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おやま |
投稿日時: 2013-7-27 13:04 |
- 登録日: 2007-4-14
- 居住地: 石川県白山市
- 投稿: 955
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- 第66回富士登山競走 未完走記
- 第66回富士登山競走 未完走記
3年ぶり5回目の出走でしたが、山頂ゴール関門に14分遅れ、人生初のDNF(Do Not Finish:未完走)となりました。
2年前から参加費が1万円に値上がりして、「エイドで出るのは水だけなのに1万円かあ」と参加を見送っていたが、今年は3カ月でグランドスラム(6月サロマ100kmサブテン、7月富士登山競走サブフォー、8月北海道サブスリー)を目標としたのでエントリした。
3年前までは、frunの山の神、やまちゃんの車に同乗してテント泊だったので宿の心配をしなくてよかったが今回は単独行。7月になってから宿を探すが当然確保できず、で、レンタカーを借りて車中泊とした。
朝4時起床。駐車場の小学校の周りを軽くジョグする。いかにも富士登山競走なランナーが続々と集結してきた。6時30分、準備完了してBブロック中間点付近にて友人のチームと一緒に並んで座る。さほど暑くない、いいコンディション。
開会セレモニーが始まる。「ただいまの山頂の気温4℃、風速10m」にどよめきが起きる。ランシャツランパンとしたが足を止めると体温下がるな、と心配する。続いて壇上(クレーン)に上がったのは富士吉田の消防団のあのお方じゃなくて谷川真理さん。挨拶の後、気合をいれますということで「がんばろ〜、お〜」を3回。気合入らず(苦笑)。やはり富士登山競走といえばあのお方の「われわれは〜今日の日の為に〜周りの目を気にせず〜練習してきました〜」で始まる演説と「えいえいおー」でしょう。来年は復活を切望する。
7時スタート。 中の茶屋(7.2km 標高+340m)を40分で通過。やや抑えてはいったのでまあまあ。しかしここから馬返しまでの山道に入ると足が重くなる。馬返し手前で歩きが入ってしまった。この時点で目標をサブフォーから完走へ。4時間30分を一定の負荷で走りきることにに切り換えた。
馬返し(10.8km +680m)を1時間8分台で通過。遅れは5分、なんとかなると思っていた。周りのペースに合わせて、というか、それがいっぱいいっぱいで進む。五合目手前のロードに出るところで渋滞、ちょうどいい休憩とあせらず。
五合目関門(15.0km +1460m)を通過。時計を見ると2時間15分。えっ??と思ったが一定負荷で行けば間に合うと思っていた。周りのランナーの会話で「大丈夫ですかね」「いやあ厳しいでしょう」と聞こえてきた。ここで友人が書き込んでいた「諦めたらそこで、試合終了ですよ」が浮かんできた。 6合目から7合目の砂礫地獄を、やまちゃんに教えてもらった超ピッチ走法で進む。ただし息があがり心拍maxとなり超がつけられないただのピッチ走法となる(苦笑)。7合目から8合目の岩場を四つんばいになり、時には鎖を使い、足を止めるな、と言い聞かせながらよじ登る。 8合目関門の山小屋がはるか上のほうに見えたころ、「8合目、15分!」と繰り返す声援。15分で行ける距離なのか?と思って時計をみたら、関門まで15分、の意味だった。 心拍max状態で岩場をよじ登る。足を止めるな。 上の方からマイクで「関門閉鎖まであと3分です〜。ご理解ください〜」とオフィシャルの声。理解なんかできるか。 「関門閉鎖まであと2分〜」。ここで関門に間に合わなければ楽になれる、と一瞬思ったのは事実。 「あと1分〜」。あきらめたそこで、試合終了ですよ。最後の階段を必死にかけ上がる。
八合目関門(19.0km +2590m)通過。通過できたらしい。後でネットで見ると閉鎖4秒前。 あと30分。9合目の白い鳥居と山頂のゴールが見える。30分で山頂まで登ったことは無い、が、あきらめてはいなかった。九合目までは苦手な砂礫、そこから先は得意な岩場。九合目で10分残っていればいける、そう思いながら九合目までの砂礫をピッチ走法で進む。何人かのランナーを抜いた。酸素が薄いためか時々意識が飛びそうになった。 九合目の鳥居で時計を見た。4時間28分台、あと2分足らず。ここで諦めた。 その後は富士山の溶岩や岩の固さを手で感じながら、登山者の声援をありがたく思い、ゆっくりと登った。山頂の狛犬の鼻をなでて、かたづけのはじまっていた青いマットを踏んだ。手元の時計で4時間45分。
山頂で350mlの缶ビールを飲んだ。ほろ苦かった。TARAさん達のゴールを祝福して一緒に写真を撮ってもらった。やまちゃんとは恒例の日本一の握手ができなかったなあ。
6月サロマの後、疲労感が大きく練習の手を抜いたのが敗因です。富士登山競走は甘くない。 試走をするのが一番でしょうが、過去のレースでは試走なしでサブフォー完走しています。石川ならば4月から6月は獅子吼ロード(9.5km +650m 53分)、犀鶴林道(6.5km +500m 43分)を、7月は白山登山走〜市ノ瀬(820m)から山頂(2702m)または室堂(2450m)、が必要かと。特に高地順応の為、7月の登山はやるべき。
来年リベンジします。
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