秋のG1シーズンが始まりました。その幕開けとなる6ハロンの電撃戦・スプリンターズステークスです。

　私の若い頃の狙い方は、一攫千金を狙っての穴狙いでした。まずは人気馬の不安材料を探し出し、その馬がこけた場合はどういう馬が来ると想定できるか。そんな発想で予想をしていました。

　でも最近は違います。伝説となるような強い馬に登場してほしい。そういう馬の誕生を見届けたい。そんな可能性を探っての予想となっています。ですから最近は本命サイドの予想が多くなっています。

　今年のスプリンターズステークスは、ロードカナロアが人気を集めています。離れた2番人気で、前走のセントウルステークスでロードカナロアを負かしたハクサンムーンが追っています。3番人気以降は10倍を超えているという前売りの状況です。

　実際、実績を見てもロードカナロアの優位は動かないでしょう。これまでの戦績を見ても「伝説」となるのに最も近い位置にいる馬と言えるでしょうから。

　前走は敗れたとはいえその差はわずか。しかも前走では2kgあった斤量差も今回はなくなります。その点からいってもロードカナロアは有利でしょう。

　今回はロードカナロアが伝説に1歩近づくのを見るレースにしたいと思います。