがきっかけといわれています。後に正式なメニューになったとか。あじ福はその割烹から独立した料理人の方が開いた店で、中華ちらしの名店として知られています。
中華ちらしそのものが十勝地方以外ではほとんどお目にかかることがありませんので、まずは中華ちらしから攻めることにしました。
その後幕別に行って孫たちと戯れた後、帯広に戻ってホテルにチェックインしました。
夕食は『インデアンカレーまちなか店』に行ってインデアンカレー(大盛)を食べました。
このインデアンカレーも地元の方々に愛されているカレーです。帯広のソウルフードと言ってもいいかもしれません。帯広出身の人に聞いたところでは、子供の頃にもよく鍋を持ってインデアンカレーに行ってルーを買ってきたとか。いまでも容器持参でルーを買いに来る方がいます。
独特の風味のあるカレーで、一度食べるとやみつきになります。私も帯広にいた頃は最低でも月に1度は食べないと落ち着かず、今でも帯広を訪れたときは必ず食べています。市民の方の中には、「豚丼は家庭で作るから店には行かない。店で食べるのはインデアンカレー」という方も多くいました。
夕食のあとは「柳月」に寄って期間限定新製品の三方六珈琲を買いました。柳月は帯広じゃなくても道内各地にありますが、留萌にはありません。これも食べてみたいと思いつつ口にする機会がありませんでしたから。
本当は夜食用に『たいやき工房』のたいやきを食べたいと思っていたのですが、ついつい忘れてホテルに戻ってしまいました。ところがあとで確認したところ、たいやき工房は帯広駅のエスタから引き上げていたのですね。行かなくて正解でした。もっとも、行ってたいやき工房がなかったら、『手造り菓子の店こばやし』のソフトワッフルを買ったと思いますが(笑)。
大会当日の朝はホテルでバイキングでした。昼はやはり豚丼を食べたいと思っていたのですが・・・。一番食べたいのは『とん田』の豚丼です。この店は日曜日が定休日のため前日に行くことはできませんでしたが、祝日・休日でも月曜日は営業しています。しかし・・・。
走り終えてからホテルに戻り、入浴を済ませてからチェックアウトをしました。そして12時前に出ましたので、もしかしたら・・・と淡い期待を持ってとん田に向かったのですが・・・。やはりダメでした。店の前にはすでに20人ほどの行列が。でも時期によっては100人を超えるくらいの行列もできる店です。20人くらいなら並ぶ価値のある店ですが(しかも某有名店と違い、食べ終わるとすぐに出て行けと追い出されることもありません)、留萌までの長距離運転を残しているだけにできるだけ早く出発したいと思っていました。ですから泣く泣く断念をしました。
それから前日に突然39.7度の高熱を出したため応援にこれなくなった孫姫を見舞いに幕別に向かいます。とん田は帯広の東部にあるので、幕別に向かう通り道でもありました。
孫姫は熱も下がりすっかり元気でした。それを見て安心して帰ろうとしたのですが、そのときふと思ったのです。
「幕別まできたら、豊頃まですぐだな・・・」
幕別から豊頃までは20km弱。こういう機会を逃すと、帯広まで来ても豊頃まで行く機会はほとんどありません。そう思った瞬間、私は車を帯広とは反対方向に向けていました。
豊頃の目的地は『朝日堂』です。
この店のアメリカンドーナツ(特にカスタード)は絶品です。帯広から転勤して以来1度も食べていないだけに、どうしても食べたくなりました。そして孫姫の家の分(家族人数分のカスタード)と我が家の分(カスタード、ツイスト、クレープ)を買いました。
そして再び幕別に寄ってお土産を届け、それから帰路につきました。
この時点ですでに13時を過ぎています。「早く帰りたい」と思ってとん田を断念したというのに、えらい遅くなってしまいました。
昼食に向かったのは清水町にある『ドライブインいとう』です。
走った後でただでさえ腹が減っているうえ、昼食が遅くなってますます腹が減っています。こういうときにうってつけなのが、ドライブインいとうの二階建て豚丼です。大きな丼にごはん、豚肉、ごはん、豚肉と重ねられ、まさしく二階建てになっている豚丼です。
普段食べるにはちょっと量が多いのですが、こういうときにはちょうどいい豚丼です。到着した時間は14時を過ぎていたこともあり、一気に食べてしまいました。
こうして十勝の食を満喫する遠征となりました。
ただ残念なのは、帯広にいた頃に愛してやまなかった『焼きたて工房豊月』、『丸松食堂』、『おでん大学』といった店が、廃業、休業していたことです。特に豊月のエンゼルシューは、私がこれまで食べたシュークリームの中で最高クラスの美味しさでしたから・・・。もう一度食べたい、思い出の味です。
こう書いていて大事なものをひとつ食べ忘れていることに気がつきました。『六花亭』のサクサクパイを・・・。来年の大きな課題です。
北海道といえば食の宝庫、と言えるくらい、農産物も水産物も美味しいものがたくさんありますが、中でも十勝は美味しいものがたくさんある地域として知られています。私も帯広で暮らした3年間に、たっぷりと味わわせていただきました。
昨年のこの大会に参加してからちょうど1年ぶりとなる十勝訪問。マラソンを走ることと孫と戯れること。それに加えて美味しいものを食べることが大きな目的でした。
なかでも「十勝でしか食べられないもの」を食べたいという思いを強く持っていました。そうして選んだ初日の昼食は中華ちらしでした。
昼過ぎに帯広に着いて最初に受付を済ませに行った私ですが、市役所の駐車場が満車で少し待たねばなりませんでした。
