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山下一史・俊友会管弦楽団 第50回定期演奏会を聴く (2013-5-13 21:15:50)
2013年5月12日(日)
13:00開場/13:30開演
すみだトリフォニーホール
指揮:山下 一史
ヴァイオリン独奏:近藤 薫
チェロ独奏:林 峰男
ブラームス/ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための二重協奏曲イ短調 作品102
マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調
第50回にふさわしく重量級プログラム。
俊友会オケは通常15回ほどの合奏練習で本番を迎えるそうですが、今回は20回を超える練習になったようです。
ブラームスでは、Vnソロの近藤さんが、出だしはやや緊張していたのか(気合い入りすぎていたのか?)..、しかし2楽章からは一気に素晴らしい演奏を奏でてくれました。
林さんのチェロが素晴らしかったです。今、おいくつなのかわかりませんが、そんな年齢による技量低下を全く感じさせない、深い響きを奏でてくれました。
後半のマーラー5番は2002新校訂版(クービック)。ホルンソロが前で吹く版です。他にもいくつか違いがあるようですが。
これはいろいろ議論があるようですね。書簡の中でマーラーが記したというのが、根拠になっているようですが、それならば譜面に記すだろうし...
とも思うのですが、素人にはわかりません(^^;。
今回、ソロHnはコンミスの隣に立って吹かれましたが、ベルを完全に聴衆に向けてお吹きになったので、直接音が耳に迫りました。
私は1F中央前よりで聴いていましたので、本当にストレート。
だいぶ前ですが、インバル・フランクフルト放送響の来日公演で「定位置」でノイネッカーが、とんでもない音量で吹いていたことがありました。私はそのスタイルが好きです。
Tpソロは、さぞかし緊張だろうと思ったのですが、そんな不安はなんのその。冒頭からスパッと決めていて爽快でした。
弦楽器群もよく鳴り(6プルト)、また「ドッペル」のソリストも参加。近藤さんはコンミスのサイド。林さんは3プルあたりで弾いていました。
コンミスの隣で弾くのはどうかなぁ..とも思ったのですが、これほどの難曲ですから、この対応も良かったと思います。ただコンミスより目立っていましたね。
この曲はもう何十回と実演に接しましたが、演奏する方から考えると、どのパートも特級ランクの難しさですね。「全員、ソリスト級が望ましい」というマーラーの言葉も頷けます。
そう易々とこの曲はアマオケでは出来ないと思いました。
「トゥランガリーラ」「グレの歌」等の大曲を演奏したこともある俊友会、今後の更なる発展を期待しています。
このオケを育てた指揮者の堤さんは、3年前からの多系統萎縮症が進行していて、大変なようです。
本日のプログラムに明記されていました。
昨年は演奏会前に車椅子で押してもらいながら、開演前にいらしてましたが、今回はお姿を見ることは出来ませんでした。
堤さんの指揮する演奏会はシティフィル定期でもよく接しました。少し私の好みとは違うなぁ..と思ったものの、それと健康問題は別です。
今、この症状への確固たる治療法はないようですが、一日も早く、治りますように。
13:00開場/13:30開演
すみだトリフォニーホール
指揮:山下 一史
ヴァイオリン独奏:近藤 薫
チェロ独奏:林 峰男
ブラームス/ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための二重協奏曲イ短調 作品102
マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調
第50回にふさわしく重量級プログラム。
俊友会オケは通常15回ほどの合奏練習で本番を迎えるそうですが、今回は20回を超える練習になったようです。
ブラームスでは、Vnソロの近藤さんが、出だしはやや緊張していたのか(気合い入りすぎていたのか?)..、しかし2楽章からは一気に素晴らしい演奏を奏でてくれました。
林さんのチェロが素晴らしかったです。今、おいくつなのかわかりませんが、そんな年齢による技量低下を全く感じさせない、深い響きを奏でてくれました。
後半のマーラー5番は2002新校訂版(クービック)。ホルンソロが前で吹く版です。他にもいくつか違いがあるようですが。
これはいろいろ議論があるようですね。書簡の中でマーラーが記したというのが、根拠になっているようですが、それならば譜面に記すだろうし...
とも思うのですが、素人にはわかりません(^^;。
今回、ソロHnはコンミスの隣に立って吹かれましたが、ベルを完全に聴衆に向けてお吹きになったので、直接音が耳に迫りました。
私は1F中央前よりで聴いていましたので、本当にストレート。
だいぶ前ですが、インバル・フランクフルト放送響の来日公演で「定位置」でノイネッカーが、とんでもない音量で吹いていたことがありました。私はそのスタイルが好きです。
Tpソロは、さぞかし緊張だろうと思ったのですが、そんな不安はなんのその。冒頭からスパッと決めていて爽快でした。
弦楽器群もよく鳴り(6プルト)、また「ドッペル」のソリストも参加。近藤さんはコンミスのサイド。林さんは3プルあたりで弾いていました。
コンミスの隣で弾くのはどうかなぁ..とも思ったのですが、これほどの難曲ですから、この対応も良かったと思います。ただコンミスより目立っていましたね。
この曲はもう何十回と実演に接しましたが、演奏する方から考えると、どのパートも特級ランクの難しさですね。「全員、ソリスト級が望ましい」というマーラーの言葉も頷けます。
そう易々とこの曲はアマオケでは出来ないと思いました。
「トゥランガリーラ」「グレの歌」等の大曲を演奏したこともある俊友会、今後の更なる発展を期待しています。
このオケを育てた指揮者の堤さんは、3年前からの多系統萎縮症が進行していて、大変なようです。
本日のプログラムに明記されていました。
昨年は演奏会前に車椅子で押してもらいながら、開演前にいらしてましたが、今回はお姿を見ることは出来ませんでした。
堤さんの指揮する演奏会はシティフィル定期でもよく接しました。少し私の好みとは違うなぁ..と思ったものの、それと健康問題は別です。
今、この症状への確固たる治療法はないようですが、一日も早く、治りますように。
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