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vol.381 ランナー泣かせの申し込み“狂走曲” (2013-8-8 21:49:02)
現在発売中のAERAに面白い記事が載っていました。タイトルは「ランナー泣かせの申し込み“狂走曲”」ということで、いまやマラソンは走るよりもエントリーの方が大変だという記事です。これ面白い記事ですから、興味のある方はぜひ買って読んでいただきたいと思います。まだ北海道の大会はそれほどでもありませんが、道外の人気大会にエントリーするのは本当に大変になっていることがこの記事からもわかると思います。以前からエントリーのために有給休暇をとるという話は長野マラソンのエントリーなどではよく聞く話でしたが、地元枠を利用するために友人宅に住民票を移す人もいるといった例も紹介されています。
こうした狂走曲の大きな原因となっているのは、2007年の東京マラソン開催によって火がついたマラソンブームです。笹川スポーツ財団の調査によると、ランニング人口は2004年から06年にかけては若干減少しているのですがその後は上昇に転じ、06年には成人の2.9%だったのが12年には5.5%と、わずか6年で倍近くになっています。その一方で大会の数は15%程度の増加にとどまっていまして、需要に供給が追いついていません。
北海道でもそうですよね。近年は新しい大会が増えてきていますが、フルマラソンの大会に限ると逆に大会数は減っているんですよね。僕が走り始めた1999年以降に誕生したフルマラソンの大会は豊平川市民マラソンだけです。一方、なくなった大会は、オホーツク、旭川、豊頃、霧立峠などがあります。大会をやるとなると費用もかかるし莫大な人員も必要ということで、簡単にはいきませんからね。
先着順の大会ではこうした混乱が起こるということで、抽選制にしたらいいのではないかという声もありますが、ランナーの側でも抽選に対する根強い反対意見もあることは紹介されています。エントリーに苦労してでもどうしても出たいという大会もあるから、それを抽選に委ねたくはないということですね。僕もこの意見には同感です。
また主催者側としてもこのあたりは揺れていると書かれています。抽選の場合は当選しても入金しない人もある程度いるから、その見通しが外れると2次、3次と追加抽選が必要になりますね。その手間とコストがかかるということで、抽選制に二の足を踏む主催者もいるようです。
参加者の声として、参加資格を設けてほしいという声も紹介されています。たとえばフルマラソンにエントリーできるのはハーフ以上の完走経験があるといった参加資格ですね。ボストンのように年代ごとの資格タイムを設けるとか、過去の落選者に優先枠を設けるとか、そうした工夫を設けてほしいという声があるようです。これは僕も仲間と話していて非常に多く聞く声ですね。
単純な先着順にしても、完全抽選制にしても、どちらも問題はあると思います。それを少しでも解消するための工夫が主催者側に求められるのではないかと、僕はそう思います。
この記事の最後に紹介されているあるランナーの言葉がとても印象的です。
「マラソンを愛しているランナーや本当に走りたい人が排除されてしまうマラソンブームって一体何なんでしょう」
この問題、本腰を入れて取り組まなければならない時期にきていると思います。
以上、おがまんレポートでした。
FMアップルアスリートの風は、毎週木曜日の夜20時から21時に76.5MHzで放送されています。コミュニティ放送のため聴取可能範囲は限られています(札幌市内の一部)が、インターネット放送も行われているため、全国から聴取可能です。
この番組は「走る」パーソナリティ、市民ランナーのHITOMIさんが送る、札幌初の現役ランナーによるマラソン情報番組です。マラソンに関するあらゆる話題を取り上げ、毎週、各分野でマラソンに関わっている走ること大好き人間をゲストに迎えています。かくいう私も、2005年の11月に出演して以来、準レギュラー兼旭川支部長を拝命することとなりました。
2006年の2月から大会インフォメーションの中におがまんレポートのコーナーを作っていただくこととなり、最初はメールを送って読んでもらうというコーナーでしたが、そのうち電話レポートをすることになりました。ただ、どうしても時間が足りなくなることも多く、巻きが入ってしまうことがほとんどです。一時は無理やり収めるように短くしようと思いましたが、最近では無理に縮めることなく、HITOMIさんのグルグルを楽しんでいます。
自分としては、一リスナーとしてレポートをしていたつもりでしたが、100回記念放送の時はスタッフの一員として参加させて頂き、2006年の10月に創刊されたプログラムピックアップ誌・ピックアップルの中でもレポーターとして紹介されるようになりました。第4号のピックアップルでも、ムコレンジャーが載っているし、第9号のピックアップルでも250回記念としてアスリートの風が紹介され、私の姿も載っています。そして第13号のピックアップルでは、アスリートの風300回記念特集、第17号では350回記念特集、第21号では400回記念特集、第25号では450回記念巻頭特集が組まれ、またまた私の姿とコメントも載っています。
招待選手としても、2007年8月16日の放送では、家族で2度目のゲスト出演、そして2008年1月10日には3度目、9月4日には4度目、2009年3月19日には5度目、8月6日は6度目、2010年2月11日には7度目、9月16日には8度目、2011年4月28日には9度目、12月1日には10度目、2012年5月3日には11度目、2012年8月9日には12度目のゲスト出演を果たし、最近では半年に1度ずつ招待選手として呼んでもらっています。
そしていよいよ来週は13度目のゲスト出演です。
あっという間に8年目に突入したこのレポート。2008年4月からは転勤に伴い、帯広支部長として3年間やらせていただきました。そして2011年4月からは、再び転勤に伴い、留萌支部長としてやらせていただいています。
これからも皆さんに興味を持って聴いていただけるレポートをしたいと思っていますので、もしも「こんなレポートを聴いてみたい」という意見等があれば、ぜひお聞かせください。
みなさん、木曜夜はアスリートの風を是非聴いてくださいね〜!
