1957年８月のザルツブルク音楽祭ライヴ。

今、聴いています。「エレクトラ」は好きなオペラの１つですが、この盤はその中でも愛聴盤です。

エレクトラ役のインゲ・ボルクの歌唱がとても素晴らしく、このコンサートを聴いた方は本当に歴史的名演に立ち会えて羨ましいと思います。


モノラル録音ですが、それを超えて、この曲の怖さが迫ってきます。

ずっと耐えて、最後に爆発（？）するというスタイルは「水戸黄門」「半沢直樹」もそうですけど、この「エレクトラ」の復讐は凄い。

ミトロプーロスが亡くなる３年前の演奏。彼の「エレクトラ」は1950年盤もありますが、この1957年盤の方が断然緊張度が違います。