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feed 悲劇を繰り返さないために・・・ (2013-5-24 21:17:54)
 昨日、悲しいニュースが飛び込んできました。

 5月23日の朝6時半頃、札幌市北区新川西1条1丁目の道道の交差点で、横断歩道を渡っていた26歳の女性が、右折してきたトラックに巻き込まれて亡くなりました。トラックのドライバーは現行犯逮捕され、「気が付いたら巻き込んでいた」と話しているということです。(別の報道では「歩行者がいたのはわかっていたが、先に行けると思った」と供述しているとも伝えられています)

 この女性はウインドブレーカーを着ていたということで、ジョギング中とみられると報じられています。手稲区の職場に向かう通勤ランの途中だったという情報もあります。いずれにせよ走っている最中に巻き込まれたということに間違いないようです。

 私自身は彼女と面識がありませんが、友人の友人でした。先日行われたノーザンホースパークマラソンでも、一般女子ハーフで2位に入った実力者です。フルマラソンは3時間10分台の記録を持っていたようです。彼女のFacebookページを見ると素敵な笑顔で写っている写真も多く載っています。昨年の北海道マラソン前日にも、記事がアップされていました。おそらく今年も北海道マラソンにはエントリーしていたことでしょう。ここに書かれている北海道マラソンへの意気込みを読んでいたら、涙が溢れてきました。まだまだ若く可能性もたくさんあったのに・・・。まだまだやり残したことはたくさんあったろうに・・・。

 直接の面識はなくとも、「ランナー同士」というだけで強い仲間意識を持ってしまいます。だから居酒屋などで初対面でも、ランナー同士というだけですぐに話が弾みます。そんな大切な仲間のこんな悲報は聞きたくありません。

 そのために、私たちには何ができるでしょう。私もハンドルを握ります。練習では公道を走ります。つまり加害者にも被害者にもなり得る立場です。多くのランナーの皆さんもそうだと思います。

 自分が加害者とならないために、ランナーやロードバイクを含めた歩行者や軽車両に細心の注意を払うことはもちろんです。自分で運転しているときも、ロードバイクがいるとものすごく注意を払います。ロードバイクは一般の人が思うよりスピードが出ることをわかっているから余計です。

 それと同時に、被害者とならないための注意も必要でしょう。私も今まで何度かあわやという場面がありました。

 一番危なかったのは帯広に転勤して間もない頃です。歩道を走っている私がガソリンスタンドの横を通るとき、右折してスタンドに入ろうとしている車がいました。そのドライバーとしっかり目が合い互いに存在を確認できましたので、車の方が私の通過を待つと思ってそのまま走り続けました。でも車の方は、私が車を確認したから私の方が待つと思ったのでしょう。いきなり右折して突っ込んできたのです。間一髪、急ブレーキで止まってくれたから事なきを得ましたが、危ないところでした。それ以来、走っているときは「歩行者優先」という言葉を頭から消しました。

 私たちランナーは、ランナーやバイクは思いのほか速く走ることを知っています。ですからハンドルを握っているとき、ランナーやバイクが交差点を通過するタイミングを予測して無理に交差点に進入しないよう自制することができます。

 でも走ることに縁のないドライバーは、ランナーを視界の隅に捉えても歩行者程度のスピードに思い込んでしまったり、ロードバイクを捉えてもママチャリ程度に思い込んだりということもあると思います。そうすると「歩行者がいたのはわかっていたが、先に行けると思った」ということになりかねません。特に交差点や車が横断するような箇所では、自分の身を守るために車に対する細心の注意が必要と思います。

 こんな悲劇を繰り返さないために、何か私たちにできることがないでしょうか。

 北海道マラソンは、本格的なフルマラソンとしては全国に先駆け1999年からチャリティー募金に取り組んでいる大会です。札幌の公道で開催する大会として、不幸にも同じ公道で事故に遭われたご家族などを励ます目的で、北海道交通遺児に寄付を続けています。こうした不幸な交通事故を根絶したいという思いを持っている大会だと思います。

 北海道マラソンのコース上(正確には、本番のコースはアンダーパスを通りますから事故現場の交差点は通行しませんが、アンダーパスは車道しかありませんので練習時はこの交差点を通行せざるを得ません)で起こった、北海道マラソン参加者(今年のエントリーをしていたかどうかは不明ですが、2011年、2012年は参加しています)の不幸な事故です。北海道マラソンの大会としても、こうした悲劇を2度と起こさないための呼びかけなどをできないものでしょうか。ランナーには、「車が止まるとは限らない」という意識付けを。そしてドライバーには、「ランナーやバイクは思っているより高速で走る」ことの啓発を。

 ランナー仲間の悲劇、2度と繰り返してほしくありません。

 謹んでお悔やみ申し上げます。


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