今週末は北海道マラソンです。

　はっきり言って、オリンピックとか世界陸上といった世界的なレースでもないのに真夏にフルマラソンを走るという常軌を逸した大会です（笑）。それなのに毎年毎年私たちは挑んでしまいます。

　冷夏であっても北海道マラソン当日だけは暑くなるということもよくあります。世界陸上が国内で行われるため9月開催となった年でも30度を超えたこともありました。北海道マラソン当日は、真夏日の特異日といえるかもしれません。私が参加している2003年以降、涼しくて走りやすかったのは2004年と2009年だけです。高温確率80％といったところでしょうか。

　今日の12時に発表された週間予報を見ると、25日の札幌の天気は曇り時々晴れ、降水確率30％、予想最高気温26度です。今の時期に26度ならばかなり走りやすいことでしょう。

　でも、暑くなる年はいつも事前の天気予報でそれを予測していたかというとそうではありません。ひどいときは前日の予報でも「予想最高気温は27度」とか言ってても30度になってしまうこともありました。そんなとき、気温が低くなることを期待していたら、スタート前の暑さに心が折れてしまった、というランナーも多く見かけました。今年だって当日の気温がどうなるかはまだまったくわかりませんよ。

　そうした事態に対処するには、天気予報にかかわらず、「暑いからこそ北海道マラソン！」と、暑い北海道マラソンに挑んでねじ伏せることを目標とすることも有効だと思います。涼しくなることを祈っていればその祈りが通じるというならそれも有効な手法でしょう。でもその願いがかなわなかったとき、スタート前から負けてしまったランナーをこれまでも多く見てきました。

　せっかくの真夏のマラソンです。30度にも達する中を走るフルマラソンなんて、そうそう経験できるもんじゃありません。その暑さを楽しみながら、暑い北海道マラソンと戦おうではありませんか！