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10.トレラン&オリエンの部屋 : 「第2回トレニックワールド100mile & 100km in彩の国」(100kmの部)完走記

投稿者 トピック
XJR13クジラ
  • 登録日: 2007-3-28
  • 居住地: 神奈川県横浜市
  • 投稿: 1042
「第2回トレニックワールド100mile & 100km in彩の国」(100kmの部)完走記
 初物に弱いクジラが、初エントリーでメタメタになりながらも何とか完走できたので、久々に完走記をUPします。

 UTMFの参加ポイントが欲しくて、またUTMFへのステップとして「100Kmトレイル位は、踏んでおかないとね」との思いからエントリーした表記レース。人生最長距離(106Km、累積高低差5975m)&貫徹必須の長時間workに不安でしたが、26時間27分、全体:411人中94位、部門別:103人中19位 にてFINISHしました。

 昨年末より肺の調子がイマイチで、1〜3月は全く練習にならず、4月の富士五湖も第一関門でシャットアウトを喰らう。正直、この時点では表記レースを諦めていました。でも「山ならイケルかもね」と思って、例年よりも1ヶ月遅れでトレイルを再開する。まぁ、ヘロヘロになる訳ですが、脚には来るけれど肺には来ない。「これはイイんじゃない?」と週末毎に30Km程度のトレイルにて急仕上げを試み、体調確認として前週に小田急箱根湯本→外輪山西回り→金時山→JR山北 に行ったら、今度は左膝外側に腸脛靭帯炎を発症するが、肺はそれほど苦しくない。これは過去にも経験があったので1週間で何とか抑え込み、雨の心配が無い=DNSの理由も無いので、会場へ前日移動する。

 主催者事情もあるのでしょうが、同日開催の100maileのスタートは07:00、100Kmは2時間遅れの09:00で、既に汗が浮かぶような状況の下でスタートするが、開始直後のロードで既に滝汗。先は長いから初めからユルユルで「登りは頑張らないし、下りは臆病な位に丁寧に、熱中症には要注意」を肝に進みます。ザクザクと抜かれるし、追跡者にはバンバン道を譲りますが、完走狙いのクジラは全く気にしない。序盤はチョイチョイ生じた渋滞も「まだまだまだ先は長いから、休めて丁度イイ」と考える。

 気温は高いですが湿度が低いせいかトレイル内はとても涼しく快適。でも繋ぎのロードでは上下からの熱波がとても厳しく、始まって20Kmで既に「生き残りレース」の様相を呈してくる。小銭帯同で走ってますから、路傍のバス停や駅に囚われそうになること複数回。でも「みんな同じだし、mileの選手はもっと辛い下でコース上に居る」と思い直し、休みを入れながらエイドを楽しみに移動を継続しました。

 エイドでは給水給食も重要ですが、全身水被りが実に気持ち良い。「次のエイドで止めよう」と思っていても、給水給食して腹を落ち着ける為に5分ほどゴロ寝していると、「次のエイドまで行ってみるか」の気が沸いてきて再スタートします。その後も登りは休みつつ、直ぐに降りられる沢を見つけては、水被りして進みます。16:00を回るとロードも涼しくなり、緩やかな下り斜面を駆けるのが実に気持ちイイ。前半の終盤にライトを点灯して、折り返しまで辿り着きましたが、この時点で止める気が半分です。

 身体を拭いて自己マッサージやストレッチをして、10分程転がっていたらチョット回復した気がしたし「めったに出来ない夜間トレイルを放棄するのは勿体無い」的な貧乏根性も手伝って、30分の滞在で再スタートする。日中に比べれば格段に涼しくて、動いている身としてはTシャツで十分なありがたい気温。響き渡るカエルの大合唱、山中に輝く瞳(シカ、タヌキ、テン、かな)、田舎の山中の降るような星空に、癒されながらビビりながらの夜間セクションは、ボッチ走でも実に楽しい。12月の伊豆トレイルでは終盤にコースをミスっているし、日中セクションでも曲がり損ないを3度も声掛けされていたので、チョットでも不安になったら立ち止まりor戻ったりしてランナーの出現を待ち、確認しては進みます。コースロストは心が折れちゃいますからね。

 夜が明けて初めのエイドは、東武線駅近傍の神社。感覚的にはダダ下りなペースと残り時間・距離との関係が冷静に計算できず、エイドスタッフと同席ランナーに「間に合いますかね?」と尋ねたら、「大停止しなければ、歩いても十分に間に合いますよッ!!」との回答。それでも不安で山中ロードで出会った女性ランナー群に「制限8時間で残り18Km、間に合いますかね?」と聞いたんですが、逆に「あのレースですよね」「誰々は居ました?(判るハズ無し)」「これ(パウンドケーキ)食べて下さい」との質問攻め。この辺が一番キツかったし、ボッチ走だったから、疲れていたけど実に楽しかった。

 時計は見えなくなったけど(後記を参照)、完走が目に見えてからは行動にも余裕がでるし、エイドでもユックリ滞在できた。5分程のゴロ寝は問題無し。最終エイド以降の区間を読み違えていた(クジラ想定10.5Km、実際は8.8km)ことも幸いして、最終区間は散歩して炎天下の最終ロードへ。ここで傍らを「ビュン!!」と抜いていく女性ランナー二人。全エイドを堪能(良く食べる)し、102Kmを通過してもなお、フツーのロードレースの様に走っていく後姿を、「そんなに頑張ると痩せちゃうよぉ〜」と負け惜しみを吐きつつお見送り。

 長丁場だから歓迎の声は疎らだけれど、それでもスタッフや選手の拍手に迎えられて、無事にゴールしたのでした。あぁ〜疲れたよ。風呂で汗を流し、スタッフの皆さんに感謝しつつ、パラパラと戻って来るランナーに拍手を送りながら、会場を後にしたのでした。これでUTMFのポイントも確保できたし、このレースへの感謝も含めて、ハセツネはスタッフに回ろうかな。

 トレイルは走る必要はありません。歩き続ければOKなレースが沢山あります。夏場でもトレイル練習は涼しいですよ。機会あれば、ぜひお試し下さいね。

レース四方山話

・明け方の山中は鳥達の合唱会。クジラはこの手には疎いのですが、夕方に最後まで鳴いていたのも、朝一で鳴き始めたのもホトトギスでした。

・記録はエプソンのSF-810。無充電では最後まで無理なので、前半後のエイドで充電したら、その瞬間に記録が止まる。電池容量80%で再スタートしたら最後まで持たず、且つ時計表示もしなくなった。これは不安10倍。時計は表示してよね。

・暑さで早々に胃がやられて、持参固形物で食した物は前後半の開始早々に食した「スニッカーズmini」と「カロリーメイト」のみ。コース上は飴と自作ジェルで凌ぎ、エイドのコーラや素麺などしか胃に入らなかった。コーラとジェルで凌いだのは、去年の野辺山と同じ。コーラの高カロリーを再認識です。

・帰路で缶ビール350mLを飲んだら、気持ち悪くなって途中下車してリバーズ。胃腸が全損。ダメージは野辺山より大でした。

・後半に抜かれるランナーの背を見送る度に「もうこのランナーには追い付けまい。登りは亀、下りはビビり、下り緩斜面も歩いちゃったら、もう何も残らない」と、チョットスラムダンク的な発想が浮かぶ(by 三井)。

・スタート位置も中盤以降だし、序盤にザクザク抜かれたから、基本的には「ドベ争い」かと思っていたら、予想以上の高順位でビックリ。でも抜いた結果で順位が上がる感覚は無し。突っ込んでリタイヤした選手が多かったんでしょう。

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