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feed 【上手なアマチュアオーケストラ】 (2013-5-14 17:31:36)


先日の俊友会オケでも感じたし、また新響、シンフォニカ、都民響、東京アマデウスの演奏会でも同じ思いを持ちますが、
トップレヴェルのアマチュアオーケストラの団員さん達は、まわりの音色をしっかり聴きながら自分の音を奏でています。
聴いていて明らかにわかります。

新響の練習を見学させてもらった時も強く感じました。例えば、指揮者が「弦だけ少し練習!」となっても、
管の団員はそれに参加(音は勿論、出しませんが、指揮者はここでどういうことを弦に望んでいるのか?
ということを注意深く見守っていました。ポケットスコア見ながら筆記している方もいました)。

また怖そうな団員さんもいました(^^;。ギロッと他のパートを睨んだり。気のせいかな。


本番の時も、上記のオケはとにかく、自分の譜面だけではなく、全体の譜面をイメージしながら音を出しています。
先日の俊友会オケでは特にマーラー5番の3楽章で強く感じました。っというか、そのようなレヴェルが、
本当はオーケストラの本質なのでしょうけど。



これがひどいオケだと、自分の譜面を追うのが精一杯(要するに自宅等での練習不足)という団員さんが多いです。
とても他の楽器を聴く余裕無し。各自が自分のテンポで鳴らす。しかも譜面「ガン見」でも間違う(^^;。
違う音を出す。こうなるとアンサンブルどころではなく、指揮者も交通整理係になってしまい、大変です。
とても音楽をしよう!という状況で無し。全体が一つにならない。


今から20数年前、ある千葉の市民オケにお手伝いに行った時、上記のような感じでした。


勿論、自身の技量の限界もあるでしょう。私だって下手で大変でした。


ただ、それでも全体で今、どのように音楽が動いているのか?それを感じる余裕は欲しいですね。

自宅で練習出来ないというのはありえない言い訳だと思います。

いろいろ工夫すれば、練習は可能なはず。

私が属したオケで、ある方が「仕事で忙しくて練習出来ない」と指揮者に言い訳して呆れました。
休憩時に注意し、また指揮者にも謝りましたが、その方、その後、休団どころか、退団してしまいました(^^;。

もしあまりにも忙しくて練習出来ないというのであれば休団すべき。そんな状態で本番に乗って欲しくない。

新響やシンフォニカ等を聴く度に、本当にここの団員さん達の日々の努力、そして目指す音楽の高さに感服します。
深夜残業の日々でも頑張っている方もいます。

限られた時間を使い、本当に必死に音楽に取り組んでいる。演奏は極めて高い位置。音大生やプロの音楽家と堂々と張り合える。



マラソンの川内選手と同じような感じですね。



先日聴いた真岡オケは、別の状況で頑張っています。

このオケを新響と比較したらさすがに可哀想ですが、震災後、満足な練習場所も確保できず(暖房も無いようなところで
冬の夜にパート練習等)、市民ホールも壊れ、周辺の隣町のホールもしくは残響ほぼゼロの市内の講堂で練習。

それゆえ震災の影響が少なかった他のオケに移った方もいたようです。団創立以来の危機になったとか。
それでも、このオケを離れず、ここで音楽をしよう!という残った団員達が奮闘し、定期演奏会は続いています。

ここって火曜の夜に練習なんですよね。平日夜に練習というのも凄い。都民響もそうですね。

先日の真岡オケの定期演奏会の「ライン」は第4楽章が秀演でした。第5楽章はちょっと音程が
厳しい部分もありましたが、これは仕方ない。でもラストに向かって全団員が熱を帯びていくのを強く感じました。
この半年の辛かった事などを超えて、今、まさに開花する!という感覚。全体が一つになった感じ。
音楽をここで続けてきて良かった!と各自、思ったことでしょう。


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