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遠くでずっとそばにいる 面白かった! (2013-7-22 22:44:24)
やっと観てきました、「遠くでずっとそばにいる」。秋田での先行公開は6月8日から。そして全国公開は6月15日から。だけど北海道では唯一ディノスシネマズ札幌劇場だけでの公開で、7月20日から。とっても待ち遠しかったです。
遠くでずっとそばにいる公式サイト
でも、仮に札幌で6月15日から公開していたとしても、6月中は観に行けなかったかもしれません。そう考えると、ちょうど私が札幌を訪れる予定だった7月20日からの公開だったということは幸運でした。やはり私は持ってますね(笑)。
ただそれだけ長い間待っていましたから、期待がどんどん大きくなっています。観る前からハードルがかなり高くなっていました。
だけど期待を裏切らない作品でした。傑作とか名作といった評価は当てはまらないかもしれませんが、佳作であることは間違いないと思います。
ストーリーも面白かったです。予告編の中にいろいろとちりばめられていた謎がひとつずつ繋がって明らかになっていき、頭の中で少しずつ人間関係が明らかになっていきます。すべてがわかってからでも、いや、すべてがわかったからこそその人間関係や背景を頭に入れて観てみたいと思いました。
ただ残念ながら、札幌での公開はわずか2週間です。8月2日までの間に札幌へ行くのはちょっと難しそうです。DVD化されるようならぜひとも購入したいと思います。
有名な俳優がたくさん出演して、宣伝などにも莫大なお金をかけて作られる大作・話題作も面白いと思いますが、この作品のように大物スターが大勢出演しているわけではなく(失礼)、全国各地で長期間にわたってロケを行ったわけじゃなくても(オール秋田ロケです)、面白い映画は作られるということがよくわかりました。オープニングのシーンもエンディングのシーンも幻想的で美しくてとっても好きなシーンです。巨大風車が並んでいる秋田空港跡地でのシーンもとっても好きなシーンです。他にも印象的なシーンがいくつかありました。
映画を観終えて自分の中に残ったキーワードは「生きる」ということでした。「生きる」ということについて、改めていろいろと考える機会をいただいたように感じます。
全編を通じて、出演していた役者さんたちの好演が目立ちました。変に力が入らず、自然体でとても好感の持てる演技でした。主演の倉科カナさんの可愛い魅力と悲しみ、葛藤、そういったものもうまく表現されていたと思います。
そうした演技を引き出したり美しく印象的な映像を作り上げた長澤監督もさすがです。そして岩井俊二さんの音楽もいい効果を出していたと思います。
私たちはつみウェッティーとしては、映画館で加賀谷はつみさんの歌う主題歌花の歌を聴くということが大きな目的だったわけですが、ラストシーンが終わってスクリーンが一瞬真っ暗になって流れてくる花の歌を聴いたときには、思わず目頭が熱くなりました。加賀谷はつみさんの歌がスクリーンから流れてきたという感動もありますが、それ以上にこの映画から受けた感動がよみがえってきたということの方が大きかったと思います。
最近のドラマや映画では、ともすれば最後まで救いがなくてなんともいえないいやな気分を引きずってしまうようなものもありますが、この映画は最後にちゃんと救いがあります。そのおかげで主人公の朔美のこれからについて思いを馳せることもできます。見終わった後も感動の余韻に浸ることができる作品でした。
「遠くでずっとそばにいる」は、ディノスシネマズ札幌劇場で8月2日まで上映されています。観て損のない映画だと思いますよ。
次は狗飼恭子さんの原作を読んでみようと思います。
遠くでずっとそばにいる公式サイト
でも、仮に札幌で6月15日から公開していたとしても、6月中は観に行けなかったかもしれません。そう考えると、ちょうど私が札幌を訪れる予定だった7月20日からの公開だったということは幸運でした。やはり私は持ってますね(笑)。
ただそれだけ長い間待っていましたから、期待がどんどん大きくなっています。観る前からハードルがかなり高くなっていました。
だけど期待を裏切らない作品でした。傑作とか名作といった評価は当てはまらないかもしれませんが、佳作であることは間違いないと思います。
ストーリーも面白かったです。予告編の中にいろいろとちりばめられていた謎がひとつずつ繋がって明らかになっていき、頭の中で少しずつ人間関係が明らかになっていきます。すべてがわかってからでも、いや、すべてがわかったからこそその人間関係や背景を頭に入れて観てみたいと思いました。
ただ残念ながら、札幌での公開はわずか2週間です。8月2日までの間に札幌へ行くのはちょっと難しそうです。DVD化されるようならぜひとも購入したいと思います。
有名な俳優がたくさん出演して、宣伝などにも莫大なお金をかけて作られる大作・話題作も面白いと思いますが、この作品のように大物スターが大勢出演しているわけではなく(失礼)、全国各地で長期間にわたってロケを行ったわけじゃなくても(オール秋田ロケです)、面白い映画は作られるということがよくわかりました。オープニングのシーンもエンディングのシーンも幻想的で美しくてとっても好きなシーンです。巨大風車が並んでいる秋田空港跡地でのシーンもとっても好きなシーンです。他にも印象的なシーンがいくつかありました。
映画を観終えて自分の中に残ったキーワードは「生きる」ということでした。「生きる」ということについて、改めていろいろと考える機会をいただいたように感じます。
全編を通じて、出演していた役者さんたちの好演が目立ちました。変に力が入らず、自然体でとても好感の持てる演技でした。主演の倉科カナさんの可愛い魅力と悲しみ、葛藤、そういったものもうまく表現されていたと思います。
そうした演技を引き出したり美しく印象的な映像を作り上げた長澤監督もさすがです。そして岩井俊二さんの音楽もいい効果を出していたと思います。
私たちはつみウェッティーとしては、映画館で加賀谷はつみさんの歌う主題歌花の歌を聴くということが大きな目的だったわけですが、ラストシーンが終わってスクリーンが一瞬真っ暗になって流れてくる花の歌を聴いたときには、思わず目頭が熱くなりました。加賀谷はつみさんの歌がスクリーンから流れてきたという感動もありますが、それ以上にこの映画から受けた感動がよみがえってきたということの方が大きかったと思います。
最近のドラマや映画では、ともすれば最後まで救いがなくてなんともいえないいやな気分を引きずってしまうようなものもありますが、この映画は最後にちゃんと救いがあります。そのおかげで主人公の朔美のこれからについて思いを馳せることもできます。見終わった後も感動の余韻に浸ることができる作品でした。
「遠くでずっとそばにいる」は、ディノスシネマズ札幌劇場で8月2日まで上映されています。観て損のない映画だと思いますよ。
次は狗飼恭子さんの原作を読んでみようと思います。
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