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中年?初老? (2013-10-31 12:38:27)
何歳の頃からだったでしょうか、私は自分のことを『中年』だと思い続けてきました。でも先日、ふと思ったのです。自分はもう、『初老』の域に達しているよなあって。
それをTwitterでつぶやいたところ、「ちゅうねんって何歳から何歳くらいまでをいうのでしょう」というコメントがつきました。そうですね、中年の定義ってどうなっているのでしょう?
Wikipediaを見るとはっきりするかと思ったら、かえって混乱しました(笑)。一般的には約40代ごろから50代前半を指す事が多いと書かれていましたが、世代の分け方についてはお役所の資料などでも使われ方はまちまちなようです。たとえば1998年度の国民生活白書「中年−その不安と希望」では中年世代を、おおむね40代〜50代と定義づけているそうですが、厚生労働省の一部資料(健康日本21など)では、幼年期0〜5歳、少年期6〜14歳、青年期15〜30歳、壮年期31〜44歳、中年期45〜64歳、高年期65歳〜という区分をしているそうです。分け方自体がバラバラですね。
マラソン大会の年代分けもそうですね。40代の部とか、35歳〜50歳のように年齢で区分する言い方もあれば、青年、成年、壮年といった名前で年代分けをしている大会もあります。でも「中年の部」という分け方をしている大会にはお目にかかったことがありません。
一方、『初老』の定義についてはどうでしょう。すると驚くべき定義を発見しました。『初老』というのは、もとは40歳の異称だったというのですよ。いやいや、現代では40歳を初老とはとてもいえませんね。これは人生50年といった時代の名残でしょうか。
NHK放送文化研究所が2010年に行った調査では、60歳ぐらいからを『初老』と考える人が全体の42%なんだとか。面白いのは、10代の意見では『初老』は平均すると48.8歳となり、50代の意見では平均すると59.1歳となるのだそうです。いやいや、気持ちはわかりますね(笑)。
幸運にも40代のラストで初孫を授かった私。「おじいちゃん」と呼ばれるような年代になったということで、いつまでも『中年』と言ったら叱られるかな、と思いましたけど、こうしたことを見ていくとまだまだ『中年』で押し通せそうですね。
ということで、『初老』と称するのはもうちょっと先延ばしすることにします。