東京マラソン2014の申し込み状況が発表されましたね。これによるとマラソンの申し込み総数は302,442人ということで、今年の大会（303,450人）より約1,000人減りました。30万人超の中の1,000人ですから倍率には大きな影響はありませんが、若干ながら減ったということに注目しました。

　東京マラソンの申込者は右肩上がりで上がっているという印象があったのですが、第1回からの申込者数を見ていくと、2011年（294,496人）から2012年（282,824人）にかけても若干減っているのですね（これはOne Tokyoのプレミアムメンバーによる先行エントリーの影響もあるかもしれません）。

　他の大規模マラソンはどうだったかと思い、大阪マラソンと神戸マラソンの申込者数も調べ、こんなグラフを作ってみました。

　こうしてみると、東京マラソンも2011年までは右肩上がりで上昇を続けていますが、その後は横ばいに近い傾向です。大阪マラソンは漸減。神戸マラソンは漸増ですが、いずれも大きな傾きではありません。この3大会の傾向を見る限り、2007年以降急激に増えたランナー人口も、その増加にはそろそろ歯止めがかかり始めたのでしょうか。

　にもかかわらずエントリー狂走曲は年々大変なことになっていますが、これはランナーの数が増えているというより、定員に達するまでの時間が短くなることでエントリー開始時刻にますます集中してしまうということが原因なのではないかと思います。

　今後はどのように変化をしていくのか、来年以降も注目していきたいと思います。