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【今夜10時〜「第二楽章」第7回..どうなる?】 (2013-5-28 17:14:54)
第6回では病院からの茉莉の精密検査連絡が、なぜか本人ではなく、歌子の携帯電話にかかってきて、そこで終わった。
第7回では茉莉が、胃癌の摘出手術を受けることになると思う。
もはやオーケストラ活動や鈴音のレッスンどころではなくなるだろう。
赤ちゃんは無事に産めるのか?癌の再発は?
ここで思い出すのが、このドラマの第1回冒頭だ。冒頭で茉莉は鈴音への手紙を書いている。
その後、一気にドラマは茉莉と奈津美の音大時代の話になる。
つまりこのドラマは茉莉の回想録なのだ。
しかし、ドラマでは茉莉が鈴音の父(一登)と何度も密会したり、一登を巡って母.奈津美と茉莉の喧嘩の場面もある。
それも鈴音への手紙にしたためていることになる。何とも不可思議な印象。
また遠藤家の日々の様子もドラマでは描かれている。茉莉は何でも知っていたのだ。千里眼か!超能力では「貞子」超えだ。
ともかくも、なぜ茉莉が他人の子に対し、手紙を書いているのか?それが、そろそろ明かされる段階になったと思う。
実は茉莉の子だった..となればこれまた、凄い話だ。
もしや、この手紙が鈴音に届く頃には、もう茉莉はこの世にいないのかもしれない。漱石の「こころ」の「先生と遺書」の章を連想させられる。
こう考えていくと、このドラマは「愛と喝采〜」始め、過去の作品群をヒントにし、また不可思議な部分もごり押しで
製作しているようにも思える。オリジナル性も今ひとつ。
そうではないということが今夜、感じられるか?そこに期待したい。
また、もはや意識的にクラヲタ向けに作っているのか?と思う音楽場面の描写・台詞にも注目だ。
音楽の場面は本当に一瞬だ(第6回まで合奏している場面はゼロ。練習前の描写が僅かにあった程度)。
「無伴奏チェロ組曲をやるの」という台詞、あるいはオーケストラにおけるラヴェルのヴァイオリンソナタの譜面、
他多数は、まさに各回、1秒〜2秒、出現するに過ぎない。
見つけ出すには、真剣に見て聞くこと、そして動体視力にかかっている「と、いえよう!」
また茉莉や鈴音の練習時の描写が非常に少ない。鈴音はコンクール本選出場が決まっている。
このコンクールは茉莉の説明によると難関なものらしい。気が狂うといっては、やや大げさだが、寝食削って、
部屋にこもって一日中、弾きまくるのが普通だ。日本音楽コンクール本選出場者等の話を聞くと、本選出場が
決まってからの1ヶ月余りは、相当な日々を過ごしたと異口同音に話している。
だが、鈴音にはそんな悲愴感のようなものがない。どんなに天才級の子でも、相当な練習はする。
レーピンはチャイコフスキーコンクール時は、ホテルから会場までの移動の車中でも楽器を出して
指を動かしていたそうだ。諏訪内晶子がそれを偶然目撃して震え上がったとインタビューで述べていた。
諏訪内晶子の学生時代の日々の猛練習も有名だ。小さい時から一日の練習は深夜にまで及んだようだ。
上記コンクールではないにしろ、鈴音が今回のコンクールで入賞となると、とてつもない逸材だ。
遠藤家に偉大な神が降りてきたようなものだ。
本選課題曲も当然ながら不明。ソロなのか、ピアノ伴奏なのか、オケとの共演なのか?
所詮、ドラマとはいえ、NHKだ。高品質のドラマを期したい。
第7回ではどこが妙な描写だったか?全て見つけ出せるか?
倍率ドン!はらたいら:3、竹下景子:4、高橋:6、篠沢教授:20、ガッツ石松:50。
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