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  ホーム >> frunブログ集 >> 【ロシアの声(旧モスクワ放送局)その3(オウム真理教)】

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link 高橋のブログ 高橋のブログ (2024-11-9 9:00:05)

feed 【ロシアの声(旧モスクワ放送局)その3(オウム真理教)】 (2013-9-1 22:24:10)
1990年代前半の頃だと記憶している。突如、オウム真理教.麻原の声がモスクワ放送局の電波を通じ、聞こえてきた。
布教活動である。仲間からの連絡で知った。

モスクワ放送局がオウムに魂を売ったのか?と驚いた。最初は毎日、30分程度の放送。モスクワ放送局の日本語放送は短波のみならず
中波でも放送していたので、普通のラジオでも容易に聞くことが出来た。中波はモスクワからウラジオストク中継局に電送され、
そこから実に1000KWという大出力で日本向けに放送した。

日本国内の民放が10〜50KW程度だから、1000KWというその出力は桁違いだ。金魚鉢の中で可愛い金魚達が泳いでいるところに突如、ク
ジラが飛び込んできたようなものだ(そもそもクジラは入れないが)。


モスクワ放送局の日本語放送と勘違いした方も多かったようだ。中には国内民放と思った方も少なくないだろう。

宗教放送局は世界各地に存在する。それとは別にオウムがモスクワ放送局を毎日30分買い取り、自分たちの宗教番組を流す
というスタイルをやったのだから驚いた。ロシア通産省との謎めいた深い関係も取り沙汰された。

麻原の声は日本国内で録音され、テープをモスクワに送っていた。。

その後、上九一色村の本部からの生放送になった(衛星回線を通じて、モスクワから流すわけで、その費用は一般的に考えると
相当なものだったと思う。ただ、何かの政治絡みで費用が格安になっていたかもしれない)。

オウム真理教は更にモスクワ放送局の英語放送にも進出した。英語放送は各中継局を総動員し、世界のどこでも容易に24時間聞けるだけに、
オウムの布教は加速した。

オウムはロシア人中心のスーパーオーケストラ(?)も創設した(本当にロシア人なのか疑問)。放送の中では、世界各地で
活躍している方々を集めました..と言っていたが、話に出てくる指揮者・奏者の名前は誰一人聞いたことがなかった。
実際、オケの実力はかなり低かったようだ。そもそもきちんとした編成のオーケストラだったのかも疑問。

番組内ではこのオーケストラの演奏が流れたが、クラシック曲ではなく、麻原が作曲したと言われる祈りの曲等が流れた
(何とも聞き続けるのが恥ずかしいような音楽だった。幼稚なテーマの繰り返し)。放送では、人類最高の名曲等、絶賛していた。

このオーケストラは日本公演も行い、北海道から九州まで縦断ツアーをしたようだ(聴衆は大半が教徒)。
「大成功」に終わったとのこと。確かFCLAの演奏会情報にも教徒が書き込みをしていた。

そしてサリン事件が起きた。

事件後、オウム放送は廃止になったが、モスクワ放送局(ロシア)との関係は何ともはっきりしていない。

謎めいた期間だった。


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