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絶景と うにかに合戦 満喫し〜第13回利尻島一周悠遊覧人G完走記4 (2013-6-11 22:31:42)
(4)言い訳無用のコンディション
午前3時。目覚ましが鳴ります。まだ部屋の中は暗く、すっきりと起きることができません。
やがて空が少しずつ白んできて、私はベッドから抜け出します。カーテンを閉じていない窓からは、徐々に利尻富士の姿が見えてきます。空には青空が広がってきます。どうやら期待通りの好天に恵まれそうです。
4時に朝食が届けられ、じっくりと食べてから準備を開始します。ウェアにナンバーをつけて(酔っ払っていたので、前夜は何も準備をしていませんでした)着替えなどを用意して準備を終えます。
午前5時に部屋を出ます。チームねねすけの面々は誰もいません。もう行ってしまったのかと思い、一人で会場に向かいました。
ところが実際にはまだみんなは出発していなかったようで、しばらくしてからみんなやってきました。
5時30分には島内放送がかかります。それはノナ(エゾムラサキウニ)漁の開始を告げるものでした。今日はノナ漁が行われるということは、明日のペンションの朝食でも
それからスタート前の集合写真撮影となります。500名近いランナーの集合写真となると、撮影するのも大変です。ちなみにこの写真は、後日事務局より完走証とともに送られてきます。
やがてスタート時刻の午前6時が近づき、スタート地点に集合するようアナウンスがあります。みんなゆっくりとスタート地点に集まります。最前列の様子はわかりませんが、多くのランナーからはスタート直前でも緊張感は感じられません。
和気藹々の雰囲気の中、号砲が鳴りスタートします。オーバーペースにならぬよう、私はゆっくりゆっくり走り始めました。
昨年もスタート時の天気はよかったのですが、沓形方面には雲がかかっており、途中からは曇天の中で利尻富士の姿も見えなくなりました。でも今年はむしろ鴛泊側の方に雲が目立ち、沓形方面にはまったく雲が見えません。これは期待が持てそうです。
さすがに500人近くが走ると切れ目なくランナーが続きます。初めて参加したときはこの3分の1程度の参加者でしたから、すぐに前後のランナーが見えなくなり寂しい思いをしました。
本泊地区は朝早くの通過となりますが、住民の皆さんは家の前に出て応援してくれています。中には応援メッセージを準備してくれている人もいます。
いつもは半袖で走るか長袖で走るか迷った結果長袖で走ることの多い大会ですが、今年は迷わず半袖で走っています。まだ早朝の時間帯なのに寒さを感じていないのですからこの選択に間違いはありません。
そう思いながら走っていると、信じられない数字が目に飛び込んできました。
気温13度で風速0m。利尻で風速0m?気温0度、風速13mの間違いじゃないの?今年は言い訳無用のコンディションとなりました。
コースは利尻富士の周りを左回りで進みます。ですから常に利尻富士を左手に、海を右手に見ながら走ります。右手の海の先には礼文島も見えますが、これだけくっきりと礼文が見えたのは初めてのような気がします。
そんな様子を楽しみながら到着した5km地点の通過タイムは31分28秒です。昨年は最初の5kmで30分を切ってしまって焦りましたが、今年は若干予定よりも速いもののまずまずのペースです。
まだまだ序盤、始まったばかりです。ただちょっと不安だったのが距離感の狂いです。最初の5kmが少し長く感じました。調子のいいときは距離表示が自分のイメージより早く現れます。逆にそれが長く感じるときはあまりいいことがありません。
でも体にダメージを感じているわけではありません。むしろ最高の条件の中で気分はハイになっています。そんな不安はすぐに消えてしまいました。(つづく)
(1)乗りつぶしの旅
(2)かにでスタート
(3)うにの利尻富士
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