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link ぼちぼちライフ ぼちぼちライフ (2019-2-9 0:00:02)

feed 信越を終えて思うこと (2013-9-26 12:46:30)

なんてタイトルをつけましたが、こんなことあえて書く必要もないのかもしれません。

それに、これを読まれた方には、もしかしたらお気を悪くされる方もあるかもしれない。

決して、他の人のスタイルや行動や気持ちに異を唱えるものではありません。

ただ、気持ちの整理のために書いておこうと思いました。

「自分の走り」って何なのか。

トレイルラン、とても最近盛んになって、大会も増えたし、とても華やかな感じになりましたね。

トレランを通じて、たくさんの仲間ができて、世界もとても広がったように思います。

でも、実は最近、何かわからないけどトレランの大会や、トレラン自体に対して漠然とした違和感をずっと感じていたのです。

信越では去年のゴール関門15分遅れのことがあったから、当然今年は完走したい!と強く思っていて、それを目指してきました。

だから、8Aで突然ゴール変更となったときも、最初は戸惑いました。

でも、時間が経つにつれ、今年は去年に比べてずっと「自分の走り」ができたから、その時点で打ち切りになっても結構満足できたように思います。

じゃあ、「自分の走り」って一体何なのか?

私がトレイルラン的なものを始めたのは、今からもう10年近く前。2004年ごろからだったと思います。

当時はダンナの転勤で東京中野に住んでいて、中央線で行きやすい高尾山、奥多摩なんかに、子供が学校に行ってる間に1人で行って、ちょっと走って帰ってくるというのが楽しかった。

もともとトレイルは山歩きから入ったようなもの。ロードのランニングも平行してやっていたから、山を走るというジャンルがあるということを聞いて、それなら自分もやってみようかなと自然に思うようになりました。

もともと平日昼間の活動が中心ですから、おつきあいくださる方なんてまずありません。地図を見ながら1人でいろいろな道を行くのは大好きだったし、マイペースで、どんどん変わっていく景色を見ながら、アップダウンを楽しむというのは、自分のスタイルに合っていたのでしょう。

トレイルランの大会も以前は少なかったけど、京都近郊には東山36峰とか鯖街道とか、いくつか歴史のある大会があったし、京都に戻ってきてからも段階を経てそういった大会に出るのは自然な流れでした。

ファンランドの京都一周トレイル(現在は「京都半周トレイル」)は、最初に出たときは50人くらいしか参加者いなかった。女性は本当に少なくて、完走したのは3人。ぼちぼち走ってたけどミスコースをしなかったので、女性で一番だった。やっぱりうれしかったです。

長い距離でも、マイペースで走って歩いて、ゴールまで行くのが楽しかった。

でも、トレイルの大会は人気が出て、どんどん大会も増え、参加者が増えていきました。私自身、子供がまだ中学生くらいだった頃は、あまり家を空けることもできなかったので近くの日帰り大会を中心にしか出られてなかったけど、子供も手を離れてきて、遠征も出来るようになったので、ここ1,2年は遠くの大会にも出るようになりました。

言ったら怒られるかもしれませんが、東山や鯖街道なんかは、やっぱりローカルな草大会の延長です。

仲間内で運営している気心しれたような大会。

全国規模のトレイルラン大会に出るようになって感じるようになったのは、レベルの違いと、大会のテンションの高さ。

スポンサーも多くてすごく華やかな感じで、何となく、自分がその場にそぐわないよな気後れした感じがありました。

仲間の人達、どんどんレベルアップしていって、装備もみんな最新のもの、トッププロ、トップアマの人達の指導を受けたり、トレーニングもものすごくハードにこなしたり、いつも圧倒されてしまっていました。

私はといえば、アスリートの中に1人混じったハイカーのおばちゃんみたいな格好です。欲しくても最新のものなんか何も買えない。参加費捻出だけで精一杯。

信越を走っている最中に見た光景。

ペーサーに「もう走れない」と懇願しながら、顔をゆがめてついていく選手。

良いか悪いかということではなく、何ともいえない気持ちになりました。

みんなが頑張ってる様子は、とてもすばらしい。それには何も言うことはありません。

でも、みんなが頑張ってる姿を見るにつけ、どんどん広がる違和感は何なのだろう。

自分もそれを目指していたのだろうか。。。



信越から帰ってきて、まーちさんのブログを読んだときに、

「レースは旅」

と書いておられたのを見て、ハッと思いました。

テンションの高さについていけないのは、自分が年を取ったせいだと思っていたけど、そうではなくて自分が求めていたものとの違いだったんだ。

私は、レースやトレランに、競技を求めていたのではない。旅を求めていたんだ。



「自分の走り」・・・タイムでもない、記録でもない、人との比較でもない、自分の足で変わる景色や人との出会いを楽しみながら、安全に心地よく最後まで貫徹できる走り。

自分の気持ちを最後までコントロールできる走り。

レースに出るからには、やっぱり速く走って、記録を追求するのが本来はベストなのかもしれない。

でも、怒られるかもしれないけど、私にとってレースはパックツアーみたいなものなのかも。

コースを作ってもらって、食事(エイド)やガイドもしてもらって、一応の安全も確保してもらっている。



自分でコースを組み立てていく個人旅行のような普段のトレイルランと、自分ではなかなか行けない規模のパックツアーのような大会、どちらも旅。そこで自分の足で自分の走りができること。

こんな風に考えてみたいと思います。



まあこんな事を書いてきたけど、これからも時々大会には出ます。

こんななまじっかな気持ちじゃエントリーの0次関門が通過できないかしれませんが(苦笑)





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