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  ホーム >> frunブログ集 >> 青空に 映えるドヤ顔 スライム君〜びえいヘルシーマラソン2013完走記2

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link Road to SAROMAN BLUE Road to SAROMAN BLUE (2024-10-10 15:00:05)

feed 青空に 映えるドヤ顔 スライム君〜びえいヘルシーマラソン2013完走記2 (2013-6-22 23:36:00)
(2)スライム君 凱旋

 昨年と違って今年は調整が不十分です。だから前半から飛ばしすぎることのないように抑えていこうと思いました。ですが前にいる人たちのペースは私がイメージしているペースよりも遅いため、スペースを見つけながら抜いていきました。そうするとだんだん気持ちよくなってしまうのでしょうか、ペースが徐々に上がって行きます。2〜300mほど走って周りがバラけてきたところで少し勢いを緩めました。

 でもやはりスタートダッシュはやりすぎだったかもしれません。500mほど走ったところで早速後悔をする羽目になりました。走り込み不足とスピード練習不足。心肺機能がまったく追いつかず、早くも呼吸が苦しくなっています。

 しかし少なくとも1km地点まではこのままやせ我慢をしながら走らねばなりません。1km地点で応援しているであろう両親の前だけは元気に走らないと、この大会を走る意味がありません。そのまま必死で走りました。

 1km地点には両親が揃って応援しています。遠くから私の姿を認めてくれたようです。あとで話を聞くと、やはりスライム君の力は偉大だったようです。かなり先の曲がり角を曲がった瞬間にわかったそうですから。

 そんな両親の前を笑顔で手を振りながら通過します。これで目的は達成です(笑)。

 1km地点の通過タイムは4分23秒でした。昨年は4分10秒ですから、やや抑えたペースとなっています。でも苦しさは昨年と変わりません。

 目的は達成できたので少しペースを緩めようかと思います。でも家の前で応援してくれるみなさんは、スライム君に大きな声援を送ってくれます。手抜きをするわけにいきません。

 2km地点の通過タイムは8分31秒。この間の1kmは4分08秒です。ペースが上がっています!

 いやいや、私はこう見えてもこの町の出身です。このコースは熟知しています。ワンエイツの距離表示は正確ではありません。昨年もこの間は3分55秒というとんでもないラップを叩き出しました。しかし次の1kmは4分48秒と落ちています。かと思ったら次の1kmは3分43秒と、またまたとんでもないラップになっています。このラップタイムを信じてしまうととんでもないことになってしまいます。

 最初の1kmは昨年より13秒遅れ。次の1kmも13秒遅れ。今年の状態を考えると悪くはありません。このままのペースで走っていければと思いました。

 やがてコースは美瑛町のメインストリートである本通りを走ります。ここは商店街の人も大勢応援に出ています。スライム君としてはへばった走りをするわけにいきません。

 しかし後日放送されたテレビ番組を見ると、変わらないドヤ顔で走るスライム君の下には、へばりかけた顔がありました。

$Road to SAROMAN BLUE-テレビ


 本通りの終点付近には給水所があります。ワンエイツという短い距離ですから普段ならば利用をしないのですが、スライム君着用で暑さをより感じていたことと、ちょっと立ち止まりたかったため(笑)、ここの給水所を利用しました。

 給水所を離れて走り出した私は、直線の終点で再び立ち止まり写真を撮りました。

Road to SAROMAN BLUE-サボりの1


 3km地点のラップは5分10秒です。昨年よりも22秒遅れですが、2度ほどサボったんだから仕方ないでしょう。常に自分に甘い私です(笑)。

 コースは美瑛川の堤防に出ます。今までの市街地コースと景色は一変し、遠くに十勝岳も見える大好きなコースです。

Road to SAROMAN BLUE-サボリの2


 写真を撮ることを名目に休めることを学習した私は、その後も休みたくなると立ち止まって写真を撮ります。

Road to SAROMAN BLUE-サボリの3


 4kmのラップは4分17秒でした。もうこのあたりでは足がかなり上がらなくなっていました。昨年よりも34秒遅れと、ペースの落ち方が大きくなってきました。

 その後も苦しい走りは続きます。でもどうにか堤防を走り終え、陸上競技場に帰ってきました。

 ラストスパートをするランナーにどんどん抜かれます。でも私はスパートをしませんでした。無理をせずペースをキープしてのゴールを目指したのです。最後の直線も、スタンドへ、本部席へ、手を振りながらゴールを目指しました。

 最後はいつものように両手を広げてのゴールです。足はもう上がらなくなっていましたが、笑顔でごまかしてのゴールでした。

 ゴール後に完走証を受け取り、そこに記された24分00秒というタイムを見て、ちょっとくらいスパートをした方がよかったなと思いました。

 心配していた腰も大丈夫でした。暑さが心配だったスライム君も、こまめに水をかぶっていれば大丈夫そうだという手応えを得ました。走り終えた私は、スライム君に負けないドヤ顔をしていたようです。

 来年もまた、両親の前で全力疾走をしたいと思います。(おわり)


(1)スライム君 出陣


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