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  ホーム >> frunブログ集 >> 宣言と ちょっとちょっとの 差で走る〜第35回オロロンライン全道マラソン完走記4

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link Road to SAROMAN BLUE Road to SAROMAN BLUE (2024-10-10 15:00:05)

feed 宣言と ちょっとちょっとの 差で走る〜第35回オロロンライン全道マラソン完走記4 (2013-8-6 22:56:10)
(4)金メダル

 ゴールラインを越えた後、ゆっくりと回れ右をして深々とお辞儀をします。思うような走りはできませんでしたが、最後まで諦めずに全力で走りました。この走りはほめてあげてもいいでしょう。

 そのまま進んで番号札を受け取り、奥のテントの係員に渡します。やはり25番目のゴールでした。それからスポーツドリンクを受け取り、ポケットの中にあるプラコップとスポンジをゴミ箱に捨てます。

 それから駐車場に戻ろうとすると、呼び止められてカメラを向けられました。聞かれるままにいろいろ答えましたが、さて使ってもらえるでしょうか。

 着替えを持って更衣室に行き、シャワーを浴びてから着替えます。そして体育センター内で奥さんとともに座って休みます。

 外を見ていると、やがてザ・たっちの2人も無事にゴールして、走路は片づけが始まりました。レセプションの準備も進んでいるかと思い会場に行くと、すでに飲み始めている人もちらほらと見かけます。私も慌てて飲み物の列に並び、ビールを受け取ります。

 受け取ったビールの写真を撮ってブログにアップして・・・と考えていたのですが、ビールを受け取るときにテレビカメラを向けられていました。こうなるとカメラマンの方が期待しているであろう絵を作らないわけに行きません。その場でゴクゴクと3口ほど飲み「うまい!」と言いました。さて、使ってもらえるでしょうか。

 私は楽走412旭川のメンバーとともに焼き台を囲みます。そしてどんどん肉とイカを焼き始めました。

$Road to SAROMAN BLUE-BBQ


 過去2回の参戦経験から、今回は三種の神器を用意してきました。焼き台の上に箸を持った手を伸ばしてもやけどをしないための軍手。ジンギスカンに味付けをするためのタレ。そして焼いたイカを切るためのハサミです。ところが驚いたことに、今年はテーブルの上に火バサミと焼肉のタレと包丁が置いてあるではありませんか!三種の神器はどれも不要でした。来年は安心して手ぶらで参加できます。

 BBQセットの中にはジンギスカンの肉、生イカ、おにぎり(2個)、そして大きなキュウリが1本入っています。このキュウリ、味噌をつけて食べるとうまいんです。奥さんが買ったセットの中身はそれだけですが、私たち参加者の袋の中にはプレ・サレ焼尻という焼尻産の高級サフォークも入っています。生産量も少なく地元にもほとんど出回らないという幻の肉です。私も初めてお目にかかりました。あ、もちろん独り占めはせず、奥さんと分け合って食べましたよ。

 その後も地元漁協の組合長さんから身欠きにしんや甘えびの差し入れがあります。まったく食べ応えのあるBBQです。

 その間に、生ビールもおかわりします。価格は350円ですからこれもありがたい価格です。こんどはゆっくりとビールの写真も撮ります。

Road to SAROMAN BLUE-TS3V0062.jpg


 盛り上がっているところにまたまたカメラがやってきました。私はまたしゃしゃり出てなにやらしゃべってしまいます。でも何をしゃべったかよく覚えていません。これも使ってもらえる・・・いや、これはあまり使ってほしくありません(笑)。

 宴も後半に差しかかったころ、抽選会が始まります。ナンバーカードで行われる抽選会。参加者の過半数に景品が当たるというくらいたくさんの景品が提供されます。わたしも一昨年は何も当たりませんでしたが、昨年は珍味が当たりました。

 この抽選会の特徴は、景品が徐々によくなっていく、という形じゃありません。普通の景品の抽選の間に突然「じゃあ次はイカ30ぱいです」とか「甘えび1箱です」というのが挟まります。なかなか楽しい演出です。

 抽選会もどんどん進んできたとき、会場内にリザルトらしき紙を持つ人が何人か見えるようになります。今年は「ひょっとしたら30秒以内くらいまでは追い込めたかも」という程度の期待はあります。ナンバーカードを奥さんに渡し、リザルトを取りに体育館に向かいました。そしてリザルトを開き、私の出場したクラスを見つけます。

 えっ?・・・なして?・・・一番上に私の名前?

 次の瞬間、私はリザルトを握り締めてレセプション会場に駆け出していました。宣言タイム47分05秒。ゴールタイム47分06秒。復路で必死に全力で走ったことが報われました。

 さらにいいことは続きます。優勝したから抽選会はいいや、と思っていたのに、お米1kgが当たりました。

Road to SAROMAN BLUE-オロロン米


 レセプションの終了まで気持ちよく飲み、表彰式を待ちました。表彰式では3組15人ずつ壇上に上がって表彰されます。賞状と金メダルをもらって宙に浮くような気分でした。

Road to SAROMAN BLUE-表彰式


 ローカルな宣言タイム制の大会ですが、普段は入賞すらほとんど縁のない私が生まれて初めて獲得した金メダル。もうこの大会は最優先で出場する大会となりそうです。

 後日談ですが、7月30日付の北海道新聞道北版の夕刊に、この大会の記事が出ました。各組優勝者の名前も載っていますが、写真のセンターには私が写っています。どこまでも幸運が続いています。

Road to SAROMAN BLUE-道新夕刊


 この大会を取材したラン×スマは8月31日の18時からNHK-BS1で放送されます。そこでも映ってしまったらどうしましょう。大会が終わってからも、まだまだ楽しませてもらえそうです。(おわり)


(1)天候と体調不安
(2)目指すは23番目
(3)苦しむ前半、怒涛の後半


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