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走りきる 直線道路 日本一(詳細完走記その2) (2013-5-12 23:23:20)
奈井江駅前を通過します。12時40分でした。予定では12時38分でしたから、2分遅れまで戻しました。でもかなり足が重くなってきています。
ここから道の駅までは1kmあまりだったはずです。もう数分走れば10分間の休憩をとれます。そう自分を奮い立たせようとするのですが、足が思うように動きません。これが休憩でどれだけ回復するかが勝負です。
ところがこの間がとても長く感じます。信号に引っかかる機会も多かったのですが、引っかかるたびにホッとして休憩します。
そんなことを繰り返しながら走っていくと、ようやく中間点のモニュメントが見えてきました。
ここにはちょうど道の駅があります。ここで10分間の休憩です。
建物に入って一息つき、時間を確認します。すると12時50分でした。予定は12時45分ですから遅れは5分に拡大しています。10分も休んでいられません。トイレだけ利用してスポーツドリンクを1本買って、すぐにコースに復帰しました。
予定の時間はキロ7分で単純計算をしています。でも走るペースは後半の方が遅くなるはずです。中間点で遅れているということは、後半はもっと遅れが拡大するはず・・・。バスの発車時刻まで多少の余裕がある計画をたてていますが、はたしてその余裕の中で収まるのでしょうか。
ちょっと危機感を感じながらのランとなりました。
このあとのチェックポイントは豊沼駅と砂川駅です。リタイアポイントとしては砂川駅が最後です。これを過ぎると滝川まで駅はありません。そして砂川を過ぎるとまもなく北菓楼があります。ここが2度目のレストポイントです。北菓楼でソフトクリームを食べることだけを楽しみに、足を前に運びます。
豊沼駅を通過する頃にはかなりダメージを感じるようになり、リタイアも頭をよぎります。幸か不幸か豊沼駅の駅舎は国道と反対側のため、少し迂回していかねばなりません。それが面倒でとりあえず砂川に向かうことにしました。
もうこのあたりでは時間のチェックもしなくなりました。いや、できなくなりました。もう何も考えられなくなりました。
疲れきった体に延々と続く直線。精神的にしんどくなります。でも弱った足には直線であることは悪いことではありません。かえってカーブの連続の方が苦しかったかもしれません。
奈井江の道の駅から豊沼駅は約3.6km。豊沼駅から砂川駅は約3.2km。たいした距離ではないはずですが、とても遠く感じます。そして自分の足が自分のものではないような感覚です。
どうにか砂川駅にたどりつきました。
ここでリタイアをするか、最後まで走るか、思案のしどころです。ここまで約23km。最後まで走るにはまだ9kmあります。
でもここでやめてしまうと、あれほど楽しみにしていた北菓楼のソフトクリームを食べられません。どうしましょう・・・。
食い意地が勝ちました。ここから北菓楼まではあと2kmあまり。ここまで来て諦めるわけにはいきません。最後のリタイアポイントを通過しました。
このあと北菓楼まで何分かかるかわかりません。北菓楼から滝川まで6km以上あります。走りきれるかどうかわかりませんが、たとえ予定しているバスに間に合わなくても、次のバスに乗ればいいんです。次のバスまで時間があれば、高田屋に行ってチャップ丼を食べていればいいでしょう。
そんなことを考えながら走っていました。
やがて目的の北菓楼に到着しました。
そしてソフトクリームを注文し、外で食べます。
食べながら時間を確認すると14時10分でした。北菓楼の到着予定時刻は14時01分でした。そして10分の休憩時間を見込んでいますから、出発予定時刻は14時11分です。思ったほど遅れてはいません。急に元気が出てきました。
急いでソフトクリームを食べ終えてコースに戻ります。走るペースはあがりませんが、思ったほどペースは落ちていないことがわかったので、前に進む気力が湧いてきました。苦しみながらも前に進む・・・サロマの60km過ぎを走っているような気分です。あの苦しさに耐えながら走るシミュレーションになりました。
北菓楼から滝川バスターミナルまでは6kmあまりありますが、直線区間の終点までは約4kmです。まずはこの終点を目指して最後の力を振り絞りました。
JR函館本線にかかる跨線橋をわたり、かつての直線区間の終点を越え、空知川にかかる橋を渡ると反対車線に終点のモニュメントが見えてきました。
よう頑張った。距離的にはフルマラソンよりも短い距離だけど、足をなくしてからも頑張ったことはサロマでもきっと生きるはずです。
こちら側の歩道脇、しかも本当に直線区間の終点近くには、別の表示もありました。
この表示の横を通過しながら思わずガッツポーズをしてしまいました。
残すはバスターミナルまでの2kmあまりです。たった2kmなのですが、足をなくしてしまってますからこの2kmはとても遠く感じました。しかもこんな時に限って信号の流れが良く、なかなか赤信号で止めてくれません。
それでも最後まで歩かずに、ゴールのバスターミナルに到着しました。
到着時刻は15時05分です。予定より10分ほど遅れましたが、予定していたバスには十分間に合いました。
今シーズン初の30km走の舞台に選ぶには直線29.2kmというのはちょっと厳しかったかもしれませんが、苦しみながらもどうにか走りきれたことは今後への自信につながりました。今月はもう一度30km走を実行して、来月のウルトラ月間に備えたいと思います。
