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  ホーム >> frunブログ集 >> 絶景と うにかに合戦 満喫し〜第13回利尻島一周悠遊覧人G完走記6

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link Road to SAROMAN BLUE Road to SAROMAN BLUE (2024-10-10 15:00:05)

feed 絶景と うにかに合戦 満喫し〜第13回利尻島一周悠遊覧人G完走記6 (2013-6-14 22:02:37)

(6)加油!加油!

 数個の紙コップと包み紙を拾うと、あとはランナーが捨てたと思われるようなゴミはほとんど見当たりません(しばらくしてゼリー飲料のパックはひとつありました)。やはりこの大会の参加者は、意識が高い人が多いようです。大勢のランナーが通過した後にゴミは何も落ちていない。そんな光景を見ると嬉しく思います。

 やがてコースは道道から離れて海沿いの道を走ります。このまま仙法志の市街地に向かって走り、町外れの会館が第5エイドと25km地点になっています。

 仙法志の市街地に入り次のエイドまで1kmを切ってから右手に公衆トイレがあります。このトイレも私は立ち寄る頻度が高いトイレです。あと1kmが我慢できないのでしょうか。

 一昨年の冷たい雨の中、リタイアすることばかり考えていた私はこのトイレに立ち寄りました。そして個室に入ると、そこが暖房便座であることに驚きました。ここで暖を取れたおかげで復活に近づいていくことができました。

 今年もこのトイレに立ち寄りました。暖房便座は健在でした。

 トイレを出るとまもなく第5チェックポイントです。ここでまた足を止めます。なんとも効率の悪い休み方です。水分をとり、餅やバナナでエネルギーを補給します。一息ついて出発しようとすると、5km過ぎで追いついてそのまま置いてきたはずのりんごちゃんがやってきました。私はそのまま滞在を延長し、りんごちゃんと話していました。そしてりんごちゃんの出発にあわせて私も出発しました。

 エイドの隣に25km地点がありここで時計を止めます。2時間53分05秒。この間の5kmは38分39秒です。サボりすぎですね・・・。

 りんごちゃんについていこうと思うのですが、ついていけません。徐々に差が開いていきます。でも私のペースが落ちているというわけではないと思います。ほかのランナーたちとはおおむね同じようなペースで走っていて、りんごちゃんはどんどん抜いていきます。ついていくことは諦めました。

 エイドを過ぎた直後には多少のゴミが目につきます。紙コップと包み紙に加えバナナの皮も捨てられています。これらも拾って、紙コップの中に入れて持ちます。さらにランナーとは関わりなく大きなゴミが目につきます。ランナーが捨てたものじゃないから無視・・・しようと思ったのですが、そういうわけにもいきません。ついでなので拾っていきました。

 再び島を周回する道道に戻ると第6エイドがあります。ここまでは約5km間隔(第3エイドと第4エイドの間は6kmあり、その間にサブエイドがあります)でエイドがありましたが、ここからはエイドの間隔が短くなります。フルマラソンでは走りながら給水することの多い私ですが、ウルトラマラソンではほとんどの場合立ち止まって給水します。だからイメージ的には、まとめて55kmというよりエイド間をひとつひとつつぶしていくという感覚で走っています。全部で12箇所あるエイドのうち半分までやってきました。

 第6エイドを過ぎて間もなく30km地点を通過しました。3時間25分02秒。この間の5kmは31分57秒です。サボりさえしなければ、まだまだいいペースで走れています。やはり私のペースが落ちたわけではなかったようで、ちょっと安心しました。

 しばらくすると南浜湿原が近づいてきました。相変わらず青空が広がっています。南浜湿原にせよその先のオタトマリ沼にせよ利尻富士の絶景ポイントです。今年は最初から最後まで絶景を楽しみながら走れそうです。

Road to SAROMAN BLUE-南浜湿原


 南浜湿原のところではカメラマンの方が記念撮影をしているようです。その地点に到達するまでの間、私はポーズを考えていました。そして撮ってもらったのがこれです。

Road to SAROMAN BLUE-大の字


 熊本城の前でも同じポーズで撮りましたが、スケールの大きいものの前で写真を撮るとき、自分もできるだけ大きく見せようとしてこのポーズを選びました。

 南浜湿原を過ぎてしばらく走ると第7エイドがあります。ここで一息ついてから先を目指します。

 第7エイドを過ぎると間もなくオタトマリ沼です。天気がよければ絶好のロケーションであるオタトマリ沼ですが、ここしばらくは天候に恵まれず立ち寄っていませんでした。今年は絶好のコンディションに恵まれましたので、寄らないわけにはいきません。

 オタトマリ沼の入り口のところには台湾からの大応援団が待ち構えていました。今回、台湾から20数名の選手と20数名の応援団で50名近くの人がやってきています。応援の皆さんはバスに乗って島内を回り、私たちランナーを見かけると大声援を送ってくれていました。

 「加油!加油!」という大声援を受けながらコースアウトをしていくのは心苦しく思いつつ、私は声援に応えながらコースを外れていきました。(つづく)


(1)乗りつぶしの旅
(2)かにでスタート
(3)うにの利尻富士
(4)言い訳無用のコンディション
(5)拾活のはじまり



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