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【俊友会管弦楽団 第51回定期演奏会を聴く。堤音楽監督 追悼演奏会】 (2013-10-21 17:37:14)
20日(日)杉並公会堂。午後2時開演
指揮:御法川雄矢
風雨が強い中、聴衆が集まりました。ホール入口には堤氏の写真が飾られていました。
先月、亡くなった音楽監督.堤俊作氏の追悼を込めて、エルガー「エニグマ」から「ニムロッド」を演奏(プログラムにその旨.記載)。
演奏前に団長が特例の挨拶。創立から30年余りの堤氏の思い出を語られました。音楽にアマもプロもないという厳しい指導だった話等。
そしてこれから行う追悼演奏の話。「エニグマ」の指揮を希望していた話もされました。
挨拶後、会場は沈黙。そして拍手のないまま指揮者が登場。
「ニムロッド」が演奏されました。とても素敵な曲なのは言うまでもないですが、やはり「堤・俊友会」という強い繋がりを感じた名演になりました。
まさに祈りのような演奏。聴いている私ですら泣きそうになりました。弦楽器群も管楽器群もとても素晴らしかったです。
非常に残念なのは、音がまだホール中に漂っているのに、すかさず拍手をした大馬鹿者がいたこと。
いわゆる「私はこの曲を知っているぞ!」と自慢したい奴の暴挙です。「悲愴」とかですぐ拍手する奴と同類。
追悼演奏ですから、演奏が終わっても、しばしご冥福を祈って沈黙。それから拍手すべきでしょう。本来なら拍手しなくても良かった。
本当にフライング拍手、ブラヴォーは根絶して欲しいと思います。
そして当初の予定通り、定期曲目の演奏へ。
ドビュッシーの「小組曲」、そしてプーランクの「牡鹿」。
曲は変拍子になったり、調やテンポが何度も変わったりする難曲。
弦楽器群の後方にエキストラらしき方々が何人かいました。しかし明らかに練習不足というか譜読みしてこなかったというのがバレバレの方々が...。
何度も落ちたり、不安そうに弾いていたり..。これでは本来のエキストラではないでしょう。
後半は「展覧会の絵」(ラヴェル編)。Tpも堂々とした吹奏。全く不安を感じさせない、その吹きっぷりはお見事でした。
Vnはストバイ・セコバイ、各6プル。
前半、ややおとなしめかな?と思うも、後半に行くに進め、熱を帯び、「キエフの大門」では強烈な音量。
その大音量も決して下品な音ではないところに感動しました。
アンコールは「胡桃割り人形」から。堤さんは生前、俊友会オケを連れてバレエの伴奏もよく行っていました。その意味もあったのでしょう。
またコンミスさんが実に上手かった。各パートをしっかり見ながら奏でていて、まさに本来のコンミスの仕事をされていました。
ただ俊友会、最近の団員減少は深刻です。90年代は団員100人を超す大所帯だったのに...。
今回の場合、ヴィオラは3人しかしませんし、Trbは1人。Perc.は団員0です。
恐らく団員の大半が今や中間管理職以上で、忙しいのでしょう。
また、今や乱立とまで表現したいほどのアマオケの数々。そちらへ移った方もいたことでしょう。
次回は「英雄の生涯」。
指揮の御法川氏は現在、N響ヴィオラ奏者(桐朋時代は江戸純子氏に師事)。札響等も指揮されています。
指揮振りも自己主張タイプではなく、身体全体で表現するわけでもなし。基本的にオケに自由に奏でさせるタイプ。
激しい指揮でもなく、私は好感を頂きました。私は全身使って、汗だくになってワーッという指揮が嫌いなので(^^;。
俊友会団員は上述の通り、一時期より少ないですが、その少ないメンバーは一人一人、技量が非常に高い。
毎度ながら、仕事等で多忙な中、音楽もしっかりこなしています。陰の練習も相当なものでしょう。
曲への思いも非常に強い。とても大切にしています。
今後の発展を期します。
指揮:御法川雄矢
風雨が強い中、聴衆が集まりました。ホール入口には堤氏の写真が飾られていました。
先月、亡くなった音楽監督.堤俊作氏の追悼を込めて、エルガー「エニグマ」から「ニムロッド」を演奏(プログラムにその旨.記載)。
演奏前に団長が特例の挨拶。創立から30年余りの堤氏の思い出を語られました。音楽にアマもプロもないという厳しい指導だった話等。
そしてこれから行う追悼演奏の話。「エニグマ」の指揮を希望していた話もされました。
挨拶後、会場は沈黙。そして拍手のないまま指揮者が登場。
「ニムロッド」が演奏されました。とても素敵な曲なのは言うまでもないですが、やはり「堤・俊友会」という強い繋がりを感じた名演になりました。
まさに祈りのような演奏。聴いている私ですら泣きそうになりました。弦楽器群も管楽器群もとても素晴らしかったです。
非常に残念なのは、音がまだホール中に漂っているのに、すかさず拍手をした大馬鹿者がいたこと。
いわゆる「私はこの曲を知っているぞ!」と自慢したい奴の暴挙です。「悲愴」とかですぐ拍手する奴と同類。
追悼演奏ですから、演奏が終わっても、しばしご冥福を祈って沈黙。それから拍手すべきでしょう。本来なら拍手しなくても良かった。
本当にフライング拍手、ブラヴォーは根絶して欲しいと思います。
そして当初の予定通り、定期曲目の演奏へ。
ドビュッシーの「小組曲」、そしてプーランクの「牡鹿」。
曲は変拍子になったり、調やテンポが何度も変わったりする難曲。
弦楽器群の後方にエキストラらしき方々が何人かいました。しかし明らかに練習不足というか譜読みしてこなかったというのがバレバレの方々が...。
何度も落ちたり、不安そうに弾いていたり..。これでは本来のエキストラではないでしょう。
後半は「展覧会の絵」(ラヴェル編)。Tpも堂々とした吹奏。全く不安を感じさせない、その吹きっぷりはお見事でした。
Vnはストバイ・セコバイ、各6プル。
前半、ややおとなしめかな?と思うも、後半に行くに進め、熱を帯び、「キエフの大門」では強烈な音量。
その大音量も決して下品な音ではないところに感動しました。
アンコールは「胡桃割り人形」から。堤さんは生前、俊友会オケを連れてバレエの伴奏もよく行っていました。その意味もあったのでしょう。
またコンミスさんが実に上手かった。各パートをしっかり見ながら奏でていて、まさに本来のコンミスの仕事をされていました。
ただ俊友会、最近の団員減少は深刻です。90年代は団員100人を超す大所帯だったのに...。
今回の場合、ヴィオラは3人しかしませんし、Trbは1人。Perc.は団員0です。
恐らく団員の大半が今や中間管理職以上で、忙しいのでしょう。
また、今や乱立とまで表現したいほどのアマオケの数々。そちらへ移った方もいたことでしょう。
次回は「英雄の生涯」。
指揮の御法川氏は現在、N響ヴィオラ奏者(桐朋時代は江戸純子氏に師事)。札響等も指揮されています。
指揮振りも自己主張タイプではなく、身体全体で表現するわけでもなし。基本的にオケに自由に奏でさせるタイプ。
激しい指揮でもなく、私は好感を頂きました。私は全身使って、汗だくになってワーッという指揮が嫌いなので(^^;。
俊友会団員は上述の通り、一時期より少ないですが、その少ないメンバーは一人一人、技量が非常に高い。
毎度ながら、仕事等で多忙な中、音楽もしっかりこなしています。陰の練習も相当なものでしょう。
曲への思いも非常に強い。とても大切にしています。
今後の発展を期します。
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