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link 高橋のブログ 高橋のブログ (2024-11-9 9:00:05)

feed 【松島ハーフマラソンへの想い】 (2013-10-9 17:19:18)
今度の日曜日、いよいよ、今シーズン最初のレースが始まる。

マラソン大会に出た2000年から考えると、実に第14シーズンとなる。91分等でハーフマラソンを走っていた時代は、はるか昔の話となり、
今や105分が出れば万々歳というところ(^^;。


13日の松島ハーフは今回で3度目の出走。最初に出た時は、もう6、7年前か。
「仙台育英高校」のランシャツを着たワンジルが、一気に先頭に立ち、すぐ私の視界から消えた...。


3.11後は昨年に続いて2度目。

昨年は108分でゴール。

昨日の「レイクタウン走」で左足太股裏に軽く張りを覚えてしまって(6月に痛めた肉離れと思われる)、スピード走は少し控え、
完走目標とした。112分位か?

ただ、完走目標とはいえ、この松島ハーフのコースは非常に厳しい。登っては下りの繰り返しという中級者向けのハーフ大会。
昨年は収容バスが何台も出動したし、脱水ではなく、足を痛めて救急車に運ばれた方もいた。

特に登り坂が辛い。途中から曲がっていく登り坂なので、どこが頂点なのかわからないのだ。これは精神的に辛い。
坂道走等をしていない市民ランナーには、かなりの負荷だ。



走っているコースが松島町から東松島市に入り、登り坂の頂点では町の全貌が見える。昨年は厳しい景色だった。
遠くには殆ど土台しか残っていないような住居跡。

坂を下り、平坦なコースになっても目の前に見えてくるのは傾いている建物や電柱の数々。
3.11後、不通になって沈黙している赤さびた仙石線の線路。雑草伸び放題の駅舎。異常なほど静かな町。ランナーの足音しか聞こえない町。

海上保安庁の方々が遺体捜索もしていた。

そこを我々は駆け抜けていった。野蒜周辺は特に厳しかった。こういうところを趣味で走っていいのだろうか?という罪悪感も覚えたし、
またヘドロかきのお手伝いの時のことも思い出した。

走りながら、手を合わせたい気持ちになった。

少し進むと被災者達が沿道で僅かな人数ではあるが、応援してくれた。
段ボールに書かれた歓迎を表す手書きのメッセージ等々、グッとくるものがあった。


あれから1年、東松島市の町並みはどう変わっただろうか?変わっていて欲しいが、実は殆ど変わっていないかもしれない。

私にせめて出来ることは、この悲劇を忘れないこと、そして買い物だ。お土産を買って帰ろう。
今回は朝6時頃に自宅を出て9時半頃に会場到着。ハーフのスタートは10時50分。

先導は多賀城自衛隊だ。3.11の時は津波で松島基地同様に大変な事態になったところだ。


今回もスタート前とゴール後は祈ろう。そしてニッポンランナーズ会員としてしっかり走るのだ。


会場の前には、町の居酒屋がスタート前から営業している。店主達が外にビールケースを出して、客がそれに座って飲んでいた。
朝からかなりの盛況だった。特別営業か?
一つのお祭りのように、スタート会場は賑わっていた。明るさを感じた。


ゴール後、着替えて1時間ほどは、会場で飲食し、お土産を買って午後2時半には松島を発って帰宅予定。今回は日帰りだ。



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