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木曽三川トライアスロン 完走記 バイク編 (2013-6-5 16:35:30)
バイクのビンディングシューズは、クリートがくっついているため、基本的には歩けない。もちろん走れない。
だから、エリートレーサーは、ペダルに前もってビンディングシューズをつけておいて、裸足で走りながらバイクを押していく。で、加速したところで、それを履くのだそうだ。
僕には当然そんな芸当はできないので、しっかりシューズをはいてから、コツコツ音をたてて、歩きにくいことこの上ないシューズで歩きながら、バイクを押していく。で、バイクスタートのラインを越えてから、バイクに乗る。
もともと、バイクでそんなにスピードを出して長距離を乗る練習はしていなかった。街乗りでは平均20kmちょいがいいところ。速くて25km平均ぐらいでしか乗ったことがなかった。
そのうえ、バイクは、もともと街乗りでもできるタイプということで、スピードがでないタイプのロードレーサーである。
だから、多少バイクパートでは抜かれることは覚悟していた。だが、これほど抜かれるとは…
だいたい40kmもノンストップで、しかも真剣に乗ったことがなかったので、どのぐらいのペースなら持つのかどうかもわからない手探り状態。まずは、ゆっくり入って、徐々にあげようかなと思っていると、すぐに後ろから追いつかれる。やはりバイクの差か、追い越していく選手は、実に軽々と追い抜いて行く。ペダルが、なんか軽そうだ。
もちろん、実力的な問題もあるが、バイクパートでは、バイクの性能がかなりパフォーマンスを左右するということを実感した。真剣にトライアスロンやるなら、やはりそれ用のバイクがないと、太刀打ちできない。
最初にはかった1マイルのラップが、16分40秒ぐらい。これでも未経験の速さ。こんなスピードで飛ばせる道も近くにない。この木曽三川公園のコースは、 フラットで、バイクの練習には最適だ。今度は、バイクの練習のときはここにかぎるなあ。
折り返すと、多少逆風の影響を受ける。ギアを軽くして、回転数を多くする。
相変わらず、どんどん抜かれる。トップのレーサーのバイクは、音が違う。なにか、空気を切るというか… あれは気持ちがいいだろうなあと思う。僕もスピード出して走れるバイクがほしくなってきた。ただ、もう部屋には収納スペースがないけど…
このコースは、10kmを4周回する。ようやく1周回が終わり、2周回目に入る。ペースはだいたい一定を保っている。この周回で、初めて、抜かれたバイクを抜き返す。しかし、また同じバイクに抜かれる。結局、そのバイクとは抜きつ抜かれつの接戦を演じ、最終周回で気力を振り絞って、突き放したが…
バイクで40kmなんて、楽勝と思っていたが、これだけ真面目に走るとさすがに厳しい。特に、お尻の筋肉が悲鳴をあげている。
4周回目になると、いやにバイクが少なくなる。すでにバイクパートを終えた選手が多いということ。なんだか、ポツポツと雨粒も。風も強くなってきた。?
最後の方は疲れてラップが1マイル17分台に落ちてしまったが、それでも最後は何台かを抜いて、フィニッシュ。?
トランジッションエリアで、ランの準備に切り替える。ここは、さほど時間がかからない。だが、異様に足も体も重い。エネルギージェルの残りを一気に飲むと、さて、ランスタートだ。
?ラン編に続く?