どうにか空きができて車を置いてから受付を済ませ、『あじ福東店』に向かいます。あじ福は中華ちらしの元祖といわれている店で、帯広在住時に何度か行きました。しかしだいたいの場所は覚えているもののたどりつけません。迷ってしまいました。
ようやくたどり着きましたが、3台分しかない駐車場は満車です。「今日は駐車場で待つ日だな」と腹をくくり、そのまま空くのを待ちました。5分ほど待って車を置くことができ、ようやく店に入りました。
迷わず注文した中華ちらし。ほどなくして出てきました。
一見すると中華丼のようですが、あんはかかっておらず味付けも甘じょっぱいしょうゆ味でどちらかといえば和風かもしれません。
もともとは帯広市内の割烹でまかない飯として作られたのがきっかけといわれています。後に正式なメニューになったとか。あじ福はその割烹から独立した料理人の方が開いた店で、中華ちらしの名店として知られています。
中華ちらしそのものが十勝地方以外ではほとんどお目にかかることがありませんので、まずは中華ちらしから攻めることにしました。
その後幕別に行って孫たちと戯れた後、帯広に戻ってホテルにチェックインしました。
夕食は『インデアンカレーまちなか店』に行ってインデアンカレー(大盛)を食べました。
このインデアンカレーも地元の方々に愛されているカレーです。帯広のソウルフードと言ってもいいかもしれません。帯広出身の人に聞いたところでは、子供の頃にもよく鍋を持ってインデアンカレーに行ってルーを買ってきたとか。いまでも容器持参でルーを買いに来る方がいます。
独特の風味のあるカレーで、一度食べるとやみつきになります。私も帯広にいた頃は最低でも月に1度は食べないと落ち着かず、今でも帯広を訪れたときは必ず食べています。市民の方の中には、「豚丼は家庭で作るから店には行かない。店で食べるのはインデアンカレー」という方も多くいました。
夕食のあとは「柳月」に寄って期間限定新製品の三方六珈琲を買いました。柳月は帯広じゃなくても道内各地にありますが、留萌にはありません。これも食べてみたいと思いつつ口にする機会がありませんでしたから。
本当は夜食用に『たいやき工房』のたいやきを食べたいと思っていたのですが、ついつい忘れてホテルに戻ってしまいました。ところがあとで確認したところ、たいやき工房は帯広駅のエスタから引き上げていたのですね。行かなくて正解でした。もっとも、行ってたいやき工房がなかったら、『手造り菓子の店こばやし』のソフトワッフルを買ったと思いますが(笑)。
大会当日の朝はホテルでバイキングでした。昼はやはり豚丼を食べたいと思っていたのですが・・・。一番食べたいのは『とん田』の豚丼です。この店は日曜日が定休日のため前日に行くことはできませんでしたが、祝日・休日でも月曜日は営業しています。しかし・・・。
走り終えてからホテルに戻り、入浴を済ませてからチェックアウトをしました。そして12時前に出ましたので、もしかしたら・・・と淡い期待を持ってとん田に向かったのですが・・・。やはりダメでした。店の前にはすでに20人ほどの行列が。でも時期によっては100人を超えるくらいの行列もできる店です。20人くらいなら並ぶ価値のある店ですが(しかも某有名店と違い、食べ終わるとすぐに出て行けと追い出されることもありません)、留萌までの長距離運転を残しているだけにできるだけ早く出発したいと思っていました。ですから泣く泣く断念をしました。
それから前日に突然39.7度の高熱を出したため応援にこれなくなった孫姫を見舞いに幕別に向かいます。とん田は帯広の東部にあるので、幕別に向かう通り道でもありました。
孫姫は熱も下がりすっかり元気でした。それを見て安心して帰ろうとしたのですが、そのときふと思ったのです。
「幕別まできたら、豊頃まですぐだな・・・」
幕別から豊頃までは20km弱。こういう機会を逃すと、帯広まで来ても豊頃まで行く機会はほとんどありません。そう思った瞬間、私は車を帯広とは反対方向に向けていました。
豊頃の目的地は『朝日堂』です。
この店のアメリカンドーナツ(特にカスタード)は絶品です。帯広から転勤して以来1度も食べていないだけに、どうしても食べたくなりました。そして孫姫の家の分(家族人数分のカスタード)と我が家の分(カスタード、ツイスト、クレープ)を買いました。
そして再び幕別に寄ってお土産を届け、それから帰路につきました。
この時点ですでに13時を過ぎています。「早く帰りたい」と思ってとん田を断念したというのに、えらい遅くなってしまいました。
昼食に向かったのは清水町にある『ドライブインいとう』です。
走った後でただでさえ腹が減っているうえ、昼食が遅くなってますます腹が減っています。こういうときにうってつけなのが、ドライブインいとうの二階建て豚丼です。大きな丼にごはん、豚肉、ごはん、豚肉と重ねられ、まさしく二階建てになっている豚丼です。
普段食べるにはちょっと量が多いのですが、こういうときにはちょうどいい豚丼です。到着した時間は14時を過ぎていたこともあり、一気に食べてしまいました。
こうして十勝の食を満喫する遠征となりました。
ただ残念なのは、帯広にいた頃に愛してやまなかった『焼きたて工房豊月』、『丸松食堂』、『おでん大学』といった店が、廃業、休業していたことです。特に豊月のエンゼルシューは、私がこれまで食べたシュークリームの中で最高クラスの美味しさでしたから・・・。もう一度食べたい、思い出の味です。
こう書いていて大事なものをひとつ食べ忘れていることに気がつきました。『六花亭』のサクサクパイを・・・。来年の大きな課題です。
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