ここから道の駅までは1kmあまりだったはずです。もう数分走れば10分間の休憩をとれます。そう自分を奮い立たせようとするのですが、足が思うように動きません。これが休憩でどれだけ回復するかが勝負です。
ところがこの間がとても長く感じます。信号に引っかかる機会も多かったのですが、引っかかるたびにホッとして休憩します。
そんなことを繰り返しながら走っていくと、ようやく中間点のモニュメントが見えてきました。
ここにはちょうど道の駅があります。ここで10分間の休憩です。
建物に入って一息つき、時間を確認します。すると12時50分でした。予定は12時45分ですから遅れは5分に拡大しています。10分も休んでいられません。トイレだけ利用してスポーツドリンクを1本買って、すぐにコースに復帰しました。
予定の時間はキロ7分で単純計算をしています。でも走るペースは後半の方が遅くなるはずです。中間点で遅れているということは、後半はもっと遅れが拡大するはず・・・。バスの発車時刻まで多少の余裕がある計画をたてていますが、はたしてその余裕の中で収まるのでしょうか。
ちょっと危機感を感じながらのランとなりました。
このあとのチェックポイントは豊沼駅と砂川駅です。リタイアポイントとしては砂川駅が最後です。これを過ぎると滝川まで駅はありません。そして砂川を過ぎるとまもなく北菓楼があります。ここが2度目のレストポイントです。北菓楼でソフトクリームを食べることだけを楽しみに、足を前に運びます。
豊沼駅を通過する頃にはかなりダメージを感じるようになり、リタイアも頭をよぎります。幸か不幸か豊沼駅の駅舎は国道と反対側のため、少し迂回していかねばなりません。それが面倒でとりあえず砂川に向かうことにしました。
もうこのあたりでは時間のチェックもしなくなりました。いや、できなくなりました。もう何も考えられなくなりました。
疲れきった体に延々と続く直線。精神的にしんどくなります。でも弱った足には直線であることは悪いことではありません。かえってカーブの連続の方が苦しかったかもしれません。
奈井江の道の駅から豊沼駅は約3.6km。豊沼駅から砂川駅は約3.2km。たいした距離ではないはずですが、とても遠く感じます。そして自分の足が自分のものではないような感覚です。
どうにか砂川駅にたどりつきました。
ここでリタイアをするか、最後まで走るか、思案のしどころです。ここまで約23km。最後まで走るにはまだ9kmあります。
でもここでやめてしまうと、あれほど楽しみにしていた北菓楼のソフトクリームを食べられません。どうしましょう・・・。
食い意地が勝ちました。ここから北菓楼まではあと2kmあまり。ここまで来て諦めるわけにはいきません。最後のリタイアポイントを通過しました。
このあと北菓楼まで何分かかるかわかりません。北菓楼から滝川まで6km以上あります。走りきれるかどうかわかりませんが、たとえ予定しているバスに間に合わなくても、次のバスに乗ればいいんです。次のバスまで時間があれば、高田屋に行ってチャップ丼を食べていればいいでしょう。
そんなことを考えながら走っていました。
やがて目的の北菓楼に到着しました。
そしてソフトクリームを注文し、外で食べます。
食べながら時間を確認すると14時10分でした。北菓楼の到着予定時刻は14時01分でした。そして10分の休憩時間を見込んでいますから、出発予定時刻は14時11分です。思ったほど遅れてはいません。急に元気が出てきました。
急いでソフトクリームを食べ終えてコースに戻ります。走るペースはあがりませんが、思ったほどペースは落ちていないことがわかったので、前に進む気力が湧いてきました。苦しみながらも前に進む・・・サロマの60km過ぎを走っているような気分です。あの苦しさに耐えながら走るシミュレーションになりました。
北菓楼から滝川バスターミナルまでは6kmあまりありますが、直線区間の終点までは約4kmです。まずはこの終点を目指して最後の力を振り絞りました。
JR函館本線にかかる跨線橋をわたり、かつての直線区間の終点を越え、空知川にかかる橋を渡ると反対車線に終点のモニュメントが見えてきました。
よう頑張った。距離的にはフルマラソンよりも短い距離だけど、足をなくしてからも頑張ったことはサロマでもきっと生きるはずです。
こちら側の歩道脇、しかも本当に直線区間の終点近くには、別の表示もありました。
この表示の横を通過しながら思わずガッツポーズをしてしまいました。
残すはバスターミナルまでの2kmあまりです。たった2kmなのですが、足をなくしてしまってますからこの2kmはとても遠く感じました。しかもこんな時に限って信号の流れが良く、なかなか赤信号で止めてくれません。
それでも最後まで歩かずに、ゴールのバスターミナルに到着しました。
到着時刻は15時05分です。予定より10分ほど遅れましたが、予定していたバスには十分間に合いました。
今シーズン初の30km走の舞台に選ぶには直線29.2kmというのはちょっと厳しかったかもしれませんが、苦しみながらもどうにか走りきれたことは今後への自信につながりました。今月はもう一度30km走を実行して、来月のウルトラ月間に備えたいと思います。
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