Let's Run with a Smile!
こうした狂走曲の大きな原因となっているのは、2007年の東京マラソン開催によって火がついたマラソンブームです。笹川スポーツ財団の調査によると、ランニング人口は2004年から06年にかけては若干減少しているのですがその後は上昇に転じ、06年には成人の2.9%だったのが12年には5.5%と、わずか6年で倍近くになっています。その一方で大会の数は15%程度の増加にとどまっていまして、需要に供給が追いついていません。
北海道でもそうですよね。近年は新しい大会が増えてきていますが、フルマラソンの大会に限ると逆に大会数は減っているんですよね。僕が走り始めた1999年以降に誕生したフルマラソンの大会は豊平川市民マラソンだけです。一方、なくなった大会は、オホーツク、旭川、豊頃、霧立峠などがあります。大会をやるとなると費用もかかるし莫大な人員も必要ということで、簡単にはいきませんからね。
先着順の大会ではこうした混乱が起こるということで、抽選制にしたらいいのではないかという声もありますが、ランナーの側でも抽選に対する根強い反対意見もあることは紹介されています。エントリーに苦労してでもどうしても出たいという大会もあるから、それを抽選に委ねたくはないということですね。僕もこの意見には同感です。
また主催者側としてもこのあたりは揺れていると書かれています。抽選の場合は当選しても入金しない人もある程度いるから、その見通しが外れると2次、3次と追加抽選が必要になりますね。その手間とコストがかかるということで、抽選制に二の足を踏む主催者もいるようです。
参加者の声として、参加資格を設けてほしいという声も紹介されています。たとえばフルマラソンにエントリーできるのはハーフ以上の完走経験があるといった参加資格ですね。ボストンのように年代ごとの資格タイムを設けるとか、過去の落選者に優先枠を設けるとか、そうした工夫を設けてほしいという声があるようです。これは僕も仲間と話していて非常に多く聞く声ですね。
単純な先着順にしても、完全抽選制にしても、どちらも問題はあると思います。それを少しでも解消するための工夫が主催者側に求められるのではないかと、僕はそう思います。
この記事の最後に紹介されているあるランナーの言葉がとても印象的です。
「マラソンを愛しているランナーや本当に走りたい人が排除されてしまうマラソンブームって一体何なんでしょう」
この問題、本腰を入れて取り組まなければならない時期にきていると思います。
以上、おがまんレポートでした。
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FMアップルアスリートの風は、毎週木曜日の夜20時から21時に76.5MHzで放送されています。コミュニティ放送のため聴取可能範囲は限られています(札幌市内の一部)が、インターネット放送も行われているため、全国から聴取可能です。
この番組は「走る」パーソナリティ、市民ランナーのHITOMIさんが送る、札幌初の現役ランナーによるマラソン情報番組です。マラソンに関するあらゆる話題を取り上げ、毎週、各分野でマラソンに関わっている走ること大好き人間をゲストに迎えています。かくいう私も、2005年の11月に出演して以来、準レギュラー兼旭川支部長を拝命することとなりました。
2006年の2月から大会インフォメーションの中におがまんレポートのコーナーを作っていただくこととなり、最初はメールを送って読んでもらうというコーナーでしたが、そのうち電話レポートをすることになりました。ただ、どうしても時間が足りなくなることも多く、巻きが入ってしまうことがほとんどです。一時は無理やり収めるように短くしようと思いましたが、最近では無理に縮めることなく、HITOMIさんのグルグルを楽しんでいます。
自分としては、一リスナーとしてレポートをしていたつもりでしたが、100回記念放送の時はスタッフの一員として参加させて頂き、2006年の10月に創刊されたプログラムピックアップ誌・ピックアップルの中でもレポーターとして紹介されるようになりました。第4号のピックアップルでも、ムコレンジャーが載っているし、第9号のピックアップルでも250回記念としてアスリートの風が紹介され、私の姿も載っています。そして第13号のピックアップルでは、アスリートの風300回記念特集、第17号では350回記念特集、第21号では400回記念特集、第25号では450回記念巻頭特集が組まれ、またまた私の姿とコメントも載っています。
招待選手としても、2007年8月16日の放送では、家族で2度目のゲスト出演、そして2008年1月10日には3度目、9月4日には4度目、2009年3月19日には5度目、8月6日は6度目、2010年2月11日には7度目、9月16日には8度目、2011年4月28日には9度目、12月1日には10度目、2012年5月3日には11度目、2012年8月9日には12度目のゲスト出演を果たし、最近では半年に1度ずつ招待選手として呼んでもらっています。
そしていよいよ来週は13度目のゲスト出演です。
あっという間に8年目に突入したこのレポート。2008年4月からは転勤に伴い、帯広支部長として3年間やらせていただきました。そして2011年4月からは、再び転勤に伴い、留萌支部長としてやらせていただいています。
これからも皆さんに興味を持って聴いていただけるレポートをしたいと思っていますので、もしも「こんなレポートを聴いてみたい」という意見等があれば、ぜひお聞かせください。
みなさん、木曜夜はアスリートの風を是非聴いてくださいね〜!
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