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link Road to SAROMAN BLUE Road to SAROMAN BLUE (2024-10-10 15:00:05)

feed ファンランは 速く走ると 叱られる〜北ガスグループ6時間リレーマラソンin札幌ドーム完走記5 (2013-7-31 22:16:38)

(5)走ったら飲む!

 他のメンバーもそれぞれ自分のペースで3巡目を走ります。10分35秒、10分08秒、10分46秒、12分30秒、8分40秒、13分59秒とそれぞれが安定したペースで走ります。10分を切って走って叱られていたshinさんも、この周回はエイドに立ち寄ってゲストランナーのワイナイナさんからバナナを受け取って食べてきたそうです。

 3周しただけですっかり疲れきっている私ですが、山あ太郎さんからrosehip teaさんにたすきがつながるのを確認するとリレーゾーンに向かいます。

 6時間の部と42.195kmの部をあわせて1,000チーム以上の参加があります。それが8つのリレーゾーンに分けて割り当てられています。1つのリレーゾーンを100チーム以上が使用することになります。混雑を避けるため、リレーゾーンに入るのは次走者のみと決められていました。

 ところが同じナンバーをつけている人がリレーゾーン内にいるというチームも見かけられました。ナンバーはチームごとに与えられていますから、次走者のみがリレーゾーンに入るというルールを守っていれば同じナンバーの人がいるはずないのに・・・。係員の方も何度も「同じナンバーの人がいるというのはどういうことですか」とアナウンスしていましたが、いっこうに聞き入れられなかったようです。自分たちさえよければルール違反もいとわないという姿勢を見せられると悲しく思えてしまいます。

 すでにスタートから3時間40分を過ぎました。残すは2時間あまりです。私の出番はあと2回といったところでしょう。幸いアキレス腱の痛みはひいてくれたので、また9分25秒を目指して走ることにします。

 rosehip teaさんからたすきを受け取り22周目に入ります。4度目の出番ということもあり、体は非常に重く感じます。さらに炎天下の外と空調の効いた中の差に体がなかなかついていきません。そんなダメージも徐々に蓄積されています。足が思うように動きません。そのため1周9分25秒のペースを意識した走りなどなかなかできません。

 それでもだいたいこんなものだろうというペースで走って帰ってきました。さちこさんにたすきを渡して4巡目を終了です。やっとの思いで階段を上り休憩スペースに戻ります。ラップを確認すると9分33秒でした。これでもまだ8秒及びません。これでもダメとなると、もう全力で走るしかありません。サロマを完走したダメージが残っていた昨年でさえ1周を8分台で走れたというのに、今年は8分台などまったく出せそうにありません。

 4巡目に入っても、皆さん安定したラップを刻んでいきます。10分46秒、9分07秒、10分59秒、12分27秒、8分08秒、14分14秒というラップでたすきがつながれ、いよいよ私の番となりました。時刻は15時を回ったところです。残り1時間を切りました。

 本当は途中でお色直しをしようと思い、キレンジャーと黒子も用意していました。お色直しをした上でスライムをかぶろうと思っていたのです。ところが最初の周回で感じた暑さですっかり仮装意欲を失ってしまいました。結局お色直しをしないまま、スライムだけで5周することとなりました。

 最後の1周ですからここは全力で走ることにしました。でも相変わらず足は上がりません。呼吸ばかりが苦しくなって思うようにスピードに乗ることができません。

 でも最後までペースを落とさないように走りました。2kmという短い距離ですから、最初から最後までラストスパートのようなものです。最後まで粘りきってさちこさんにたすきを渡しました。

 最後の周回は9分23秒です。全力で走ったのに9分23秒です。5周目だから疲労が蓄積していることを割り引いたとしても、来週の大会ではほぼ全力で走らなければ、今の私は47分05秒というタイムで走れそうにありません。

 あとは何周までいけるか、時間との戦いです。記録は6時間以内にゴールラインを通過した周回のみが認められます。6時間を超えるとゴールまで走ることはできますが、その周回はカウントされません。スタート前の見込みでは、キロ6分平均で30周と思っていました。でもすでにさちこさんが30周目を走っているところです。まだまだいけそうです。

 さちこさんは10分58秒で帰ってきました。まだ残りは30分以上あります。31周目のshinさんは8分49秒で帰ってきました。もう速すぎると叱られることもありません。32周目のフリージアさんは10分47秒で帰ってきました。そして33周目のひろとさんは11分58秒で帰ってきました。

 ここまでで5時間55分39秒。いくら山あ太郎さんとはいえ、2kmを4分台で走るのは無理でしょう。でもまだコースが閉鎖されたわけではありませんから、カウントされない周回を走ってもらいました。

 やがて6時間になり、競技終了が告げられました。公式記録は33周、5時間55分39秒です。順位は366位でした。

 レース終了後は軽く打ち上げです。shinさんとひろとさんは参加できなかったため、残る5人で札幌駅まで移動して居酒屋に入りました。私のバスの時間があるため約2時間だけでしたが、楽しかったリレーマラソンの締めとなりました。

 今年の大会は終わったばかりですが、来年も楽しみな大会です。もちろん、来年もファンランで走ります。もしも参加者が増えれば、ファンランチームとマジランチームの2チームを送り込みたいと思います。

 ファンランチームは自己申告タイムより速く走ったらペナルティですからね。(おわり)


(1)2度目のリレーマラソン
(2)第1走者
(3)速すぎて叱られる
(4)ペース感覚を磨く



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