長い年月を星と霜とで表すのはどこか意味深である。赤レンガの建物は華やかな八重桜に飾られるのもいいが、やはり星空の下で降雪に耐えるヒマラヤ杉に似合っていると思う。。 　大谷大学の尋源館は今年で建築後100周年を迎える。1901年東京の巣鴨で開学した大谷大学（当時は真宗大学）は1913年に京都の現在の地に移転した。移転当初に本館として建築されたのがこの赤レンガの建物だ。その後キャンパス整備計画により両翼が解体され、中央部分を耐震補強して現在に至っている。登録有形文化財に指定されているが、現在も教室...