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link Road to SAROMAN BLUE Road to SAROMAN BLUE (2024-10-10 15:00:05)

feed 悲しい事故をなくしたい・・・ (2013-10-1 21:46:00)

 自分もランナーであるだけに、特に「ジョギング中の事故」というニュースには過剰に反応してしまいます。

 9月28日の午前7時10分ごろ、埼玉県三郷市で母親と小学3年の男の子がジョギング中に道路を横断していたところ、男の子が女性看護師の運転する車に轢かれて亡くなったそうです。

 新聞記事では詳しい状況がわかりませんが、ネット上で拾った情報ではT字路交差点で県道から市道に右折した車が横断中の男の子に気がつかずに撥ねてしまったということのようです。

 今年の5月、札幌の新川通でもジョギング中の死亡交通事故がありました。交差点を横断中に右折する大型車に撥ねられたというものです。

 ジョギング中に交差点を横断するとき、怖い思いをしたことのあるランナーは私を含めて多いでしょう。特に青信号を安心して渡っているとき、いきなり曲がってくる右左折車が横断歩道直前で急停止した、という経験もありました。

 自分がハンドルを握っているとき、歩道でジョギングをしているランナーを見かけることがよくあります。私の場合は自分がランナーであるだけに、そうしたランナーはとても気になります。そのように注意しているからわかるのですが、歩道のランナーってドライバー的感覚からするととても速いものです。ランナーを抜いて交差点に差しかかる。そして周りを注意して右左折をする。ところがそのときにはすでに抜いたランナーが追いついてきている。そういうことがよくあります。

 私は自分自身がランナーだから、歩道を走るランナーのスピードがわかるつもりです。それでも自分が思ったより早くランナーに追いつかれることが多いのです。これがまったくランニングに縁のないドライバーだったら、ランナーを抜いた時点で「追いつかれるかも」とは考えないのではないでしょうか。5月の事故のときも、ドライバーは歩道を走っていたランナーにあらかじめ気づいていたにもかかわらず轢いてしまったというのですから。

 私たちランナーの側も、青信号を渡る際、左右の確認はしますが前後の確認がおろそかになっていないでしょうか。前後からくる右左折の車。私の経験上、青信号で渡る際にひやりとさせられた経験は、むしろ前後からの右左折車の方が多くありました。

 昨今のマラソンブームで、歩道でジョギングをしている人の数は飛躍的に増えています。ドライバーの皆さんには、特に右左折の際、ランナーは思ったより速いということを頭に入れておいていただきたいと思います。私程度のランナーでも時速10km前後で走っています。ゆっくり走るママチャリと同じくらいのペースで走っていることもあるのですから。

 そしてランナー仲間の皆さんにも、ジョギングの際は細心の注意を払っていただきたいと思います。特に危険なのは右側の歩道を走っているとき後ろから来る右折車です。こうした右左折車から自分は見えていないかもしれないということを肝に銘じて走りませんか?自分の命は自分で守る努力をしたいと思います。

 今回の事故、お母さんと一緒にジョギングをしていたということで、目の前で最愛の息子を失ってしまったお母さんのショックは計り知れないものがあるでしょう。加害者の女性も看護師さんということで、人の命の重さは人一倍わかっておられる職業の方だったと思います。それだけに加害者にとっても大きなショックを味わう事故だったと思います。

 誰一人として幸せになることのない交通事故。こんな悲惨な事故はなくしていかねばならないと思います。私たちランナーとしては、ジョギング中の交通事故を廃絶するために、私たち自身も交通安全には十分に注意して走りませんか。



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