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トピック |
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| ふれっぷ |
投稿日時: 2007-11-14 13:47 |
- 運営スタッフ
- 登録日: 2007-3-5
- 居住地: 北海道
- 投稿: 1614
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- 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
- 村上春樹のエッセイ。「ランニング」を軸に書かれた「小自伝」。
こうめさんが紹介していたので、私も読んでみた。
もちろん、図書館から借りて。（＾＾;;
で、思いがけなく彼と私の共通項をいくつか発見しました。
彼が走り始めたのが１９８２年。
私が走り始めたのが１９８３年。
彼は５０代（後半）。
私も５０代（前半）。
彼の最近のフルマラソンの記録は４時間ぐらい。
私の最近のフルマラソンの記録も４時間ぐらい。
彼はトライアスロンをやっている。
私はトライアスロンをやっていた。
彼は飲食店をやっていた。
私は飲食店をやっている。
(しかしながら、これは大きな違いです。彼は「流行っていた」店から作家に転進したのですが、私は「流行っていない」店を営業し続けているわけですから。)
村上の小説は一冊も読んでいません。あの「ノルウェイの森」ですら。
「シドニー！」は読んだけど、あれはルポでした。
と、言うわけで、彼が走ることについて語るとき、いちいち「ふんふん、そうそう」と、ひどく納得できるのです。彼のランニングの心象風景がすんなりと私の心象風景と重なるのです。もっとも、それは彼の筆の力によるものであるのかもしれませんが。
そして、現在の彼の姿は、「老いること」に諦観した、あるいは覚悟を決めた、しかしながら「腑に落ちない」顔をして走り続けているランナーです。
この本から、ランニングに関する新たな知見を得ることはありません。
誰に薦めればよいのでしょう。ハルキストなら、とっくに手にとっているでしょうし。
とはいえ、一気に読めた本です。「読んで損した」とはならない、と思います。
【勝手にお薦め度】
★★★☆☆
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ふれっぷ＠北海道
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| くまぼう |
投稿日時: 2007-11-15 1:01 |
- 登録日: 2007-4-13
- 居住地: 東濃
- 投稿: 759
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- Re: 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
- 村上春樹は何冊か読みましたが、いま一つしっくり理解できてません。部分的には共感するところがありますが、1冊読み終わって、この本はなんだったんだろうか、と？マークだらけ。
エッセイ、ルポの類はまだ読んだことないですけど、そんな私でも「読んで損した」とはならない、ですかね、、、
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| ふれっぷ |
投稿日時: 2007-11-15 9:11 |
- 運営スタッフ
- 登録日: 2007-3-5
- 居住地: 北海道
- 投稿: 1614
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- Re: 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
- くまぼうさん、まいど。
「シドニー！」は、オリンピックのルポでそこそこ面白かったです。
＞この本はなんだったんだろうか
一言で言えば「黄昏ランナーの繰り言」かな？（＾＾;;
(ゴメン、ハルキストの皆様)
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ふれっぷ＠北海道
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| たしろ |
投稿日時: 2007-11-15 16:07 |
- 登録日: 2007-10-16
- 居住地: 北海道
- 投稿: 13
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- Re: 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
- はじめまして、たしろと申します。
件の本は僕も読みました。
ランナーとして共感できる(「うんうん、そうそう。そうなんだよな」とか「ああ、ハルキも同じかぁ」とか思う)ところが多いです。
ただ、ランナーであり、かつ、小説家である彼は走ることと書くことの関連性について彼の思いを書いているのですが、小説家ではない僕には分からない関連付けでした。
あと、彼はマラソン>ウルトラマラソン>トライアスロンと負荷増大の道を歩みつつ興味の対象もどこかトライアスロンに移行しつつあるようです。
僕の周りを見ても彼と同じ道をたどっている(たどろうとしている)ランナーを見かけます。おそらく、そういう道のりはランナーの習性なのかもしれないなぁ...と読みながらおぼろげながらに感じました。
僕はウルトラマラソンを走ったことはないので分かりませんが、ウルトラマラソンにはフルマラソンでいうところの35kmの壁みたいなものが75kmくらいにあるらしいです。
もし、一般的なランナーの道のりがマラソン>ウルトラマラソン>トライアスロンというなら、一読して損はないように思います(予習の意味で)。
また、既にウルトラランナーであり、トライアスリーターなら各所に「うんうん、そうそう。そうなんだよな」とか「ああ、ハルキも同じかぁ」と共感できる本だと思います。そういう意味でランナーには一読の価値はあると思います。
それはそうとハルキストには恐縮ですが、僕はこの本以外に村上春樹の本を読んだことがありません。この本をきっかけに他の著作を読もうと図書館でパラパラめくってみましたら「面倒くさい描写や表現」が多く馴染めませんでした(汗)。
そういう印象を持ってこの本について振り返るとそうした彼の特徴である書き方(面倒くさい)はランナーにとっては「ごく普通の描写」であったり「ごく普通の表現」を言い当ててくれているように思います。
なので、読んで「損はない」。僕の評価は★★★★☆(星４つ)です(笑)。
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たしろ＠とかちｅＲＣ
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| ケイタロー |
投稿日時: 2007-11-15 18:07 |
- 運営スタッフ
- 登録日: 2007-3-5
- 居住地: 京都
- 投稿: 1253
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- Re: 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
- ふれっぷさん、みなさん、こんにちは。
思わず出てきました。
村上は「ハルキスト」なんて言葉のない頃から追いかけている、大好きな作家の一人です。
一部の翻訳以外すべて読んでいますが、今まではランニングと音楽についてはほとんど語らないことがクールでよかったのに・・・ついに書いたか、という思いです。
年のせいか、焼きが回ってきたようで。 
と言っても、かつてはサブ3.5で走っていた小説家。
ランナーでこそ共鳴できる、思わず膝を打つ文章が随所にありますね。
おそらく思索と運動は密接に関係していて、本人は書いていないけれど、走りながら文章が浮かぶことも多いのではないでしょうか。
比べるのはおこがましいけれど、僕も走りながら考えがまとまることがよくあります。
ちなみに『ノルウェイの森』は、作品群のかなり下位に位置していると、僕は思っています。
ハルキストには申し訳ないけれど。
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ケイタロー（京都・桃山）
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| こうめ |
投稿日時: 2007-11-15 21:05 |
- 登録日: 2007-3-28
- 居住地: 北海道の田舎町
- 投稿: 1878
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- Re: 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
- ふれっぷさん、ほか黄昏がわかる年代になりつつあるいい男の皆さんも読まれたのですね（笑）
私は、彼の作品が「面倒くさい描写や表現」と感じることもなくすんなりあれこれ読んでいました。
で、今回の作品は・・・。
まあ、一気読みでした。で、2回目じっくり読んでます。
トライアスリートだったとかお店やってるとか、年代が近いとか何かと共通点があったので、ふれっぷさんの事思い出しましたよ。
走り出した年代もほぼ一緒でしたか。
走ることについて自分が考えていることをまとめようとすると、全然うまくいかなくて地団駄踏みますが、村上春樹氏はこんな風に表現するんだ〜、なるほど〜と思いました。
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| くまぼう |
投稿日時: 2007-11-16 0:12 |
- 登録日: 2007-4-13
- 居住地: 東濃
- 投稿: 759
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- Re: 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
- 黄昏がわかる年代にはまだ遠いと思っているので
理解できていないのかもしれませんが、
皆さんのコメントを見ていたら、無性に読みたく
なってきました。
すっかり走る気力を無くして、ズボンを新調し続ける
今日この頃ですが、復活するだろうか、、、
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| ふれっぷ |
投稿日時: 2007-11-16 10:23 |
- 運営スタッフ
- 登録日: 2007-3-5
- 居住地: 北海道
- 投稿: 1614
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- Re: 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
- たしろさん、こんにちは。まいど、おこしやす。（＾＾）
＞彼の特徴である書き方(面倒くさい)はランナーにとっては「ごく普通の描写」であったり「ごく普通の表現」を言い当ててくれているように思います。
このあたりに、彼の筆力を感じるんですよね。
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ふれっぷ＠北海道
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| ふれっぷ |
投稿日時: 2007-11-16 10:35 |
- 運営スタッフ
- 登録日: 2007-3-5
- 居住地: 北海道
- 投稿: 1614
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- Re: 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
- ケイタローさん、まいど。
＞僕も走りながら考えがまとまることがよくあります。
最近は、あんまりないな・・。と思ったら。
そもそも、走ってなかったり・・。（＾＾;;
私も焼きが回ってきたようで。
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ふれっぷ＠北海道
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| ふれっぷ |
投稿日時: 2007-11-16 10:51 |
- 運営スタッフ
- 登録日: 2007-3-5
- 居住地: 北海道
- 投稿: 1614
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- Re: 【本】「走ることについて語るときに僕の語ること」
- こうめさん、まいど。黄昏がわかる年代です。（＾＾;;
店を開けるまでも思い出したように走っていたのですが、この商売を始めてから肉体的な鍛錬の必要性をひしひしと感じて、で、ランニングに行き着いた事情や心の動きも彼とぴったり重なっていたりします。
＞トライアスリートだったとかお店やってるとか、年代が近いとか何かと共通点があったので、ふれっぷさんの事思い出しましたよ。
ありがとうございます。（＾＾ヾ
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ふれっぷ＠北海道
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